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2012年10月11日

心臓病通院:お墓参り

快晴

午前8時半、自宅を出て地下鉄で新宿都庁前へ。

10数年かかりつけの心臓専門病院へ。

心電図をとる。

その後、診療。血圧測定、体の触診。
過去5回採取した血液検査の一覧表を比較し、問題点を
指摘してくれる。中性脂肪が高いとのこと。過度の飲酒に
厳重注意。

その後、血液採取。10月25日に再度通院し、
血圧検査の結果を聞くことになる。
10数年同じ医師が担当してくれているので私の事情も
良く理解してくれている。ベトナムでも心臓の薬が
切れないように配慮してくれる。ありがたい。

3ヶ月分の薬をもらう。改めて4種類飲む薬の
効能書きを読む。2種類が副作用で「めまい」がある
と書かれていた。

この数年の間に時々、頭がふらつき、倒れてしまい、
短時間だが意識がなくなることがあった。

病院で頭の検査もしたが異常がなかったが、この
薬のせいかもしれない。

今日も地下鉄に乗るため階段を駆け上がったが、
少し、頭がボーッとし、意識がなくなりかけたので
直ぐにホームに手をつき時間を待った。

昼前に全ての診療と投薬が終わる。

病院のある「NSビル」から歩いて新宿駅へ。
JR新宿駅改札付近で「福島県会津」支援の
物産展が行われていた。


「福島復興支援」と思い、「純米吟醸 男山」(開当男山酒造)
と「きゃらぶき」の佃煮を買う。

新宿からJRで池袋へ。池袋から東部東上線で1時間。
森林公園へ。両親・兄弟のお墓参りに行く。

春秋・命日のお墓参りに行けないので、日本へ帰国した
際にはできるだけ、墓参りに行っている。

兄や弟などは、既にこの世で二人を知っている人が
いなくなっている。特に兄は、1945年12月14日、
中国で引上げ中に栄養失調で死んでいる。
我が家族で亡くなった人たちを誰かが少しでも
心の中で思い出してやることが、今、この世に生きている
私の義務だと思っている。意味のないことと思う人も
いるかも知れないが・・・・・。


お墓を掃除し、雑草などを処理する。

お供えに「会津のお酒」を。



1945年12月(兄 5歳:栄養失調による肺炎 中国)
1964年7月(父:54歳 脳溢血ー推定原因お酒の飲みすぎ)
1966年11月(弟:16歳 白血病)
2012年8月(母:99歳 老衰)

この世の中で家族の私一人でも、これら故人を思い出すことも
意味のあることかと思っている。



再び東部東上線で池袋まで。午後4時過ぎ池袋着。

「精進落とし」が必要。池袋の大衆酒場へ。
秋刀魚の塩焼きで軽く一杯。


バオミンさんからのメールが私のパソコンに届かない。
税田さんを経由していくつかのメールを読む。

お墓参りの往復(2時間)で「創氏改名」(日本の朝鮮支配の中で)
「水野直樹著:岩波新書」を読む。

本書で改めて「姓」と「氏」の違いを理解しないと、創氏改名の
意味が分からないことを知る。同時にベトナム人の名前が
NGUYEN THI HANH など3つの部分に分かれてることも
理解できた。

朝鮮の名前は、 李や朴などは、「本貫」と言って、ある地域に
生まれた血族(宗家)の人が、冒頭につけるもの。
同じ李でも場所によって違うので「密陽 李」などと区別する。

ベトナムで「NGUYEN」(グエン)が多いのもこの「本貫」
と言える。これは中国の影響である。

英語で表記すると FAMILY NAME:MIDDLE NAME:
GIVEN MANE と表記するが、NGUYENも家族名では
なく「本貫」」という血族一党のシンボル名である。
当時の朝鮮は「家族制度」「家」という概念ではなく、
自分の血筋の出所である「宗家」主義である。
姓を使い、氏は使っていなかった。

当時の日本は、天皇に直結し、「家」があった。
家には家長がいて、家長が天皇に従うという
日本の制度を「植民地朝鮮」に押し付けようとした
事が、創氏改名の本質である。

家という概念がない朝鮮に無理をして家の象徴である
「氏」(小山家・中村家・・・)を押し付けたのである。

朝鮮は出身血族である「本貫」(宗家)主義なので、
名前の冒頭に出身同族である「本貫」(李・朴・金・・)
などはつくのである。
本貫は、苗字(氏)ではない。

ベトナムで「グエンさん」と言えば、国民の半分が「はい」と
返事をすると言われている「グエン・NGUYEN」の意味が
分かった。GUYEN(グエン)も本貫なのだ。

本貫制度の基礎は、家族制度ではなく、宗家・一党主義。

ベトナム事務所の「BAO MINH」さんが、NGUYENとか
TRANなどの本貫がないのは、皇帝一族なので
「どの地域のどんな宗家か」を示す必要がないからだと
ということも分かった。

投稿者 koyama : 2012年10月11日 09:08

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