« 憲法9条を無傷のまま次の世代に渡したい | メイン | いくつかの打ち合わせ »

2013年07月21日

終日、横になっている;参議院選挙開票

午前10時起床。

シャワーを浴びるが、食欲なし。
「「メロン・ジユレ」とヨーグルトーを1つ食す。

体がだるい。

横になり読書。

読書「伊藤博文と安重根」(佐木隆三著:文春文庫)

著者は忘れたが、以前、安重根の生い立ちを詳しく
書いた本を読んだ。
佐木隆三は、安重根の生い立ち・人間性
知識と学識について、ほとんど調べていないことが
わかる。日本側の裁判調書・記録を基礎に
本書を書いている。本書では、安重根は、多少
粗暴でそれほど学識もない激情型の人間として
描いている。今から20年前の著作。
日本の天皇や国内の諸事情、中国(清)、ロシア
などの「安重根裁判」をめぐる動きに焦点が
当たっている。


昼食も摂る意欲がなく寝ていた。


午後5時まで。何度か「うつら うつら」と。

午後6時。昨日料理のセンさんが作っておいてくれた
「マカロニのうどんのようなもの」を温め、半分食べる。

================

ベトナム時間の午後7時からラジオの短波放送
でNHKの選挙報道を聴く。

自民が圧勝。民主が惨敗。
私が投票した東京選挙区候補が「勝利」した。

前回は自民党が惨敗し民主党が大勝。今回はその逆。

参議院選挙の結果について「うんぬん」する気持ち
はない。

ベトナムに住んでいると「自民惨敗→民主圧勝→
民主惨敗(自民圧勝・・」と国民の投票行動が
極端に変わることに、「民主主義の結果」として
ある意味で「素晴らしいこと」だと思っている。
私が個人的に期待した結果にはならなかったが、
これが現在の国民の意思の結果である。

民主主義は、時間とお金と忍耐力のいる
システムだ。中国や北朝鮮や0000などの
社会主義を名乗る国家では、政権交代はない。
長期的に見れば、一党独裁を阻止するためにも
批判政党を包含したシステムはどうしても必要
である。

今回の参議院選挙の結果に不満を持っている
国民もいるのは事実であるが、これが、現在の
日本国民の意思である。

こうした選挙行動を通して、国民が政治に責任を
持ち、自分の意思と自分の生活・人生を選挙という
行動を通して実現する社会システムを擁護して
行きたい。

今後、野党の役割りは重大である。
安部首相は、本性を露骨に出してくるのは
明らかだ。憲法改悪・アジア太平洋戦争は
正当な防衛戦争だ、極東軍事裁判はアメリカの
押し付けであり、偏った裁判だ・・・・。
障害者・生活困窮者への支援の打ち切り、削減など
弱者へ切り捨て路線を自信を持って推進すると思う。

国民の社会的行動がいよいよ必要になってくる。
学習会、デモ、請願などなど、憲法で保障されている
主権者としての国民の権利を生かし、今後の安部政権
の行動をチェックしていく必要がある。

大局的な流れで言えば、国民はある時は、小泉改革
にもろ手を挙げて賛成、ある時は、民主党の多少
社会民主主義的路線を選択し、更に今回は
「極右 安部政権」を信任するという「長期学習路線」
を歩んでいる。痛手をこうむりながらもこうした選択体験を
通して、国民の意思を政事に反映する政治システムを
守り育てることが大事だと思う。

中国等のような一党独裁社会主義国家では、国民の
意思を反映するシステムがない。

私的には、民主主義は紆余曲折の回り道を歩みながら
民主主義制度を私たちが学習しながら、より高度の
民主主義制度・政治への判断力などを高めていく
長期的な過程を今、辿っていると思っている。

ニセ小泉構造改革を熱狂的に選んだ我が日本国民で
ある。その結果、年収200万円の国民が1000万人
にものぼり、極端な格差社会となってしまた。

私が危惧するのは、「学習と反省をしない日本人」
であってはならないということだ。

小泉改革で派遣社員など労働・雇用形態が変わり
今日の不安定な生活を強いられている国民も多い。

しかし、今日、小泉改革についての国民的な反省と
点検が少ない。アジア・太平洋戦争の侵略の体験を
しっかりと反省する姿勢をかなぐり捨てる動きが
強くなって来ている。戦争の反省もすくなってきた。

福島原発問題も既に忘れさられ、原発再開自民党を
国民が選んだ。今後、再度原発事故などが起こっても
それは、国民が選んだ路線であり、国民が更に
その苦い体験から学び、次に進むという長期的な
歴史がまっている。

個人的には、私の選んだ東京選挙区候補者が当選して
よかったと思う。

(追記)
NHKラジオ短波放送を数時間聴いていた。
「沖縄社会 糸数慶子 当選」と「沖縄社会党
糸数慶子さん当選」と繰り返し放送していた。
これでは、糸数さんは「社会民主党」
だと思う人もいるだろう。きちんと「沖縄社会大衆党」
と紹介すべきである。

多分、沖縄に「社会大衆党という地域政党が
あることをデレクターもアナウンサーも十分に
知らない結果かも知れない。数時間も「訂正なし」
で「沖縄社会 糸数慶子当選」と言っている
所を見ると、NHKの関係者は誰も疑義を感じて
いないことが分かる。
糸数慶子さんは「沖縄社会大衆党委員長」である。

今回の参議院選挙の投票率が、50%程度とのこと。

どこかの市で住民投票をして、投票率が50%以下
だったので、開票もせずに住民投票を終わって
しまったという報道を聞いたことがある。
50%程度の投票率で果たして国民の意思を
反映しているのだろうか?
自民党が圧勝したといっても、国民の圧倒的少数の
支持(得票)しかない政党ではある。

投稿者 koyama : 2013年07月21日 19:39

コメント