« 支援希望者宅訪問:手作り納豆作り | メイン | 「子どもの家」卒業生・在宅支援の子どもたちの相談・納豆完成 »
2005年11月23日
船上生活者医療支援・誕生祝い
雨・曇り。寒い。気温18度。
午前7時50分、ラームさんと一緒に「医療船」に乗り、
船上生活者支援の実態を視察。
「オアシスの会」(大塚合子さんたち)からの依頼で
フエ市人民委員会が実施している「医療船」支援の
具体化のため、医療船に乗ってみた。
医療船は10年前にフランスの支援団体が製造したものである。
船の横には「医療船」とベトナム語で書かれている。
フオン川には、4つ~5つ程の船上生活者のコロニーが
ある。医療船診療は5箇所の地点を決め、1日に1箇所を訪問。
1日その地点で患者を待つ。患者は医療船が来る曜日を知って
いて、体調が悪いと医療船を訪ねてくる。
今日は午前中で15人ほどの患者が訪ねてきていた。
ほとんどがお年寄りか幼児だった。
医療船に来た船上生活者の患者さん
スタッフは医師のLAN先生、看護婦1名、船頭さん2名である。
医療船には小さな薬品庫があった。
診療後、子どもたちには、歯ブラシセットが贈られた。
全体的に医療船の支援を見て以下の感想を持った。
①医療器具が聴診器と血圧計だけなので、詳細な
医療診断は出来ない。
②投薬も下痢、皮膚病等簡単な症状への対応である。
③それでも多くの船上生活者への初期診療としては
大いに意義のあるものである。
ベトナム事務所へ戻る。ベトナム事務所には
「子どもの家」のセン運営委員長より、私の当年(10年)
取って(差し引いて)48歳の誕生日へのお祝いの生花が
贈られてきた。
昼。リー君はトンチンカンホテルの工事に参加していた。
人間は何があっても最後まで『信じること』が大事。
紆余曲折があってもリー君の応援団長でありたい。
昨日から作っていた「手作り納豆」が完成。
4度目の今回は初めて「粘り」がでた。
粘りとしては完成品の40%の出来。
これで日本料理店で手作り納豆を出す第一歩を踏み出す
ことが出来た。
午後2時半、ラームさんと「フーハウ地区診療所」を視察。
フーハウ地区診療所で船上生活者への診療を行う
プロジェクトを実施する予定である。
THU所長はフーハウ診療所での船上生活者の患者を
受け入れることを快く了解してくれた。
2006年1月より、フーハウ診療所の1室を「船上生活者診療
専用室」とし、無料で診療することとなった。
フーハウ診療所はフオン川の支流から徒歩3分の所にある。
体調を崩した船上生活者は、得意の船でこの支流まで来て
フーハウ診療所できちんとした診察と治療を受けることが出来る。
医療船が、臨時的な応急措置的な診療だとすれば
フーハウ診療所はベトナムの医療システムの基礎をなす
診療所である。大きな病気の患者は直ぐに上位の
診療機関(フエ市立病院→フエ中央病院)へ搬送できる。
当面は、医療船とフーハウ診療所を併用して、船上生活者の
医療支援を行うこととする。
「オアシスの会」に状況を報告する予定。
●THU(トゥー)診療所長と小山
フーハウ診療所の歯科診療室
午後6時、センチュリーリバーサイドホテルレストランで
私の48回目の誕生祝いパーティーが行われる。
●バオミン・ベトナム事務所の開会の挨拶
●ベトナム事務所より記念品贈呈
寄せ書きとするめイカ
●セン「子どもの家」運営委員長より記念品
セーター
●セン委員長の音頭で乾杯
誕生会参加者
午後8時過ぎ、誕生会は終了した。
福島のはな嬢(孫:4歳)から誕生日のお祝いの
写真が送られてきた。しっかりしたひらがなでお祝いの
言葉があった。感激した。素晴らしいことだ。
投稿者 koyama : 2005年11月23日 16:07
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://koyamamichio.com/mt-tb.cgi/714
このリストは、次のエントリーを参照しています: 船上生活者医療支援・誕生祝い:
» Reece Ashford from Reece Ashford
Never give a child a sword. [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年07月17日 17:21