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2005年12月24日

ナムドン少数民族訪問:第10回クリスマス会

晴天。午後曇り

24日ぶりに太陽を見る。

午前7時半、トンチンカンホテルを出発しフエ空港へ。
午前8時20分、全日本教職員組合(全教)千葉の皆さん
7人を出迎える。

フエ空港からそのままナムドン山岳地帯へ。
カトゥー族のTHUONG LO(トゥオンロー)小学校へ。
全教千葉の皆さんがカトゥー族の子どもたちに奨学金を
贈呈するために。

●奨学金を手渡す

●全教の先生方、日本の折り紙を教える

●THUONG LO村副村長と懇談

●THUONG LO 小学校で全員記念写真

昼食後、カトゥー族の村へ。交流会。


●カトゥー族の子どもたちに紙粘土を教える


午後4時、フエ市内へ。フォンザンホテルへ到着。

午後5時、「ズイタンホテル」で恒例の第10回クリスマス会
開催。クリスマス会は内田征子さんの寄贈によるもの。
内田さんは10年間続けて子どもたちにクリスマス会を
贈ってくれた。「子どもの家」・在宅支援・スタッフなど
総勢130人。
内田さんは10回全てのクリスマス会に参加。
10回参加しているのは私、ラームさん、何人かいる
「子どもの家」スタッフ、「子どもの家」第一期生など。

記念すべき第10回クリスマス会の企画立案者は
日本語教師の松下先生。

「子どもの家」・在宅支援の子どもたちや親、
スタッフ、全教ツアー参加者(7人)、フエ市人民委員会
などの参加者が勢ぞろいし、クリスマス会は始まる。

●内田さん寄贈の子どもたちへのお土産


●クリスマスケーキ

司会は松下・ハン。

●セン委員長の挨拶
 「子どもの家」の子どもたちは健やかに生活することが
 出来ている。JASSのお陰でである。クリスマス会を10年間
 も支援して頂いた内田さんに心から感謝したい。
 子どもたちを立派な人間に育て、自立させることが内田さんや
 JASSへの恩返しだと思っている。

セン委員長や子どもたちよりクリスマス会10周年記念の
お礼が内田さんに贈呈された。

●セン委員長より「心」と縫われた刺繍が贈られる

子どもたちから『手作りプレゼント』が贈られる

●内田さんの挨拶


●全教千葉の松原先生の乾杯の音頭でクリスマス会の会食が始まる。

私はサンタ役を指示され、会場の子どもたちやスタッフを巡り
クリスマスのお祝いを言う。

会食途中で「カラオケ大会」。

今年は10周年記念ということで正式な大会とした。
審査委員は内田さん、セン委員長、小山。
エントリーは9人。
会場に設置したカラオケのテレビを見ながら熱唱。

会食・歓談の参加者

●メン姉妹

●ユオン姉妹

10回ものクリスマス会を寄贈してくれた内田さんへお礼の
出し物

初めに子どもたちから内田さんに10年間のクリスマス会
支援のお礼の言葉。子どもたちの代表として里子の
メンさんがお礼を言う。

「子どもの家」の子どもたちから内田さんに感謝の歌。
「あわてんぼうのサンタクロース」。
全員日本語で3番まで歌う。3番は替え歌で「内田さんのが
いつまでも元気で元気で元気で」と歌う。

●ベトナム事務所員より
 「小さな世界」の合奏。ピアニカ、リコーーダー、
 ハーモニカ、タンブリン、すず・・・・
 バオミン・ベトナム事務所長の指揮で行進しながら演奏。
 その後、「小さな世界」を合唱。


ベトナム事務所員もクリスマス会を楽しむ


午後7時半、クリスマス会は終了。
帰りに内田さん手作りのお土産も含め、多くのお土産が
用意された。子どもたちが好きなお土産を手にして
「子どもの家」へ帰る。

クリスマス会終了後、ベトナム事務所スタッフ全員で記念撮影


「10年間の支援」と言うのは簡単であるが、実際に10年間、
毎年12月24日に現地までやって来て子どもたちにクリスマス会
を贈呈するということは『言うは易し行なうは難し』である。
この12年間、多くの方々と出会ったが、私は人間が何を
言うかではなく「何をするのか」を基準に人をみるようになった。
色々と立派なことを言う人もいる。しかし、ただ言うだけの
人は直ぐに去ってゆく。ボランティアは最終的には
「心」である。心がなければ形だけのもので終わる。
言うだけで終わる。百万遍の立派なお説教よりも
子どもたちに一粒の米が必要なのである。
改めて10年間、10回ものクリスマス会を毎年寄贈して
くれた内田さんの「心」に感謝し、「継続」という偉大な
闘いを続けてくれたことにお礼を申し上げたい。
人間は一時燃え上がった時にはエネルギーが出る。
しかし、永続しないものである。私たちのしている
ボランティアにとって一番の課題は「継続」である。
一時燃え上がった心の灯をどのように「永続」させるかである。
「継続」「続ける」「モチベーションを保つ」ということが
いかに難しいかは、「子どもの家」を支援する活動を
通して学んだことである。
得てして「声高の人」が組織やその場を支配する。
しかし、私は声高の人間を信用しない。出来なくなった。
内田さんは、声高には言わない。しかし、コツコツと活動を
継続している。10年間の取り組みがその証明である。
人間はこうありたいものである。

投稿者 koyama : 2005年12月24日 23:10

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