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2011年07月05日
ソン君・メンさんの長男「命名式ーバオ(保)君」
快晴 気温38度 とにかく暑い。
午前7時朝食。マカロニスープ
メール受信。送信。
午前9時半、徒歩でベトナム事務所へ。
午前10時、ベトナム事務所員と「子どもの家」のロック寮長、
タム医師と一緒に「ソン君・メンさんの長男誕生1ヶ月・命名式」
へ。
式典会場は、メンさんの生家。フエ市内から車で1時間
の純農村地帯にある。あたり一面が水田。
騒音と排気ガスの町フエから来るとほっとする。空気がきれいな
ような気がする。
招待状は午前10時半から開会とある。
午前11時過ぎ、40分ほど遅れて開会。これをベトナムでは
「ベトナム時間」と言って変な「誇り」を持っている。
ベトナム事務所員の税田さんから預かった「お祝い金」を
お父さんのソン君に渡す。
母子ともに健康である。小学校6年生位で入所したメンさんが
こうして男の子を産んでいる姿を見て、18年の長いフエ在住を
実感する。あんな小さな女の子が、お母さんになったとう実感を
改めて感じた次第である。
赤ちゃんのことにはそれほど詳しくはないが、生後1ヶ月に
しては、しっかりした顔の赤ちゃんのように思えた。
何となく「ハンサム」な子どものように思えた。ソン君似か?
メンさん似か? 何ともいえない。
まだ子どもの家にいるメンさんの妹。現在、ベトナム中部の
名門大学「フエ師範大化学学科」で勉強している。
ソン君・メンさんの長男の名前は
「HO KHAC THANH BAO ( ホー・カック・タイン・バオ)」
胡 各 清 保 (漢字にすると)
HO KHAC まではソン君のファースト・ミドル ネーム。
そのうち近所の人、メンさんの親戚が集まってくる。
メンさんの亡くなったお母さんの兄が簡単な挨拶。ベトナム事務所員
は誰も聞いていないうちに話が終わる。
趣旨としては、「メンが立派な男の子を産んだ。今後も宜しく」
という内容ではないかと推測する。
「子どもの家」にいたソン君の弟も来ていた。今は自立している。
「子どもの家」に入った頃は、小学生だた。
開会挨拶をしたメンさん一族の族長の伯父さん
メンさんの叔母さん・伯母さんたちがお祝いの食事を
手作りで作り、振舞ってくれた。
命名式に参加したベトナム事務所員一同
命名式の宴会中は眠っていた「バオ君」。
午後1時過ぎ、宴会の途中ではあったが、午後からのベトナム事務所
の仕事があるので、ベトナム事務所員は中座。
最後に「バオ君」と面会。
お父さんになった重みを味わうソンお父さん
私も抱いてみた。意外に「ずっしり」と重たい。
生後1ヶ月。しっかりした「賢そうな」子どもに見えた。
健康で賢く成長して欲しいと願うのみ。
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松本竜が辞任した。この問題は任命権者の菅首相の
任命責任が大きい。辞任ではなく、菅首相からの解職措置が
必要だった。こんな馬鹿馬鹿しいことで、新聞やテレビなど
が多くの時間を使うことこそ、災害復旧について言えば壮大な無駄
というもの。松本竜が復興大臣兼防災大臣という今回の
東日本大震災問題の中心になる人物である。
情けないがこれが日本の政治家群である。
被災者の謙虚な姿勢・前向きな姿勢を 学ぶべきは
政治家である。特に民主・自民という二大政党の・・・・。
各紙の本日の社説を見た。
朝日、毎日、東京、産経が、松本竜問題を取り上げ、厳しく
糾弾していた。読売は、無視。
私は、松本暴言の中の「報道に関する部分」に新聞社は
どう反応するのかを注視していた。
東京と産経は、きちんと「報道への挑戦」として批判している。
●東京新聞
「今の言葉はオフレコです。書いた社は終わりだから」
とも述べた。書くなと威嚇すれば素直に従うと思っているのか。
報道機関に対する重大な挑戦状と受け止める。
●産経
『しかも松本氏はこの後、記者団に「今の部分はオフレコな。
書いた社はこれで終わりだから」とも語った。
恫喝(どうかつ)といえるだろう。到底、容認できない。』
松本竜の辞任の記者会見。
菅首相は「慰留」したそうだ。
「被災者とは人一倍寄り添っているつもりだったが、
言葉が足りなかったりして、被災者の心を痛めたことを
本当におわび申しあげたい。言葉が足りなかったり、荒かったりしたの
は不適切だった」と述べたそうだ。
菅首相の「慰留」には、菅首相の知性と人間性がでている。
松本竜辞任は、「言葉が足りなかった」からなのだろうか?
