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2011年07月06日
8月中旬までの詳細日程打ち合わせ
快晴 外気温 39度(テレビ天気予報)
午前4時、目覚める。
読書「氷川清談」(勝海舟著:角川文庫)
勝海舟が明治維新後東京赤坂の氷川神社の
近くに住んで、いくつかの新聞記者などから幕末、明治維新、
その後の話など所望され、話をした。
勝海舟は1823年(文政6年)~1899年(明治32年)77歳死去。
徳川慶喜の第10子を養子にする。
西郷や大久保、坂本竜馬など、幕末・明治維新で出会った人々の
人間評価や戊辰戦争などの戦の話。会話なので分かりやすく、
激動の時代を幕臣で過ごしながら、開国派だった勝の生き方は
大いに魅力がある。人間の生き方の基本を知る思いがする。
大道をしっかり見て、小道にとらわれない生き方。
維新後は、海軍卿(海軍大臣)、伯爵となる。
昨今の政治屋に読ませたい人間の生き方のである。
午前7時朝食。フォー
衆議院予算委員会を見る。
徒歩、ベトナム事務所へ。
5月27日に北海道恵庭市の島松小学校で講演会をした。
今日、恵庭市教育委員会と恵庭市島松小5年1組・2組・3組の
子どもの皆さんからお礼の手紙などが届いた。
感謝。一人一人の児童の皆さんの感想を読むと、世界のこどもたち
や貧困に関心を持て居ることが良く分かる。児童の皆さんの
大成を望む。
今週から8月中旬までの細かい日程をバオミンさんと
打ち合わせする。7月9日(土)ベトナム事務所員会議に
提案する日程分担内容を相談する。
午前11時半、昼食。チャオ・バイン・カイン
1時間ほど昼寝。暑い。
読書「氷川清談」(勝海舟著:角川文庫)
メール受信・送信。
いくつかの件でバオミンさんと電話で打ち合わせ。
午後6時、急に停電。いつ点くか分からないところが、
ベトナムの停電の悩ましいところ。10分なのか1時間なのか?
半日なのか? 停電した時点でその後の生活設計が全く
不可能になる。停電で部屋は暗くなり、扇風機も止まる。
パソコンもプリンターも止まる。仕事が出来ない。
部屋は蒸し風呂のようになる。
今年はなくなったが、昨年が半年間、1日置き位の間隔で
半日程度の停電が続いた。
今日1日で原発問題で大きな問題が出てきた。
「ストレステスト」。菅首相の精神的ストレスをテストする
のか? と思ったら原発の「ストレステスト」だとのこと。
佐賀県の玄海町長の玄海原発再開容認、古川知事
の「国を信用して、再開を認める」発言があった。
佐賀県知事も玄海町長も「福島原発の実態」を見ても
「国を信じる」と何ら科学的な根拠もなく「玄海原発を容認」
発言をしている知性の無さにうんざししていた。
しかし、今になって、改めて原発の「ストレステスト」を
するということになると、「国が、現状の原発のテストを
しなければ、安全性に心配がある」ということになってしまう。
玄海町長も古川知事も「二階に上げられ、梯子を取られた」
ような政治的には無様(ぶざま)な状況である。
「国を信じる」というそもそもの出発が間違っているのだ。
福島の惨状を見れば、「国を信じる」などという言葉は出てこない。
地方自治体首長であれば、住民に対する責任がある筈で
責任を少しでも感じれば、玄海原発再開のゴーサインは出せない。
九州電力が九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働問題で、経済産業省が6月26日に佐賀市で開いた県民説明会について、九電の真部利応社長は6日記者会見し、関連会社の社員に対し、再稼働に賛成する意見を電子メールで番組に送るよう指示していたと発表した。
真部社長は「説明会の信頼を損ねる形になり、心からおわび申し上げる」と謝罪した。
説明会はケーブルテレビ局で行われ、インターネットの動画サイトでも中継。メールやファクスで意見や質問を募集し、一部は番組内で紹介された。
22日、九電本店原子力発電本部の課長級社員のメールアドレスから、玄海原発と川内原発、川内原子力総合事務所、子会社4社の責任者に送られていた。
6日の衆院予算委員会の集中審議で、笠井亮衆院議員(共産党)がこのメールの存在について追及し、九電が調査を開始し、判明した。
と報じられている。日本共産党の存在意義はこうした所にある。
原発を推進するためには、「八百長」「やらせ」でも行うという
電力会社の姑息で陰湿な体質が如実に出ている。
海江田万里経済産業相は6日の衆院予算委員会で、運転停止中の原発について、6月に再稼働可能との見解を示した際、菅首相に事前報告していなかったことを明らかにした。自民党の塩崎恭久氏は海江田経産相の「安全宣言」を巡り、菅首相が事前に知っていたのか追及。海江田経産相は「(報告は)事前に、ということではない」と答弁し、再稼働に向けた認識が共有されていなかったことを明らかにした。
九電社長の記者会見を見たが、無能ぶりが100%でていた。
やらせメールを指示したのか?との記者の説明に答えられない。
部下が紙に書いたものを渡すとそれを読みあげるという無様な
実態。こんな人間に「人間の命と人生を委ねる原発問題」を
管理させることはできない。馬鹿馬鹿しい記者会見。
たった今日1日でこんな重大な問題が起こっている原発問題。
佐賀県知事、玄海町長はこうした腐りきった九電の体質を
どう考えているのだろう?
政府や九電べったりの姿勢を総括・反省する時期に来ているので
はないだろうか? 政府も九電も信用出来ないというところから
出発しないと住民を守る地方自治体の長としては、失格。
東京世田谷区では保護者がこどもたちの給食で体内被曝する
ので調査をして欲しいとの要望を保阪区長に提出している。
自民党石原幹事長に言わせればこうした要望を出す
東京の保護者は「集団ヒステリー」ということになるのだろう。
しかし、心配なことは心配であり、誰も「安全」と保障できない
所に原発・放射能問題の難しいところがある。
「大丈夫です」と安全保障した学者や官僚・首長などは
10年後、20年後には、死んでいないのだ。自らが責任と
保証すら出来ない問題をいとも簡単に「安全宣言」などをする
人間を信用出来ない。チェルノブイリは今でも放射能との闘い
を続けている。
体内被曝も含め、福島だけでなく、東京も「壮大なこどもたち
の人体実験中」と私は思っている。恐ろしい国である。
「安全だ」などという研究者が10年後、20年後に責任を
取るのか? 誰も責任を取らない我が日本国である。
以上の問題は「思想が右とか左」とかいう問題ではない。
私たちの後継者・子孫の安全を守るという問題で
ある。日本国を存続させるかどうかという民族的な問題でも
ある。原発をなくしていくことこそ、「愛国」の立場である。
愛国心ということを言うのであれば、今後、原発を
様々な方法でなくしていく立場に立つのか?
相変わらず原発に依存するのか?が分水嶺・試金石である。
今、私たちの20年から30年程度の「安楽な生活」を保障する
ために原発を使うのか? 使用済み廃棄物は、1万年も2万年
も地下かどこかに保存・管理しなければならない。
私たちの数十年の安楽な生活のために数万年後の子孫に
まで困難と苦しみを与える人間にはなりたくない。
福島はいつになったら人間が安楽に住めるのか分からない
現状である。今回の福島原発事故は、日本の国土の何割かを
失ったのと同じようなものだ。
投稿者 koyama : 2011年07月06日 17:41