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2006年03月07日
札幌鹿又さん一行日本料理店:「越日交流委員会」開催
晴れのち曇り
午前8時半、「越日交流委員会」を開催。
出席者:
・ニエン(「越日交流委員会」委員長:フエ市人民委員会外務部長)
・小山(同副委員長:JASS代表)
・セン(「越日交流委員会」委員:「子どもの家」担当)
・イックホアン(「越日交流委員会」委員:オートバイ修理工場担当)
ーーー
(オブザーバイー)
・バオミン(JASSベトナム事務所長:通訳)
・クン(フエ市人民委員会外務部副部長)
今日の「越日交流委員会」の議題はODA草の根支援を受けた
縫製研修工場の建築工事の件。
フエはベトナムでも一番「複雑」な手続きが要求される。
日本大使館に認証された縫製研修工場の設計図を
トゥア・ティエン・フエ省建築ライセンス機関に提出し
建築のための正式ライセンスを取得する手続きが必要である。
フエ省・フエ市での複雑な建築に向けての手続きの細かい
意思統一を行う。
現在の予定では建築許可ライセンスを取得するまでに
2週間から1ヶ月ほどかかる。その後、建築会社との打ち合わせ。
工事開始から建築完了まで6ヶ月を予定している。
現在の所、建築完了を2006年10月と見ている。
今までの体験だと「半年で完了」の予定が2年半かかった
こともある。ある時は、途中で工事への横槍が入り、
工事がストップしたこともあった。
今まで建築許可ライセンスを取るだけで
大変な時間と労力が必要だった。日本のように簡単な手続きで
物事が進むと言う国のシステムではない。社会主義官僚
システムの極地をいくような地域がフエである。
建築開始までにかなりの紆余曲折があるとの心構えが
必要。
午前11時半、日本料理店にJASS札幌の会の関係者一行
(4人)が来訪。昼食を摂る。
鹿又さん、佐々木さん、松山さん、堂田さん、ミンさん、
私の6人で午後3時まで昼食交流会。
今日のメニューは
★フダビールの「生ビール」
①付け出し(甘酢らっきょ:カワハギ干し:ピーナッツ)
②枝豆
③小魚の甘辛煮
④手作りのぬか漬け(ニンジン・きゅうり・大根)
⑤そうめんサラダ(徳岡スペシャル)
⑥ごはん・味噌汁
⑦デザート
⑧緑茶
(①~⑧までのコースで25000ドン:200円)
今日のメニューにある「徳岡スペシャル(そうめんサラダ)は
お客さんからいつも好評である。美味しいおつまみとおかずで
生ビールを飲んで、仕上げの「徳岡スペシャル(そうめんサラダ)
でしめる。2月15日の日本料理店開店以来、そうめんサラダと
牛すじ煮込みがお客さんから一番好評だった。
そうめんサラダは鳥取の徳岡和枝さんが日本料理店に来て
直接教えてくれたもの。徳岡さんへのお礼と感謝を込めて
「徳岡スペシャル(そうめんサラダ)」と命名した。
これからも「1日」「半日」数時間」でも時間のある方は
是非日本料理店へお越し頂き「自慢の一品」家庭料理を
教えて頂きたい。
私たちの日本料理店は「専門の料理人」をおかず、全て
ボランティアで少しずつ学びながら、「子どもの家」の
子どもたちを育てていくという方式の日本料理店
である。お金儲け第一主義を排し、子どもたちと
ベトナム人スタッフを育て、「子どもの家」の子どもたち
の就職口、自立へのステップとして日本料理店を
位置づけている。その眼目は「人を育てる」ということに
尽きる。効率が悪くても時間がかかっても上記の
目標を常に堅持し、日本料理店を運営ししていきたい
と思っている。
日本料理店の値段は、バックパッカー、ベトナム料理に
ちょっと飽きた日本人、日本料理が恋しくなった日本人、
そして地元のベトナム人が気軽に入って食べられる値段を
設定。現在は開店サービスもありかなり安い値段で提供している。
料理は午前8時半からホン店長、フオン料理人を中心に
グエット、ニー、トゥーイ、ターオなどの「子どもの家」の
子どもたちが協力して調理していた。
こうした準備活動を何回も繰り返していく中で
段々日本料理の作り方、味付け、接客の仕方、日本人の
考え方などを理解してくものと思っている。
時間をかけながら「人を育てる」という方針で臨んでいる。
今回はグラス生ビール60杯を飲み干す。日本料理店
「子どもの家」の財政確立に多大な貢献をして頂く。
松山さんや佐々木さん、堂田さんなどからお客の立場で
どのように料理を出したら良いのか、お酒の好きな男性の
飲み方と食事の仕方、お酒を飲む女性の料理と食事の
仕方などの違い、料理の出し方、お酒の勧め方など
細かい助言を頂く。
午後3時、鹿又さん一行はフエ空港へ。
鹿又さん一行が日本料理店で食事中、突然お客さんが来店。
日本料理店店先に「のれんと提灯」を出していたため。
いつも団体のお客さんがあった時には、のれん・提灯を店先に
掲示し、「本日貸切り」との表示をだすのだが、今日は表示を
出すのを忘れていた。そのためにフリーのお客さん第1号と
なった。お客さんは横浜国立大学の先生。昼食を提供。
午後6時、日本語教師の皆さんと夕食。
夕食が終わり、雑談中に昼来店された大学の先生が
旦那さんとその友人を連れて来店。
旦那さんはフエ市人民委員会の招請で2週間フエに
滞在し下水道・上水道の管理・補修をされている
横浜市水道局のスタッフの皆さんだった。
中村さん、石岡さん、税田さんがおつまみ、簡単な
夕食を作り提供。話し合いは午後11時まで。
生ビール20杯。
今日は〆て生ビール80杯以上の売り上げ。
毎日こうであるといいのだが・・・・。
私を入れて5人の日本人スタッフが部屋に戻ったのは
午後11時を過ぎていた。日本人スタッフの皆さん、
ご苦労様。
投稿者 koyama : 2006年03月07日 09:44
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