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2013年07月22日

いくつかの打ち合わせ

快晴

午前5時に目覚める。

午前7時朝食。「精進ブン麺」

今日は旧暦の6月15日。フエでは、旧暦の
1日と15日には精進料理を食べる。

少し食べ始めると「余りにも辛い」ので、半分しか
食べられない。
バオミンさんに電話をし、今後は、辛さを半分程度
以下にしてもらうよう料理の「センさん」に電話で
言ってもらう。

この数ヶ月の体調悪化の原因は「胃」にあると
思っている。今日の「精進麺」は少し食べたら
「気持ち悪く」なった。胃がこの種の辛いものを
受け付けない状態になっている。

辛い精進麺を食べながら、昨夜から今朝に
かけて結果が出た参議院選挙の結果を
色々と考えた。文章にはしないが、超低投票率
で「有利」なのは、組織政党。その種の政党が
議席を伸ばした。民主党の議席が自民や
「躍進した」組織政党へ流れたと判断ししている。
今回の結果は次回も躍進政党が躍進するかは
不明。

午前8時20分、電動バイクでベトナム事務所へ。

ブライセンのK部長、バオミンさんの3人で
ブライセンベトナム支社運営について懇談。


1時間半ほど話し合う。

ベトナム事務所には、フエ外大日本語学科の
学生が「現場実習」ということで来ている。

その後、バオミンさん・税田さん・私で
今後20年先までのJASSのあり方についての
「基礎討論」を行う。午後1時過ぎまでかかる。

宿舎へ帰る。

昼食が作って「おいてあった」。
『春雨麺』  3分の1しか食べられなかった。


30分ほど、横になり読書。


読書「伊藤博文と安重根」(佐木隆三著:文春文庫)
を読み終える。
安重根について、日本側の立場に立った
かなtり偏った記述だと判断した。韓国では
日本侵略者への抵抗を示した愛国主義者として
遇されている。この種の伝記ものは、結局、
1910年の「日韓併合」を侵略と見るのか?
アジアの平和と安定のための行動とみるのか
という基本的な視点を欠くと佐木氏のような
記述・視点になってしまうように思う。
裁判がどんな起訴内容でどのように行われ、
どのような判決が下されたかという記述に終始。

午後2時半。バオミンさんがオートバイで宿舎へ迎え
に来てくれる。

木村百合子さんの「顕彰碑」を「日・英語」で作るため
石材業者へ。

顕彰碑文の真ん中に木村百合子さんの
顔写真をカラーで入れるようにする。

木村百合子さんのご両親に送って頂いた
木村百合子さんのカラーの顔写真を
顕彰碑文で囲むレイアウトをコンピュータ上で
再現してもらい、バオミンさんといくつかの
注文を出し修正。


最終的な確定を行い、顔写真と顕彰碑文(日本語・英語)
を石に刻んでもらう。完成まで一定の日にちがかかる。


午後3時半、宿舎へ帰る。

日本からスタディーツアー関連のメールが来ていた。
色々と考え返信。

そのほか、新たな会社社長一行のスタディーツアー
を受け入れることになり、電話でバオミンさんと
フエ訪問日程等を打ち合わせする。

夕方になる。かなり疲れる。ベッドに横になり休む。

読書「花柳風俗(鳶魚江戸文庫)」
(三田村鳶魚著 中公新書)

30年ほど前、東京駒込の小学校教員をしていた頃、
家庭訪問である家庭を訪問した。応接間に通された。
応接間に『三田村鳶魚全集』全28巻((中央公論社)
が並べられていた。
その頃、三田村鳶魚(みたむら えんぎょ)という名前を
知らなかった。しかし、変わった名前と何となく雰囲気が
江戸時代関係の話のように思われ、常に頭の片隅で
三田村鳶魚の本を読んで見たいと思っていた。

7月に支援者の方と新宿で食事をした際、
新宿小田急の本屋をチラッと覗いた。
三田村鳶魚の本があった。「花柳風俗」。
ペラペラとめくってみると「江戸時代の遊郭の
仕来たりや実際の様子などが克明に書かれていた。
吉原(なか)や品川(みなみ)、江戸芸者、夜鷹・・・
今流に言えば「江戸時代の風俗」の様子。
江戸学の開祖的な存在。

私は今の日本人の基礎的な行動様式は
江戸時代の「鎖国」による「平和」な「戦争のない」
時代の産物だと思っている。この20年ほどの間
に「江戸学」が勃興してきた。江戸時代を
「士農工商」の封建社会と単純に階級史観で
切り捨てていた学問世界で「江戸時代」を見直し、
当時の世界でもっとも識字率が高く、学問、
人間の助け合いなども進んだ時代とう評価が
出てきている。三田村鳶魚は、明治3年生まれ
なので、明治時代の息吹を直接知っている。

投稿者 koyama : 2013年07月22日 20:47

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