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2015年02月28日
リー君来訪ー地球の歩き方ツアー2回講演
午前6時起床
午前6時半、リー君から電話。今から私の宿舎に来ると言う。
リー君と会う。「今から弟のいるダナンへ行く。弟が0、5グラム
の覚せい剤を所持し逮捕され、裁判の結果、懲役3年となり
入獄。家には奥さんと子どもが残されている。奥さんは仕事を
持っていない。今からダナンヘ、弟の奥さんと子どもたちの
面倒を見に行く」とのこと。
続いて「ついては、軍資金とダナンまでのバス代がないので
ください」という。弟一家の生活費とリー君のバス代、その他を
あげる。
弟がもっとたくさんの覚せい剤を持っていたら「死刑」になって
いたかも知れない。馬鹿な弟ではある。
リー君も兄弟思いの所があるのは
立派ななのだが、「人のふんどしで相撲を取る」ような生活態度は
よくない。金欠病というのか、飲酒病というのか・・・。
日銭でもらったお金は、その日に使ってしまう。
せっかく「社会主義国家」に住んでいるのだから、「計画経済」
を考えてみてはどうか・・、などといっても今のリー君には
通じないだろう。
とにかく、覚せい剤で入獄した夫を持つ妻と家族を兄が助けに
行くと言う気持ちは評価したい。
午前7時朝食。
「チャオ・バイン・カイン」小麦粉の手打ちうどん
午前9時10分、電動バイクで「静岡ーフエ青年交流会館」へ。
地球の歩き方スタディーツアーの皆さんに「ベトナムの歴史と
風土」について、1時間講義をする。
静岡フエ青年交流会館(静岡ライオンズクラブ建築)
途中、古くなった電動バイクが動かなくなり、色々といじってい
るうちに電気が点き動き出したが、電動バイクの寿命だ。
講演を終え、宿舎へ。
午前11時、昼食。「米麺」
午後1時間ほど昼寝。
その後読書。
午後3時過ぎ、電動バイクで「子どもの家」へ。
地球の歩き方スタディーツアーの皆さんへ
1時間講演。「子どもの家」の活動について
その後、子どもたちとの交流会に入る。
最初にセン「子どもの家」運営委員長の歓迎の挨拶。
子どもたちの歓迎の踊り
歓迎の歌。「信頼する先生」。
地球の歩き方スタディーツアーの皆さんの返礼の歌「散歩」
新しく入所した男子
「子どもの家」で長年生活した「フン君」(28歳になった)
現在は、「子どもの家』門前で路上オートバイ修理をしている。
自転車のパンクや簡単なオートバ修理を「子どもの家」前の
路上でして生活している。毎月、多少の余裕がある生活を
しているようだ。
地球の歩き方スタディーツアーを担当していたソン君と相談し、
明日の学習院女子大のナムドン山岳地帯視察には、リー君を
同行させるこことにした。明日のナムドンは私とソン君の二人で
ナムドン山岳地帯の案内をすることのなっていたが、少数民族
交流の場面は、リー君がいるといないのでは、大違い。
ソン君がダナンのリー君の電話をし事情を話す。
リー君は、今夜のダナン→フエのバスでフエに戻り、明日の
ナムドン山岳地帯ツアーには参加するとのこと。
今回の交流はナムドン地域の「カトゥー族」の皆さんとの交流が
メイン。
ナムドンのカトゥー族との交流は、お酒を飲んでの交流となる。
S女子大の皆さんは、カトゥー族の強いお酒は飲めない。
私もソン君も同様である。
交流会では、日本側もお酒を飲んで盛り上がり交流を進めるのが
鉄則。
リー君の出番となった。今まで何回もリー君をナムドン山岳地帯の
交流に参加してもらっているが、お酒を飲み、カトゥー族の皆さんとの
交流は上手である。
午後5時半、宿舎へ帰る。
午後6時半、日本料理店へ。
接客のグエットさん
調理のトゥオイさんとハンさん
今日は3人の来客あり。
私の不在中も結構多くの来客があったようだ。
午後9時前、日本料理店を出て帰宅。
長い1日だった。
明日は、ナムドン山岳地帯へ行く。
早めに寝なければならない。
投稿者 koyama : 2015年02月28日 20:29