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2013年07月23日

ベトナム事務所員ANH(アン)さん結婚式

午前5時半起床。
午前中。うす曇り。

30分ほど読書「花柳風俗」(三田村鳶魚著)

午前7時朝食。
「チャオ・バンカン」(小麦粉の手打ちうどん)

午前8時過ぎ、徒歩でベトナム事務所へ。

昨夜、JASS東京の会の内田さんがフエへ到着。


午前8時半、内田さんベトナム事務所へ。
ベトナム事務所を代表して、内田さんから
富岡先生・ソン君が事務所員へのお土産を頂く。

私にも「歯によさそうな」お土産を頂く。感謝。

その後、内田さんと「バーベキュー大祭」などの
打ち合わせ。明日行われる恒例の「子どもの家」
バーベキュー大会は、日本の柳沢さん・高橋さん・
内田さん・景山さんからの毎年の寄贈で行われて
いる。
今年のバーベキュー大会の進め方などを打ち合わせ。
バオミンさんは、奥さんの親戚で、ベトナム事務所員の
ANH(アン)さんの結婚式が本日午後12時半から
行われるので、親戚として、両家だけの祖先への
結婚報告儀式に参加して不在。


( 以下、写真撮影はベトナム事務所のソン君)

午前11時半頃、車が迎えに来てくれて
ベトナム事務所員全員・内田さんと一緒に
フエ市内「チーラン通り」のレストランへ。

ANHさんはベトナム事務所では、「フェリシモ」
関係の刺繍などの仕事を担当している。
フエ総合大学英文科を出て、ベトナム事務所へ
入ってきた才媛。

午前11時45分頃、結婚式場へ到着。
三々五々、出席者が披露宴場へ入る。

会場入り口には、新郎新婦とそのご両親が
出迎え。式場入り口には、二人の大きな写真が
あった。

新郎新婦と内田さん

会場入り口で列席者に挨拶をする新郎新婦

ベトナム事務所日本語教師(澤井先生・富岡先生)

会場には、既に新婦側の親戚であるバオミンさん
と何故か「やくざっぽい黒服」を着てリー君がいた。
「今日は飲むぞ」という気持ちが顔に出ている。
幸せそうなリー君の顔ではある。
ベトナム事務所のフオン先生。バオミンさんと
従兄弟同士。

披露宴会場には、500人から600人ほどの
皆さんが結集。相当「豪華な結婚披露宴」となる。

今日の披露宴会食メニュー

・海老と野菜各種のまぜこぜ前菜
・海老のにんにく甘辛煮
・鶏の姿ゆで
・海老・魚など海産鍋
・お祝いのもち米料理(中華風おこわ)
・デザート(ヨーグルト)


新郎新婦が入場する前に男女の歌手の歌
ベトナム風獅子舞で雰囲気を盛り上げる

新郎新婦入場
会場は「騒音に近い」音楽で一層雰囲気を
盛り上げる。日本人には余りにうるさくて
頭が痛くなるが、これがベトナム流の
お客さんをもてなす「作法?」。

開式冒頭に新婦ベトナム事務所の責任者として
新郎に「プレゼント贈呈」という儀式があった。
大きな毛布を新婦勤務先を代表して新郎に
贈呈する。(右側後ろ 新婦のご両親)


「子どもの家」セン委員長・ベトナム事務所員の
席に、会式後直ぐにリー君が挨拶に来る。

リー君が「子どもの家」にいる頃は、セン委員長に
随分お世話になった。


海老(甘辛)とパパイヤ(酸っぱい)・ぶどう
そしてクッキー(スイーツ)



新郎新婦と両家のご両親が一つ一つのテーブル(10人)
に挨拶


新婦ANHさん・父親と

ブライセンベトナム支社員で新婦のアンさんと知り合いの
社員も招待されていた。(「子どもの家」出身のVU君も)