あの調子の「殿様言葉」をもっと続ければ、辞任はしなくて
よかったのか?
言葉ら荒かったから辞任するのか?
松本辞任は、本人自身が真っ当な総括をしないまま
辞任していることが分かる。
辞任すべき最大の理由は、復興大臣・防災大臣としての
職務を真っ当していないとうことに尽きるのである。
つまり国民に奉仕する大臣・政治家としての失格という
ことの理解がないのである。
「いうようにしないと国として支援しない」「国は地方より
偉いのだ」という姿勢が批判されているのであり、
言葉が足りなかった、荒かったからではないのだ。
地方自治という日本国憲法の原則に外れていたからであり、
大臣も含めて政治家は国民の下僕、国民の代弁者の役割り
で、あくまで主人公は国民である。主権在民という憲法の
原則を真っ向から否定する人間だから国民や被災者が
怒っているのである。憲法違反人間だからである。
元部落解放同盟副委員長で、「人権の専門家」などと
持ち上げているマスコミもあるが、松本竜こそ、人権という
ものの本質を理解していないからこそ、ああした「殿様態度」
が取れたのである。辞任してまで、物事の本質を理解出来ない
無能な人間であると断言したい。国会議員も辞任したらどう
だろうか? 7億円の資産があるのだから・・・・・。
(松本竜 記者会見要旨)
8時45分に首相に辞するということを連絡しました。
300日あまりの大臣でしたけれども環境と防災という大変大きな仕事を任された。それぞれ奇跡を見たり地獄を見たりした。環境担当、防災担当の皆さんからお世話になったことをお礼を申し上げたい。一番お世話になったのは妻と子ども。感謝を申し上げたい。
石巻の大川小学校で手を合わせたりした。山元町の中浜小学校では孤立していた90人の児童を救えた。私も少しは役に立ったのかなとあのとき思って涙が出た。7月23日に相馬で野馬追があるそうですから、前の日に宮古の山本市長と旧交を温めたい。
いろいろ言いたいことがあるが、謎かけをしたいと思ったが……。(わたしは)いなくなりますから。4月にフィービー・スノウが亡くなった。カズオ・イシグロの「ネバー・レット・ミー・ゴー(わたしを離さないで)」ではないが、私は被災されたみなさんたちから離れませんから。粗にして野だが卑ではない松本龍、一兵卒として復興に努力していきたい。すべてのみなさんに感謝を申し上げたい。
ーーーーー
松本竜は自分を「粗にして野だが卑ではない」と言っている。
恥ずかしい言葉である。
城山三郎が元国鉄総裁石田礼助を描いた「粗にして野だが卑
ではない」の言葉である。
(素) 質素な生活をし
(野) 仕事では『野人振り』を発揮
(卑) しかし、権力におもねることなく、正論を吐き、
決して卑怯な態度を取らない
松本竜の態度のどこに「粗にして野だが卑ではない」
があるのか? 復興大臣という権力を使い、ヤクザのような
汚い言葉で、知事やマスコミを恫喝する。資産は7億円を
超える。これでどこが、「粗にして野だが卑ではない」なのだ。
自分が見えない人間は、最後の最後までこのような
無様な醜態をされしている自分が見えないのだ。
私は松本竜に個人的な怨恨はないが、こんな復興大臣に
何百年に一度という大震災・原発被害の復興を任せている
ことが悲しく、わが日本の政治に失望している。
読書「自民党戦国史 2 」(伊藤昌哉著:筑摩書房)読了
個人的には、この本に出てくる自民党の首相・政治家は好きでは
ないが、それでもそれなりの知性と教養は持っていた。
松本竜にかけているのは、知性と教養である。
読書「氷川清話」(付 勝海舟伝) 勝海舟著:角川文庫)
投稿者 koyama : 2011年07月05日 10:02