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2011年04月22日

ブライセン指導スタッフ帰国

曇り・晴れ。 蒸し暑い。頭痛と倦怠。
ベトナム事務所員も同様の症状。

朝、なかなか起床できず。

午前7時朝食。チャオ・バイン・カイン(小麦粉の手打ちうどん)

午前8時半、徒歩でベトナム事務所へ。
午前9時。ブライセン指導スタッフと打ち合わせ。
ブライセンベトナム支社員の勤務成績査定の打ち合わせ。
2時間ほど。一人一人の査定項目に従った査定を行う。
査定の基本は、ベトナム支社員の「やる気」を引き出し、
一人一人の隠れた能力を引き出すこと。

午前11時、査定関連の話し合いを終わる。

徒歩宿舎へ。

午前11時半。春雨麺


食事をしながら読書。

「生き方の不平等ーお互い様の社会に向けて」(白波瀬佐和子著
岩波新書)読了。

日本社会の様々な不平等を「客観的資料」を駆使して
解説する。
「我が子と他人の子」という項目に書かれていることは、
私たちがフエで行っている「子どもの家」運営の基本的
理念と合致している。

『親は子供に溢れんばかりの愛情を注ぐのは当たり前という
言い分は危険』と指摘している。
親だけではなく社会の構成員も子供たちの愛情を注ぐ社会
が必要といっている。これはある意味で「理屈」の世界。
学者の仲間内の言葉でもあるが一理あるものの、
親の愛情というものの「特殊性」もある。同時に「子どもの家」の
こどもたちも含めて、親のいないこどもたちは愛情を感じないかと
言えば、「子どもの家」のスタッフやベトナム事務所スタッフ、
近隣の人間などの愛情を感じる・・・・、が・・・・、親の愛情とは
やはり違うのだということを感じている今日この頃ではある。

こどもたちの貧困は、親の貧困と連動している。
高学歴と高収入も連動している。
こうした社会の不平等を厳しく指摘しているが、
そうした社会をどう変えていくのか?という社会変革については
記述がない。社会の不平等さを厳しく糾弾している点は、
参考になる。

親がいなくても、家が貧しくても、「こどもたちは平等に幸せに
育つべきだ』ということを主張している。
あちらこちたから資料を引っ張り出しての「不平等解説」書では
ある。


午後2時半。「フェリシモ」へ500色の色鉛筆を贈呈した
「子どもの家」・フールー小学校・トズオンロー小学校の
贈呈の様子、こどもたちの描いた絵などの写真を集め
整理する。

午後3時過ぎ、徒歩ベトナム事務所へ。

ブライセン本社の指導スタッフが帰国。
ブライセンベトナム支社でお別れの挨拶。

午後5時発のホーチミン市行きの飛行機に乗るためにフエ空港へ。


ブライセンベトナム支社員とバオミンさんで見送る



徒歩で宿舎へ。

引き続き、「フェリシモ」から贈呈された「500色の色鉛筆」の
贈呈の様子を文書や写真、絵などで「フェリシモ」本社へ
報告する。
写真25枚ほどを送信する。

かなり時間がかかる。バオミンさんや原田先生に協力
してもらう。

以下、「子どもの家」・フールー小・トゥオンロー小の
こどもたちが500色の色鉛筆で描いた絵である。

●「子どもの家」タン君(絵の題  私の故郷)

●船上生活者の子弟が多い
フールー小 3年生の男子  「絵の題  闘鶏(ニワトリの闘い)」

●ナムドン山岳地帯「カトゥー族」のこどもたちが通う
 トゥオンロー小学校 5年生 女子 「絵の題 私の学校」

日本のJASS関係者にメールで連絡。

午後7時から荷物の整理。部屋の整理。

明日(4月23日)フエを出て、4月24日朝成田へ着く便で
臨時帰国。体調が悪く、総合健康診断を行うことにした。
この18年間、無理に無理を重ねて仕事をしてきた。
体に無理があったことは事実。総合健康診断(人間ドック・脳ドック・
心臓病院検診・・・)を行う。結果は3週間後に出る。問題があった
場合は手当てをする予定。

投稿者 koyama : 2011年04月22日 18:58

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