左から2人目のチュン君・右端のホア君も
「子どもの家」出身(IT会社ブライセン支社員)


ブライセンベトナム支社員と


開会後、直ぐに会食と余興(大カラオケ大会)に入る。
その後2時間程、延々とカラオケ大会が続き、お開き。
ベトナムの結婚式は実に「実質的」なものだ。
美味しい料理をおなか一杯食べ、お酒を飲み
好きな歌を好きなだけ歌い、披露宴は終わる。
席順もなにもない。お偉いさんの挨拶も全くない。
問題は、あまりに音響がうるさいという事くらい。

ベトナム事務所を代表して富岡先生がベトナム語で
カラオケを歌う。



税田さんと「子どもの家」スタッフの「キム・アインさん」
リー君。

1993年10月に結婚式会場近くに
「チーラン通り子どもの家」を作った。
キム・アイン(金英)さんはその時から
寮母さん・先生をしてくれている。
既に私とは、20年のお付き合い。
優秀で子どもたちの心をしっかりと捉え、
いつも子どもたちに寄り添っている先生である。

リー君と「子どもの家」のピエップ君。
ヒエップ君は現在、日本料理店で実習・研修中。

以下の写真、左の3人は「子どもの家」の卒業生。
二人は日本料理店で仕事をし、一人は
「子どもの家」付属研修みやげ物店で仕事。
右端は、「子どもの家」付属刺繍研修センターの
責任者ロアン先生。
ロアン先生とも20年のお付き合いだ。
ロアン先生は、フエの古典的な大型刺繍の
専門家だった。
チーラン通りの「子どもの家」に子どもたちの
ための刺繍研修センターを作り、何とか
ロアン先生にお願いし、子どもたちに
刺繍を教えてもらった時からのお付き合い。

会場舞台では、ベトナム事務所の先輩方に
勧められベトナム事務所でベトナム語を勉強
している石井君。

ベトナム語で見事に歌を歌う。
石井君の一番得意とするベトナム語の歌は
「別れの歌」なので今日の披露宴には不向き。
それでもベトナムの歌の違うレパトリーを
もっていて、見事に歌い、会場からの盛大な
拍手喝采を受ける。

500人から600人もいる異国の会場で、立派に
ベトナム語の歌を歌った石井君の能力と度胸に
感服。JASSの名前・評判が一層上がるという
もの。

そのうち、日本料理店で研修中のヒエップ君も
舞台に上がり、一緒に歌いだした。

税田さんから花の贈呈

バオミンさん一家。ご両親とバオミンさんの
奥さん・娘さん・息子さん

今日はバオミンさんの親戚である「ANHさん」の結婚
披露宴なので、バオミンさんは親戚席にいた。
途中でJASS関係者に席に来て、皆さんに挨拶
とお礼。

また、そこに「変なの」が闖入(ちんにゅう)して来た。
宴会大好き男。

バオミンさんのお父さんと乾杯。
バオミンさんおとうさんと私は同い年。
ベトナム戦争中は、ホーチミン市近郊の
カンボジア国境あたりで「南の軍隊」憲兵
をしていたという。10年近く『労働改造所』に
入れられていたそうだ。私が1960年代後半
日本でベトナム戦争反対運動をしていた時、
お父さんは、ベトナムで実際の戦争をしていた。
色々と苦労をしているお父さんだ。
グエン王朝の直系の子孫。皇位継承権がある。
何となく私などに比べると「気品」がる。

バオミンさん一家

長女は9月から中学1年生(日本の6年生)

JASS日本語部長のフーン先生と新婦



またまた「変なの」が闖入。


セン「子どもの家」運営委員長と新婦



内田さんと新婦

富岡先生と新婦

午後2時過ぎ、「ながれ解散」となる。

宿舎着、午後2時半。

しばらく横になる。

本当に盛大な結婚披露宴だった。

投稿者 koyama : 2013年07月23日 20:21

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