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2011年11月27日

終日宿舎で仕事

午前4時頃豪雨。豪雨で目覚める。
午前7時半 23度 湿度90%

午前7時起床。

朝食。センさんが昨日作って冷蔵庫に入れておいてくれた
「マカロニスープ」の半分を温めて食す。
朝食を摂るのは、心臓の薬を飲むため。

受信メールへ送信。

久しぶりに「ポルトガル」のバオミンさんからメール。
メールが出来ないのは、毎日ホテルのインターネット
の暗証番号がかわるそうだ。また、インターネット
接続1時間で8ドルも取られるとのこと。

会議の日程もきつそう。その後の「反省会」もかなりハードの
ようだ。12月4日帰国なので、関係者には緊急メールのみの
送信をお願いしたい。12月4日以降で間に合うメールは
送信を遠慮願いたい。5キロは痩せて帰ってくるか?
飲酒過多で増えて帰ってくるかは不明。

午前中は雨。

午前11時ころから晴天。なんという気候の変化だ。
これでは、東京板橋方面の某御方(ぼうおんかた)のご機嫌変化
と同じではないか。

午前11時半、ウオーキングへ。もちろん傘を持って。いつ雨が
降り出すか分からない。

宿舎から国立体育館を通って「ミニスーパーへ」
1階から2階にまでどんな品物があるかを参観。買いたい物は
何もない。

帰りも路上の店や様々な店を見て帰宅。徒歩で丁度1時間。

サッカー場の近くを歩いていると、前から3人乗りの無謀な
オートバイがやってくる。
前に女子が乗り「真ん中」の男性がオートバイを運転。
後ろにもう一人男性が乗っている。ヘルメットはかぶって
いない。「無謀な連中だ」「こいつらの親の顔が見たい。
多分、間抜けな顔をしているだろう」などと言う思いが一瞬頭を
過(よ)ぎった。
 よく見ると、ハンドルと運転している若い男性との間に
座っている若い女の子が、「顔をかくして」いる。訝(いぶか)しく
思い更によく見ると日本料理店のHさんだった。
『間抜けな顔』をしている親は私だった。
数日前に祖母のお墓を作ると言って400万ドンを貸してあげた。
その時、私とハンさんで「男性問題には気をつけるように」
と厳しく言っのだ。私の頭のほんの隅の方の1%程度は
400万ドンは本当にお墓つくりに使うのか?という素朴な
疑問があったのは事実である。

今日のオートバー3人乗り。しかも「ノーヘル」。日本で言えば
嘗て(かつて)の「暴走族風」の行動だ。若いから男女関係
に興味を持つのは自然の成り行きだが、どうしたものだろう?
「今後の推移を注意深く見守りたい」(典型的な官僚答弁=何も
しない、出来ないの「隠語)

リー君から「先生 誕生日おめでとう」という、メールがあった。
この間、何度もリー君からメールがあったが、一切無視している。

こどもたちを育てるということは、お金や物を与えることではない。

Hさんやリー君(現在私からすれば「家出中」)との付き合い方
が大事なのだ。何でも言いなりに聞いていても何の解決にも
ならない、厳しさが必要だが、同時に「最後まで面倒を見る」
「何があっても最後まで付き合う」というはらを据えなければ
ならない。こどもたちの「美味しい時」だけの支援は本当の
支援でないように思える。愛情と厳しきを持つことは
なかなか難しいが「嫌われても」厳しく接する時もある。
「こどもを育てる親」の役割りである。

二人との付き合い方は、それぞれ違う。Hさんは、一本の
糸でJASSと繋がっている。これは日本料理店での仕事である。
日本料理店での仕事は絶対に辞めさせてはならない。
その糸が切れることと彼女が「身を崩す」こととはほぼ道同義語に
近い。彼女は18歳(本人は19歳と言っているが真偽は不明)

