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2010年11月02日

フエ高等師範大学長・副学長と懇談

昨日、「禁煙ファシズムと戦う」の書評を書いたが、
JASS静岡の会の笠井さんが、新聞に私と同趣旨の
投稿をしていた。笠井英彦さんから送られた
新聞は以下の通り。これは常識的な意見だと私は
思う。日本の禁煙対策はやはり相当遅れていると
言わざるを得ない。こうして新聞に投稿し、世論を
喚起する活動を永続的に進めることは大事なことだと
思う。10数年前には新幹線で禁煙席は少なく、
已む無く禁煙席に乗り、2時間ほど嫌な気持ちになった
時代があったが、今は、新幹線は全て禁煙。
20年ほど前、シンガポールからニュージーランドの
オークランドまで9時間の旅をしたが、禁煙席の
後ろが喫煙席だったので、禁煙席の意味がなく
9時間、洟をたらしていた。
それからすると、笠井さんの投書などの地味な活動が
功を奏し、徐々にではあるが、禁煙の動きがでてきている。


終日、大雨。

午前5時起床。

読書「沢村貞子という人」(山崎洋子著:新潮文庫)読了。
戦前、プロレタリア演劇運動に参加し、1年間の留置所
生活をした、その気骨が、87歳でなくなるまで「生き方」に
貫かれている。

ものを大事にし、贅沢をしない。80歳になって「週刊金曜日」
を読み、「最近、井上ひさしが週刊金曜日にでないわね」と
言っているところなどは、戦前の左翼活動の名残りがある。
全てに筋を通し、他人に出来るだけ迷惑をかけないように
「気配りをする」人生。なくなる直前まで自分で「用をたそう」
と努力している。亡くなった後、夫の遺骨とともに
甥の津川雅彦たちが湘南の海に散骨している。
夫婦の関係は不倫関係から出発している。複雑な心境で
生涯をすごしているが、一本筋の通った生き方を見習いたい。


午前7時朝食。
チャッサバ芋ともち米の「チャオバインカイン」。

唐辛子を入れると更に美味しい。


午前8時40分。バオミンさんがオートバイで来る。
フエ高等師範大学へ。

今日はフエ高等師範大学日本語学科の運営問題で
学長、副副学長、外国学部長などと懇談。
ベトナム事務所側は私、バオミンさん、フーン先生、原田先生。

日本語学科のより一層の効率的な運営などについて協議。

2時間ほどの協議を終え、バオミンさんと帰宅。

フォン河が「氾濫」しているのでは?と思い、一番最初に
氾濫するフォンザンホテルの近くを視察。まだ氾濫までは
行っていないが、この調子で今日一日中雨が降れば
明日あたり氾濫しそう。

午前11時半、昼食。かなり量が多い。先日も3分の2程度に
減らして欲しいとお願いしたのだが・・・・。


1時間ほど昼寝。寒い。

読書「淳之介さんのこと」(宮城まり子著:文春文庫)

吉行淳之介が亡くなった時、新聞か何かで
事実婚の宮城まり子の存在を知った。吉行淳之介には
奥さんと女の子がいた。

二人の出会いから始まる。二人のラブレターのやりとりが
公開されている。人間の出会いとは不思議なものである。
当初、宮城まり子(眞理子)は、不倫関係に相当悩んでいたが
徐々に淳之介との生活を始める中で、幸福感を感じ、二人の
関係を外にもオープンにしていく。高見順夫妻と一緒に旅行
などにも行っている。当時、宮城まり子は、日本で一番売れていた
ミュージカル歌手(歌って踊れる)であった。

沢村貞子は老いて死んでいく内容であり、宮城まり子は
青春と不倫関係の中での溌剌とした喜びと躍動の感じる
内容である。

2冊とも古本屋で買った。沢村(150円)、宮城(340円)。

沢村貞子も宮城まり子も私たちの世代以上でないと
既に分からなくなっている人たちかも知れないが、
私には、刺激のある内容の本である。
人間、特に有名人の人生(恋と老い)も
誰もが通る途であり、有名人も一般庶民も同じ悩みと
同じ道を通って死んでいくのが分かる。

バオミンさんと電話でいくつかの打ち合わせ。

午後5時過ぎ、徒歩日本料理店へ。
こどもたちと夕食。

夕方、雨はほぼ止んだ。


夕食は「かたヤキソバ」。

量が多そうに見えるが、揚げたので多量になる。



来客有。


午後9時、閉店。

午後9時半過ぎ、豪雨。


投稿者 koyama : 2010年11月02日 13:08

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