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2011年06月08日

自室で仕事

快晴  真夏  室内気温35度 湿度 60%

午前5時半起床。ストレッチ。腰痛対策

午前7時朝食。キャッサバ芋の手打ちうどん。

ほんの少し「唐辛子」が入っているのだが、食後、胃腸の調子が
悪い。唐辛子の刺激が強いようだ。日本滞在中とフエへ6月3日
に帰って来ても5日間連続で仕事が入っていて、休みがなかった。
今日は自室でメールの受信・送信、これから9月までの
大まかな日程・計画を考える。

読書「新左翼とロスジェネ」(鈴木英生著:集英社新書)読了

1960年代後半を大学で過ごした人しか分からない部分がある。
1975年生まれの「ロスジェネ」の若者が分からないのは
致し方ないが、自分たちの父親の団塊の世代が1960年代
の後半、どのような学園生活を送ったのかを知ろうとする
気持ちは評価する。
著者は新左翼・全共闘運動が、「自分探し」の始まりだった
と位置づけている。疑義を感じる。特に全共闘運動の
「自己否定論」を高く評価しているが、私など当時、
馬鹿馬鹿しい理屈だと思っていたし、現在も同様の
気持ちでいる。お釈迦様も人間は矛盾した存在だと
言っている。マルクスも「矛盾」がものごとを発展させると
言っている。「自己否定論」は最終的には、「自殺」にたどり着く。

ーーー
「原発労働記」(堀江邦夫著:講談社)を読み始める。

1984年に書かれた本であるが今回の福島原発事故
を踏まえ最終章を2011年4月に増補して再出版している。
著者は1980年代に関西電力の「美浜原発」、東電の
「福島第一原発」、日本原子力発電「敦賀原発」の3箇所の
下請け「原発」労働者として働き、その詳細をドキュメント
にしたものである。
第1章、関西電力の「美浜原発」の部分を読んだが、
美浜原発にいる関西電力社員は、中央制御室など
エヤコン付きの清潔な場所で少数者が仕事をしている。
ほとんどの労働者は元受けの下請けの更に下請けの
会社員。今回の東電福島原発で言えば「協力社員」
ということになる。
この協力社員の採用の仕方から、どんな仕事するのか
を具体的に記述している。
労働安全衛生法では、到底認められない劣悪な
労働環境の中での仕事が次々に記述されている。
労働者の一部は地元の農民や漁民が農閑期に
勤めている。その他は当時の釜が崎や東京の山谷などの
労働者である。

高圧給水加熱器の掃除。人間が座ると頭がつく位の
円筒の中に入り、金属くずがこびりついている円筒の
中を掃除する。会社から配られるのは、風邪を引いた時に
使う「マスク」だけ。自分で手拭いなどでさらに口と鼻を
覆うが、数時間の仕事後、円筒から出てくると顔中が
真っ黒。口の中には金属の粉が一杯。喉が痛い、
こんな仕事が毎日続く。放射能など被爆を防ぐ「安全教育」
は40分の8ミリ映画を見て終わり。下請け、孫請けの
労働者は、きちんとした原発のシステムも構造も何も
教育されないまま、直ぐに現場の最末端の一番危険な
場所での仕事に従事させられていることが分かる。

1980年代の原発の定期点検労働の実態である。


バオミンさんと電話でいくつかの問題を打ち合わせする。

午前11時半昼食。ご飯とカボチャの茎、魚。野菜スープ。

量が多い。頑張って食べる。

午後12時半から午後2時まで昼寝。

その後、洗濯。

読書「原発労働記」(堀江邦夫著:講談社)

バオミンさんと「政界歴史都市連盟理事国会議」
の件で打ち合わせ。

6月9日(木)午前9時から「理事国会議」。
午後7時、晩餐会。

6月10日(金)「理事国会議」 →総会場、ホテル等の視察
         P7最終晩餐会 

7月20日から10月19日までのスタディーツアー等の
日程をバオミンさんからもらい、チェックする。
3ヶ月間の長丁場だ。体力と気力がないとやっていけない。

3月11日(東日本大震災当日)から1週間ほどの火炎樹日記に
私は何を書いたのか、改めて読んで見る。

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日本滞在中、各地で講演会などを行った。
講演会後の懇親会の時には、必ずラオスの「ラオディー」の
ラム酒を飲んでもらい、宣伝に努めた。
何故、私がラオスのラム酒を広めようとしているのかといえば、
「美味しい」からに尽きる。

更に正確に言えば、「本物」の味だからである。
今の日本は菅首相から始まり、偽者が横行している
社会である。そうした中で本当に美味しいもの、本当に
しっかりと時間と手間隙をかけて作った「ラム酒」だからである。
こればかりは、試しにでも「飲んで」もらわないとその絶妙な
美味しさは分からない。

以下、ラオスのラム酒 ラオディー社のHPである。

高校の同級生Y君、T君、S君の3人がサトウキビ作りから
醸造まで自分たちの手で作っている「100%」手作りの
本当のアグリコール「ラム酒」である。

一度、味わって見る価値のあるラム酒である。

ラオス・ラオディー社のHP

http://shirokuma.tejimaya.com/

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民主と自民の「大連立」に反対する。
この両党が連立を組むと衆議院で90%、参議院80%の
議席を占有する。国会議席で「「ファシズム体制」が出来上がる。
この両党で何でもできてしまう。

選挙の際にそれぞれ政策を掲げて国民の投票に付した筈で
ある。

国会議席が80%・90%の占有率になると、何でもこの両党が
勝手にできる。「大政翼賛会体制」「ファシズム」だ。
全ての民主主義社会は少数派、批判派が必要である。
一党独裁国家に18年住んで「批判派」「反主流派」の
存在がいかに大切かが良く分かる。
今回の福島原発事故が止められなかった最大の理由は
国策で「原発安全神話」を推進し、原発に反対したり、疑義を
感じる研究者は完全に「排除」「無視」するという「原子力村」が
出来上がっていた。原発に反対し、その危険性を提起していた
研究者(京大小出助教など)を完全に排除したことが、却って
原発の危険性を高めていった。どんな社会でも少数派は
社会に取って大切なものなのである。
原発の危険を指摘していた研究者を排除せずに、その提言を
受け入れていれば、今日の福島原発事故はなかった。
福島のこどもたちを壮大な人体実験の被験者にしないでもすんだの
である。独裁体制は社会を蝕み、社会を崩壊させる。
どんな社会でも常に批判勢力を内包していなければならない。


東日本大震災に当って
一致して復興・再生を行いたいという気持ちは理解できる。
与党・野党で既に何十回も話し合っているのである。
民主・自民が「大連立」する必要はない。大連立は、
震災復興を口実に「憲法改悪」「日本社会の大改悪」を
めざそうとしていると危惧してしまう。

投稿者 koyama : 2011年06月08日 13:02

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