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2011年10月21日

北海道YMCA講演会

快晴  寒い

午前8時過ぎ、ホテルを出て札幌駅から地下鉄南北線で
中島公園へ。その後、徒歩20分。

北海道YMCAへ。北海道YMCAは由緒ある組織である。
北大の前身札幌農学校で教えたクラーク博士から
プロテスタントを学んだ「内村鑑三・新渡戸稲造など」が
作った会である。


北海道YMCAに入る。入口の掲示板に
10日間ほど札幌市内で行われている
ベトナム「子どもの家」作品展のポスターが
貼られていた。


午前10時から1位時間10分程、講演会。

生徒さんのプライバシーがあるので後ろから写真撮影


北海道YMCAとは、10年程前と提携して
講演会などを行ったことがある。

午後12時40分過ぎにホテルへ戻る。
今回は札幌駅近くのホテルに5泊6日の
予定で宿泊している。「連泊」というやつである。
当然、ベッドメイキングがあるので、チェックインした
際、フロントで「5泊するのだが、ベッドメイキングは
何時から何時までですか?」と聞く。
フロントの男性は「午前10時から午後12時の間です」
との答え。
それでは、その時間は、ベッドメイキングの邪魔をしては
いけないので「外で時間を過ごそう」と思い、
今日も12時40分まで町をふらつき、ホテルへ戻る。
この間の疲れと、腰痛で早く部屋で横になりたい。
昼食を摂る気力もなく「おにぎり」を一つ買い、ホテルへ。
しかし、12時40分になってもベッドメイキングはしていなかった。

フロントに電話。フロントの責任者は、「ベッドメイキングが
あるので、午後2時半までは部屋に入れない」と言い切る。
「おやおや」と思い、「それはどこに書いてあるのですか?」
と聞く。「インフォメーションと書かれた厚い本があるが
そこに明記されている。午後2時半までは、室内にいてはいけない」
と断言する。

私は5日間「連泊」するので、ベッドメイキングの邪魔をしては
申し訳ないので、「ベッドメイキング」の時間を聞き、
午前10時から午後12時までの回答をフロントからもらっている。
それが突然、午後2時半までは室内に入れない。
ホテルのインフォメーションに明記されているという。
改めて分厚いホテルの「インフォメーション」を読むが、
何も書いていない。
再度、フロントに電話。「インフォーメーションを読みましたが
その種のことは何も書いてありませんよ」と聞く。
フロントは、「しっかりと読んでください。ちゃんと書いてあります」
と私にお説教を垂れる。
私としては、詳しい決まりは分からないが、5日間の連泊なの
だから、掃除の時くらいは外に出るが、それ以外は室内に
いてもおかしくないのになあ、と思う。

再度、フロントに電話をし、責任者を出してくださいと
お願い。今日は現場の責任者が電話にでる。
再度、私は「インフォーメーションには何も書いてないですけど
フロントの人は、連泊の人でも午後2時半まで室内に
は入れないというのですが・・・」と聞く。
現場の責任者は「いや、午後2時半までは、室内には入れない
ですよ」という。

仕方がないので、疲れていたが「ホテル宿泊約款」
20条までの細かい字を全て読む。

ホテル約款第9条に「連泊する場合は、チェックインから
チェックアウトまで部屋の占有権がある(趣旨)」と明記されている。

ベッドメイキングがあろうがなかろが、連泊の場合は、
5日間常時部屋の中にいる権利があると明記されて
いるのである。

このホテル(ホテル京阪札幌)は、どんなホテルなのか?
フロントも現場責任者も「お客が何も知らない」と思い
「ウソ八百」を言っている。こうした「権威をかさにきて居丈高な
態度を取る人間が一番嫌いだ」。

再度フロントに電話。今日のホテルの最高責任者を呼んで
欲しいと言い、今日の責任者(課長代理)が出る。
事情を説明。会議室でフロントの責任者、最高責任者と
話し合うことになった。馬鹿ばかし時間である。
仕方がない。

1階の食堂で話し合う。
私「午後2時半までは私はホテルに部屋にいられないと
フロントの担当者、責任者は言いました。インフォーメーション
に書いてあると言ったが、書いてあるインフォメーションを
見せてほしい」。

ホテル側「申し訳ありません。全てウソでした。お客様は
チェックインからチェックアウトなで常時、ホテルの部屋に
いることが出来ます」と言う。

私「さっきまで入れ替わり立ち替わり、私は午後2時半まで
部屋に入れてないと言っていたのに、何度態度が変わるのか?」

「インフォメーションに書いてありまあせんでした」。
私「あれほど、何度も私は確認しましたよ。インフォメーションに
書いてあると」。

「あれは、全て間違いでした」。

私「間違いと言っても、お客からチェクインの際に
5日分の部屋代を取っているのですよ。お金は取って、
義務を果たす時になったら、何だかんだ難癖を
付けて、お客を部屋にいれないというのは、いかがなものか?
既に私の部屋は今日、ベッドメイキングもしてないのですよ」。


現場の最高責任者「今日のホテル代は無料にします」という。

私は激怒。「私は乞食や物もらいではない」「インフォーメーション
にも書かれていないことを繰り返し書かれていると言っている
フロントとその責任者。なぜ、こうした問題が起こったのかを
総括し、そこから教訓を導き出し、今後、同じ事が起こらないように
するために私は言っているのだ。貴方の態度に私は非常に
腹が立ている。貴方は、うるさい奴なので金をあげておとなしく
させようということのようだが、私は貧しいがその種のお金を
ゆすったり、もらおうと言う気はない。貴方がその種の人間で
あったとしても、他人がお金でおとなしするとは限りませんよ」

今日は、貴方達と話しても埒が明かないので、ホテルの最高
責任者を出してほしい。
「支配人です」。
「じゃ支配人を出してほしい」
「今日は休暇でいません」
「いつ出社するのか?」
「明日です。」
「じゃあ、明日の午前中、支配人と話し合う」

ということで2時間近くの話し合いを終わる。
日本人の能力が低下したと言われて久しいが
ホテルマンが、ホテルの約款すら読んでいない、
知らないという実態に「慄然」とした。
こんなホテルで火事にでもなったら、お客の
誘導など出来るわけがないと確信した。

情けない「ホテル京阪 札幌」である。
お金だけは5日分を全額先取りし、サービスと
義務としての業務は「おざなり」という日本社会を
象徴する「ホテル京阪 札幌」である。

投稿者 koyama : 2011年10月21日 19:52

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