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2010年09月19日

いくつかの仕事:買い物:帰国準備

朝から夕方まで快晴(フトンとシーツを干す)
夕方から曇り小雨。


午前4時目覚める。
読書「五瓣の椿」(山本周五郎著:新潮社)

読み始めると「藤沢周平」とトーンが似ているのに気づく。
「庶民」の人情と人生。

午前7時まで読書。その後、睡眠。

午前10時起床。

バオミンさんに電話。ラオスの「ラム酒」輸入の件その他で
打ち合わせ。

快晴。フトンと洗濯をしたシーツを干す。太陽で滅菌。

数日前の「チャオ・バイン・カイン」の残りを冷凍しておいた。
解凍し朝食とする。

何人かの日本の支援者にメール送信。

近くのスーパーに買い物に行く。ベトナム事務所のハンさんと
会う。

午後12時過ぎ、午睡。
7月16日にフエへ戻り昨日まで「連続闘争」。さすがに
体が持たない。どこでも「寝て」しまう。
今は、時間があれば「寝る」「体を休める」ことが私の闘いの
主要な課題だ。私は何にも趣味がない。強いて言えば、
お酒だけ。とにかく時間があれば、「横になり寝る」ことを
当面の最大の課題にしている。
明日(9月20日)から1週間、一日中、大事な仕事が
「目白押し」。25日(土)には、3人の静大留学生を連れて
日本へ帰国する。


午後2時読書。「五瓣の椿」(山本周五郎著:新潮社)
山本周五郎は人間と人間の気持ちをよく観察している。
同時に本を何故書くのか? 自分の言いたいことを
ただ書き連ねるのが本なのか?
周五郎の本は、読者を意識し、読者へのサービスを
きちんと組み込んでいる。「謎」を中心に「次はどうなるのだろう」
と読者を誘う。こうした手法を純文学は嫌うようだが、私は
大好きだ。松本清張、吉川英治、山岡荘八などは大好きだ。
これは個人の好み。

午後3時から1時間ほど停電。
この3日間、毎日1時間ほどの事前予告なしの停電が続く。
とにかく「突然」の停電は困る。「人民に奉仕するベトナム
社会主義国」が人民が一番困る突然の停電を平然と
行うことに違和感を感ずる。人民に奉仕する国ではなく、
『人民が共産党に奉仕する国』と批判され、どう反論するのか?
反論はできない。こうしたことに違和感を感じない官僚主義は
井上ひさしが「1週間」で描写した「労働者と農民の祖国」
ソ連の実態だった。


午後6時。1合のご飯を炊く。

フダ缶ビールを飲む。

レトルトのカレーで夕食。


何人からメール受信・返信。

読書「五瓣の椿」(山本周五郎著:新潮社)読了。
肩の凝らない娯楽小説という人もいるが、庶民の
日常生活にある「悪」と「善」。「正」と「不正」を
冷厳な目で見つめ、悪と不正を追求する。
「悪と不正」は私たち庶民の日常に渦巻いている
だけでなく、権力者そのものが、悪と不正にまみれている
わが国ではある。


投稿者 koyama : 2010年09月19日 21:56

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