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2010年12月19日

「子どもの家」の修理箇所点検

終日晴天

午前8時起床。

読書「西部戦線異状なし」(レマルク著 秦豊吉訳:新潮文庫)
3分の2読む。
18歳の若者が戦場での体験を通して人間性を徐々に
失っていく過程が丁寧に描かれている。

「アフガニスタンに駐留している外国部隊の2010年の死者数が
19日、700人に達した。過去最悪だった昨年の521人を大きく
上回っている」とのこと。アフガンでは、今も「西部戦線異状なし」
の状況・大量殺戮・人間性喪失の闘いが続いている。
700人以上にアフガンの住民などは更に多くの死者を出している。
大義も目的も分からない戦争である。オサマビンラディンが
9・11の犯人。それを匿っている「アルカイダ」も同罪という
いかにも「荒っぽい」アメリカの理屈である。大義と名分すらない
戦争に多くの貧しい若者が死んで行くのである。
戦争をしたい「指導者」がまずもって先陣を切るべきなのだが、
指令しかしない人々である。

太陽が出ている。空は青空。

フトンと毛布を干す。


午前10時、電動バイクで「子どもの家」へ。
セン運営委員長から「子どもの家」の修理箇所のチェックを
依頼されていた。来週は多数のスタディーツアーが来るので
今日出きる仕事はしておきたい。

「子どもの家」の厨房の天井のトタンがはがれている。

食堂の天井もかなりススがついて汚くなっている。

台所の外の衣類干しの枠組みの鉄が錆びて壊れている。



16年間、「子どもの家」が傷まないで清潔な生活が出きる
建造物を維持で来ているのは、定期的なメンテナンスである。
少し傷みかけたら直ぐに直すということを繰り返してきた。
傷みかけたままほっておくと、直ぐに壊れてしまう。

修理箇所の点検をしていたら元里親Dさんの里子のチュック君が
「子どもの家」に遊びにきていた。

昨日、元里親のDさんからチュック君にクリスマスプレゼントが
届いていた。急いでベトナム事務所へ行き、チュック君への
クリスマスプレゼントとカードを持って来て、チュック君に渡す。

クッキーのプレゼント。チュック君は男の子に分けてやっていた。


宿舎へ帰る。午前11時半。ブランチ。
フダ缶ビール3本飲む。昨夜、リー君に買って来てもらった
チャールア(豚肉のミンチに塩・胡椒をし、蒸したもの)を
おつまみに。昨日の残りの「マカロニスープ」を茶碗1杯。

昼寝。

午後3時から部屋の片付け。洗濯。

明日から12月31日までの諸活動の準備。日程の再確認。


1月中旬から2月中旬までの日本帰国の全日程の整理・確認
一覧表作り。

午後6時、フダ缶ビール2本。ビールがなくなってしまう。

好きな音楽を聴きながらぼーっとビールを飲む。

おつまみがなくなり、外に買い物に出るのも億劫なので
塩をおつまみに飲む。

午後8時半、早めに就寝。

10月18日に日本から帰国し、今日で丁度2ヶ月経つ。
ちょっと疲れる。これは気候の変化が大きいから。
バオミンさんですら寝込んでしまったのだ。
体調の管理に気をつける。
明日から12月30日まで2週間は、毎日スタディーツアー等の
仕事がある。

12月19日付けの「赤旗」では、

「お金の心配なく学びたい」「学ぶ時間と就職先がほしい」「大学の予算増やして」―。大学生の諸要求をもちよった交流集会が18日、東京都目黒区の東大駒場キャンパスで開かれました。全日本学生自治会総連合(全学連)が主催し、全国から12学園53人が参加しました。

1960年代の学生運動のことを「ウンヌン」する気はない。
しかし、大学生の就職率が50%台と今こそ、大学生は総決起
する時なのだが、全国集会に12大学から53人しか集まらない
「全学連」(全国学生自治会総連合」は、その名に値しない。
何故、こうなってしまったのかの総括なしに昔のままの
活動をしているように思えてならない。
学生の本当の気持ち・要求に合致していないということに尽きる。

海外ボランティア・海外支援・国際協力にどれだけ「意識の高い」
大学生が興味を持ち、行動をしているのか? NGO・NPOを
自ら作り自主的に活動している大学生がどんなに多いか?
少し、「全学連」を名乗る学生や指導する関係者に知って
もらいたいものである。

投稿者 koyama : 2010年12月19日 19:53

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