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2011年04月14日

バンベー39号編集会議:フエ電気街・石屋さんへ

 快晴のち曇り  気温29度  湿度70%

蒸し暑い。体がだるい。頭が痛い。ベトナム事務所員も
頭痛がすると言っている。ソン君が特に。気候のせいで
頭痛なのか某女の尻の重さで頭が痛いのか?

午前7時朝食。赤米のおかゆ


午前8時過ぎ、徒歩でベトナム事務所へ。

バンベー39号編集会議。

バオミンさん・フーン先生・ハンさん・原田先生・小山

1ページから3ページまで「特集」をする。
各原稿の依頼分担を行う。
今までよりも更にこどもたちの現状と卒業後のこどもたち
の様子が分かるような内容にするよう各所に工夫を入れる。
ベトナム人スタッフがバンベー編集の要領をしっかり覚えて
欲しい。

●バンベー39号の発行日程

・4月25日を目処(めど)に原稿締め切り。
・ベトナム事務所で校正。
・5月1週に静岡のレイアウトをして下さる「有ヶ谷さん」へ
最終原稿と写真等、全てを送る。
・5月中にレイアウト
・6月:6月18,19,25,26日 の1日を取って発送作業
 (JASS日本・東京の会が日程決定)


日本料理店での「東日本大震災」への激励の寄せ書き。
更に増えている。有難いことである。

ニュージーランド人

オランダ人

カナダ人

オーストラリア人


オーストラリア人



ニュージーランド人


日本人

新しい署名用紙を用意


6月3日に行われる「大東文化大学国際関係学部創立25周年
記念講演」の日程・チラシ原案が送られてきた。今から講演の
準備。

午前11時半、昼食。マカロニスープ

午後12時半から1時間ほど昼寝。


雑誌「世界」(岩波書店)の中の『対談 「国境」を越えるためには
何が必要か』
土井香苗氏(弁護士・ヒューマンライトウオッチ日本代表)と
サヘル・ローズ(イラン出身 孤児院出身・芸能界デビュー)
の対談。

二人ともボランティアなどを通して人種の国境を越えられるかを
論じているが、実践が少なく、「理論・理屈」先行の対談となり
少しがっかりした。しかし、討論の内容は、意味のあるもの。


読書「ルポ 若者ホームレス」(飯島裕子著:ちくま新書)
帯には「20~30代を襲う無縁社会の衝撃」とある。

午後3時、徒歩でベトナム事務所へ。
バオミンさんのオートバイの後ろに乗り、フエの電気街へ。

その後、石屋へ。

午後4時半、宿舎へ。


==========
以下、新聞報道より

『蓮舫節電啓発担当相は13日の衆院内閣委員会で、東京都の石原慎太郎知事が節電のため自動販売機の不使用を求めていることに言及し、「石原氏がどういう思いで言ったのかは分からないが、節電と経済効果への支障を最小限に抑える知恵は、同時進行で取り組むべきだ」と反論した。』

『両氏は事業仕分けで廃止判定とされたスーパー堤防や、節電をめぐる花見自粛論などで対立している。
石原氏は「軒並み自販機が並んでいるバカな国は、世界中にない。便利かもしれないが自分の家で冷やせばよい」と自販機設置を強く批判している。一方、蓮舫氏は内閣委で「清涼飲料業界は主要19社で4・5兆円の売り上げがある。自販機での売り上げは1・9兆円で42%を占める。自販機をなくすのか。そこで働いている人もいる」と、石原知事の批判に反論した。』

ということのようだ。

18年間、ベトナムに住み、時々日本へ帰る。
一番違和感を感じるのは、自動販売機である。夜、我が家の近くの
都営地下鉄の駅を降りる。自宅まで5分。その間に自動販売機が
10台程度置かれている。
自動販売機は冷蔵庫でもある。一晩中電気を使っている。
欲しければせめてお店で買えばいい。
日本中の自動販売機の使う電気量は原発1基分。
世界中のどこの国へ行っても日本ほど、どこにでも自動販売機が
ある国はない。自動販売機を使い、直ぐに自分の欲望を満たせる
という社会が果たしてよい社会なのか?無駄そのものだと私的には
思っている。石原都知事の言うことは、事実である。石原都知事は
嫌いだが、自動販売機についての意見には賛成である。
例え経済が少し落ちたとしても、こうした「生き方をしている」ような
国家の生き方は国民的に考える必要がある。
冷たい飲み物、温かい缶コーヒーを飲むなとは言わない。
お店に買いに行くくらいの労力は使えるのではないか?
同時にこうした問題は、公権力を使って一方的に行うのではなく
広く啓発活動と国民の合意が必要である。

ある家庭に行きトイレを借りた。トイレのドアをあけたら、
便座のふたが自動的に開いた。トイレを出たら自動的に閉まった。
初めての経験であったが、こんなことに何の意味があるのか?
自分の手で蓋をあければ、開けられるのに・・・・・。わざわざ、
電気を使ってトイレのドアを開けたら便座の蓋が開くなどは
意味のないことだ。こんな生活を平気でしている日本社会は
少し、目を覚ますべきだ。ベトナムに18年住んで「無計画停電」
「無計画断水」「異常気象・気温40度・・」。ベトナム事務所
のインターネットが半年間送信出来ない。お金は取っている。
しかし、いくら聞いても「現在故障中」と答えるベトナムの
プロバイダー。日本がいかに便利な生活を謳歌しているかは
その日本人の一人として「便利さ」を謳歌している一人として
反省している。
今回の地震と原発問題は、私たちの日常性そのものを
改めて問い直すことを迫ってきているように思う。

蓮舫節電啓発担当相のように現状の生活をそのまま維持して
お金儲けも今まで通りしながらということが、これからも続けて
行って良いのかは、国民的な論議の素材として十分
考える意味はあると思う。3・11の地震と原発問題は、
21世紀の日本に9・11、3・11として「国民一人一人の
生き方と思想そのものの変革」を迫るものであるような気がする。
菅首相をはじめ民主党政権にそうした思想・世紀的な変革を
迫る大きな出来事が3・11だという認識がない。
「人類は自然をコントロール出きるのか?」「西欧の開発思想」
の行きつくところはどこなのか?を改めて問われているのである。
原発は技術未確立の分野だったのだが、政府(自民党の責任が
一番大きい)、東電、原子力研究者は「原発絶対安全神話」に
固執し、今日の大災害の端緒を作ったのである。
原発の恩恵は同時に私たち都会の人間も享受していたのである。


投稿者 koyama : 2011年04月14日 12:21

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