リー君は既に24歳。目先のお金が入る仕事をしていては、
一生の人生を踏み違える。安定した金額の決まっている
一生できる仕事を見つけることだ。
日本料理店の接客係りは、日本料理店を辞めても
どこのレストランでも通用する。日本料理店での体験を
深め、決まった給料で一ヶ月を生活することを身に付け
なければならない。警察前に来るオートバイのお客から
日銭をもらう仕事は、収入の落差があり、警察に
辞めろといわれたらそれでお終いだ。

Hさんは、日本料理店で暴走しないようにしっかり
見守らないと、どこへ飛んで行くか分からない。
リー君は、今、人生の一番大事な時期にいるのだ。
正業に就き、決まった給料で生活する術を学ぶ
最後の機会である。この時期を失えば、一生、
フーテン生活。「フーテンのりーさん」になってしまう。
結婚も難しいだろう。女性の方では生活の安定という
ことは、結婚する場合の選択の一指標だ。

午後5時、「ベトナム風ほか弁」を買いに行く。
25000ドン(92円)。円高はこんなところにも大きな
影響を与えている。

午後6時からサッカー日本ーシリア戦を見る。
2-1 日本が試合終了数分前に大津の勝ち越しゴールで
勝利。日本がグループCの首位に立つ。

スポーツの中継に「解説」はいらない。
余計な話が多く、「うるさいだけ」。
実況中継の画像だけ見たい。音を消す。
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テレビで元読売巨人軍の代表・GM清武氏の番組を見た。
真っ当なことを言っているように聞こえた。

その後、テレビ朝日などで清武問題をコメントする
番組があった。スポーツ紙3誌の「巨人担当記者」
が出演。3人とも清武の方が悪いと口をそろえて
言っていた。
番組コメンテーターも全員同様であった。

私の目には、清武問題は既に「決着した」とこれらの
人は思っているようだ。

巨人にたてつくと取材は出来ない、1000万部の大新聞の
会長・主筆に楯突けば「マスコミ業界で生きてはいけない」との
保身の臭いがプンプンとした。

清武氏の「今まで『鶴の一声』で、他球団の4番打者を
何人も引き抜き、1塁手が何人もいるという異常状態が
あった」「既に巨艦・巨砲主義は終わっている。
自分の球団の2軍・育成から選手を育てて行くことが大事だ」
などという主張は正当性のある主張である。

清武問題を見るとマスコミ(新聞・テレビ・・)は
引き続き「マスコミ原子力村」を形成し、『ご乱心の殿』
に諫言する忠臣を「原子力村民」で叩いているように
思えてならない。
今日(こんにち)、テレビ・新聞は「眉に唾をつけて」聞いたり読んだり
しなければならない。

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大阪市長選挙 橋下氏が当選。
残念なことである。ヒトラーと同じ、市民の耳当たりの良い
公務員攻撃と「大阪都構想という内容のない幻想」を振りまき、
民主主義を否定し、市場経済原理と命令と差別を学校に持ち込む
橋下氏の当選ではある。
大阪市民の選んだことは事実である。このツケは、同時に
大阪市民が支払い、更に日本全土に拡大していく可能性が
ある。何としても阻止したい。
政治に単純明快なものを持ち込むことは一番危険な手法である。
人間社会の森羅万象、全てが複雑な連関の中にある。
単純に割り切ることは出来ないのである。
それを単純に割り切ってしまう所に橋下氏の手法がある。
小泉の「構造改革の本命は郵政民営化」とのスローガンが
いかに「まやかし」かは、今では国民のレベルで体験的に
わかってきている。たくさんの非正規労働者の輩出。
年収200万円以下の国民が1000万人にのぼり、生活保護は
市役所などで「受付を事実上拒否する」「餓死する人間が大量に
出て」「無縁仏が年間32000人にもなる」社会ができてしまった。
提唱者の小泉氏は、何も責任を持たずにのうのうとしている。
民主主義は、主権者の責任も重い。最終的な責任は
主権者である市民である。橋下氏を選んだ大阪市民も
同時に責任があるのだ。

投稿者 koyama : 2011年11月27日 14:16

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