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2013年06月07日

インプラント手術のための事前準備

体調は徐々に回復基調にある。

午前11時半、自宅近くの歯科医へ。

6月14日の午前9時半から行う「インプラント手術」
のための事前準備。
全ての歯の「掃除」のようなもの。歯垢・歯石除去。
手術の3日前から飲む薬、手術後3日間飲む薬などを
もらい、再度、手術の手順、術後の生活の注意などの
説明がある。
術後、1ヶ月間は、チタンの棒が下あごの骨になじまない。
その間は、インプラントを入れた「仮歯」は使わないように
とのこと。

6月14日の手術の翌日も通院するようにとのこと。
翌日は、京都講演会のため新幹線に乗って京都へ行く
予定。予定より時間を遅らせて京都へ行くことにした。
今回の帰国で「歯の手入れ」をしておかないと、歯を治す
時間がない。手術の翌日から京都の講演会へ。
そのまま京都から札幌へ飛行機で飛び、札幌の大学、
中高、札幌ベトナム交流会主催の「TEACH IN」など
を行い、10日間ほど、京都・札幌などに滞在する。

札幌の中高での講演会担当者と連絡を取り合う手はずを
する。

読書「白い航跡(上下)」読了。

非常に興味のある内容。
脚気をめぐる明治時代の日本軍創成期。陸軍医官は
ドイツに留学し「コッホ」などから細菌学を学び、
海軍は、イギリスへ留学し、実証主義的な視点から
医学を研究。

日清・日露戦争当時、日本軍内の脚気の罹患率は
異常に高かった。死亡者も多数。

主人公の高木兼寛(薩摩出身)は、戊辰戦争、
会津の戦いに薩摩藩の藩医として参戦。
蘭学からイギリスへ
留学し、海軍の医官の最高責任者(軍医総監)になる。
明治期の日本の軍隊に蔓延した「脚気」の原因究明を
行う物語。

主人公の高木は、海軍。彼は、白米中心の軍隊の
食事に原因があると主張。白米ばかりを食べる軍人と
白米に麦を入れた軍人とに分け、脚気罹患率の
「人体実験」などを行い、『脚気ー白米原因説』を主張。
一方、陸軍は東大医学部を中心にドイツに留学し
細菌学を学び、「脚気ー細菌説」を主張。

明治期の軍隊内では、東大医学部が圧倒的な権威を
持ち、主人公の高木の「白米説」は退けられる。
しかし、海軍は、イギリスの影響を強く受けているので
「脚気ー白米説」に立ち、航海中や日清・日露戦争中の
軍人の食糧に麦や肉、パンなどを入れて、実証的に
脚気患者がほぼゼロになる成果をあげている。
しかし、日本の医学界の中心である東大医学部は
細菌説に固執し、日清・日露の対戦で多数の脚気
による死者や患者を出す。しかし、最後まで東大・
陸軍・ドイツ派は、脚気‐細菌説を曲げなかった。

鈴木梅太郎がビタミンを発見し、最終的に白米には
ビタミンBが不足していることが分かり、高木の
脚気ー白米説が正しかったことが実証される。

脚気細菌説の主導者は、当時の陸軍医官トップー軍医総監の
である「森鴎外」。森鴎外は、異常な執念をもって
高木の「白米説」を攻撃、無視し、細菌説に固執。多くの陸軍軍人を
死へ追いやっている。

高木は、脚気白米説が証明される前に死亡。

南極に「高木岬」がある。これは、イギリスが、高木の
功績を認めて命名したとのこと。
日本人に知られない人物に光を当てた吉村昭の
著述に感謝。本書を寄贈してくれた友人の五井君にも
感謝したい。
体調を崩し1ヶ月半寝ていた際、送ってもらった本を
読んで時間を過ごすことができた。

夕方、筋肉をつけることも考え、徒歩で高島平駅付近の
AUショップに行く。

古い電話が壊れ、半年前に新しい携帯電話を買った。
古い携帯には、電話番号と住所を入力していた。
新しい携帯は、「老人用」の単純なもの。電話とメール
が主な機能。一番安い物を買った。

古い携帯の資料を全て新しい携帯に伝送したもらった。

新しい携帯を使ってみると「住所」が出てこない。
手紙を出そうと思い、住所が出てこないことに気づく。
安く単純な携帯なので「住所」入力機能はないのだと
諦めた。それでも手紙を出す際、住所がわかなく困った。
仕方がないので、池袋のBIC カメラへ行き、古い携帯の
充電器を買おうとしたが、在庫なし。家の近くのAUショップに
行っても「在庫なし」。

今日は、散策も兼ねて地下鉄で一駅先の高島平駅まで
徒歩で行く。高島平のAUショップで古い携帯の充電器を
買いたいという。お店の年輩の男性は、新しい携帯を
色々と触っていたが「お客さんの携帯はカンタンモードに
なっていますよ」と言い、色々といじっている間に
「ほら、住所録が出てきましたよ」とのこと。

私は、「簡単モードになっている」ということすら知らなかった。
そもそも「カンタンモード」という言葉すら知らなかった。

古い携帯から新しい携帯に情報を全て移転してあったので
カンタンモードから普通のモードに変更すると、電話番号と
住所が出てきた。


お店の方にお礼を言い、近くの本屋で「週刊金曜日」を立ち読み。
店員さんに「週刊金曜日などを買う人がいますか?」と聞くと
「たまに・・・・」との返事。

高島平駅前で日本共産党の」人たちが演説とチラシ配り。
60代後半から70代の皆さんが7人程。6月15日(土)
に日本共産党委員長の志位氏と都議会議員選挙候補の
とくとめ道信氏が高島平駅前に来て演説をするとのこと。
しばらく、どんな話をするのか聞いていた。
所が、話すことは、「6月15日に志位委員長ととくとめ
都議候補が来る」ということを『繰り返し』言うだけ。

日本維新の会の橋本氏の「八尾空港オスプレー配備」
発言や、安倍首相の第3の矢の欺瞞性(弱者切り捨て)
アベノミクスの株価上昇は、大企業と金持ちだけが
儲けている実態の暴露。安倍首相の改憲思想、
「戦争をする日本作り」などについての日本共産党
の「政策」を語らなければ意味がない。
6月15日に「志位委員長と徳留都議候補の演説があります」
の繰り返しでは・・・・・。高齢化した皆さんは必死にハンドマイク
で訴えていた。ご苦労様です。でも政策を語らない政党は
死んだ政党のようなもの。

夜、読書「よそ風 ときには つむじ風」(池部 良著:毎日新聞社)
俳優の池部良と画家の岡本太郎が従兄妹だったのは知らな
かった。本書を読んで知った。

投稿者 koyama : 2013年06月07日 15:45

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