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2011年04月13日

バンベー39号・日本語教師など・・・・・

快晴  気温32度  湿度45%

気温が30度程度になると体調も少しずつ回復気味。

午前7時朝食。フォー。


リー君から電話があったが、出たら切れた。何を考えているのか?

バンベー39号のバオミンさん原案について意見送付。

読書「世界」。

「原発頼みは、一炊の夢か?-福島県双葉町が陥った財政難」
(葉上太郎著)

マスコミでは、双葉町について、二つの論調があった。
一つは、双葉町「可愛そう論」。双葉町は東北電力管内。
福島原発の電気は自分たちでは一切使っていない。
東京など都会の人たちのために「犠牲」になっている
可愛そうな双葉町民論。

もう一つは、「多額の原発交付金をもらい、町財政の90%は
原発交付金。散々、交付金をもらって潤っていたのだから・・論」。

結局、両論を言うことで「都会」と「双葉町ー地方」との対立を
作っていることになる。

東電福島原発では、6000人が働いていたそうだ。
敷地内には30の関係会社が事務所を構え、そのほかに
300社の社員が作業を行っていたとのこと。
これらの多くは、地元の住民、下請け会社。1960年、
双葉町と隣りの大熊町が、東電と県に原発誘致の
陳情書を出している。1967年に1号機が着工し、その後6号機
まで建設される。
双葉町には、発電所や関連企業の「固定資産税・法人税」が
流れ込んだ。更に国の電源交付金も潤沢につぎ込まれた。
50平方キロメートルの双葉町は変貌した。
『財政力指数』が急上昇。(最低限必要なサービスが賄える
状態が、1、0)。それが満たされないと地方交付税交付団体
となる。双葉町は1965年 0、23だったものが、1980年には
財政力指数は、3、7となった。1年間の収入で3年半以上の
経費が賄える超富裕自治体となった。
しかし、固定資産税は原発の耐用年数を15年としている。
固定資産税は、原発は古くなればなるほど少なくなり
15年たつとゼロになる。その他。電源立地促進対策交付金
も5年が限度。33億円もらっていたが、5年後には終了。
1990年、双葉町は「財政力指数が1、0となり、地方交付税の
交付団体となた。
そうなった双葉町だが、。「豊かさ、贅沢さに慣れてしまい、」
隣り町にあるのだからと総合運動場を作る(40億~50億円)
が未完。17億円で保険健康施設を作る・・・・・。結局、双葉町も
原発に浮かされ、財政赤字団体に転落しているのである。
けして、原発で潤っている訳ではないとかかれていた。
双葉町は埼玉アリーナから旧県立高校に疎開している。

昨夜、お茶を飲みながら日記を書いていたが、間違って
お茶をパソコンのキーボードにこぼしてしまった。
キーボードを打ってもパソコン上に文字が出なくなった。

ソン君に頼み、新しいキーボードを買ってきてもらい、パソコン
に接続してもらう。さすがにソン君。フエ高等師範大学の
パソコン学科を卒業している。この程度のことは、朝飯前。

昼食。チャオ・バイン・カイン(小麦粉の手打ちうどん)

午後12時半から1時間程、昼寝。

長野県のAさんから電話。4月16日からフエに来て
フエ高等師範大学で「ソバうち大会」をする件で打ち合わせ。

バオミンさんと「JASSベトナムHP]作成の件で打ち合わせ。

その他、ベトナム事務所といくつかの問題で打ち合わせ。


午後5時から1時間、町を散歩。ほこりがひどい。
散歩は朝5時頃しか出来ないが、起きられない。


福島原発の危険度が「7レベル」になったとのこと。

テレビでは、未だに「7レベルになり、旧ソ連のチェルノブイリ
と同じだと思っている国民が多いが、チェルノブイリとは全く違う」
などと解説していた。ピンとはずれ。
もちろん、違う原発で違う状態だったから違うのは当たり前だが、
問題は、福島原発が最高位の危険度になったということを
今頃、菅内閣が公表したことだ。
こんなことは、素人の私でさえ、本能的に3月11日の全電源
が通じなくなった時点で最高の危険度に達すると思っていた。
この日記の3月12日にそのことを書いている。
今頃になって・・・・・・。

3月11日の時点で『海水投入』をすればここまでには
至らなかったのは、誰でもわかる。
3月11日・12日時点で海水投入をして損をするのは
多額の投資をした「東電」だけ。アメリカからも海水投入を
すべきとの助言を受けていたとの話もある。
東電の副社長は国の「エネルギー庁長官」の「天下り」
の指定席。経済産業省と東電は一心同体。
経済産業省の「安全保安院」が東電の手先のような
発表しか出来ないのも理由あり。安全保安院は
本来、東電の原発の安全について監視する役割り。
例えは悪いが、経済産業省安全保安院と東電は
悪徳賄賂刑事と犯人のような関係。刑事が実は、
犯人の「手先き」だったのだ。
東電の金儲けのために、原子炉の温度を急速に下げ、
レベル7までに至らない対策は取れなかった。あとで振り返って
言うのではない。東電の金儲け主義が「海水投入」=原子炉
廃棄に同意しなかったことが今日の状況の遠因である。
その東電に命令をし早急な手を打てなかった菅首相の無能も
遠因の一つ。レベル7は、人災である。
菅首相は「福島原発の10キロ・20キロ圏にいつになったら
住めるのか分からない。10年後か20年後か・・・」などと
人ごとのようなことを言っている。自らの責任は全く感じて
いないようだ。「原発安全神話」が間違った思想的根源。

3月11日からの3週間ほどの政府・東電・テレビに出る
「専門家」、テレビ番組などは、「安全」を繰り返し、
国民は動揺しないように・・・と繰り返していた。
それから1ヶ月。原子力・放射能の専門家でテレビで
「安全」「まだ大きな問題にはならない」などといっていた
学者(?)は今こそ、自己批判すべきであるが、誰も
自分の言ったことについて責任を持たない社会である。
福島原発の現状を「後追い」で話しているだけの
研究者の名に値しない人間ばかりがテレビに出ていた。

ーーーー

今年で第20回を迎える「地球環境大賞」
(主催・フジサンケイグループ)に「東京電力」が決まった
とのこと。

フジ・サンケイグループは「素晴らしい」マスコミだ。
東京電力は今回の福島原発問題で環境破壊のチャンピオン
となった。その東京電力を「第20回地球環境大賞」に
選んだのは、『ブラック・ユーモア』を十分理解しての上なの
だろう。「ほめ殺し」という奴だ。さすが、「痴的」水準の高い
フジテレビとサンケイ新聞グループだ。
フジサンケイグループの知的痴準が本当に良く分かった。
私は少なくともサンケイ新聞は買わない。馬鹿馬鹿しいから。
インターネットで記事は読むが・・・・・。

フジテレビのニュースなどで「この愚行をどう報道するのか?」
また、他局のテレビでフジサンケイグループの愚行を
報道するのか? 批判するのか? マスコミの真の姿勢が問わ
れる。

福島原発で被害を受けた日本国民だけでなく諸外国の
人々をこれほど愚弄する新聞社・マスコミもない。
フジテレビ・サンケイ新聞社長が土下座して謝罪しなければ
ならない。福島原発の「風評被害」や実際の被害で苦しんで
いる国民や外国人がどれだけいるのか?

4月5日の授賞式は延期したとのこと。

投稿者 koyama : 2011年04月13日 19:29

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