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2010年08月12日

終日停電:来客案内:夕方豪雨

夕方まで快晴・時々曇り 午後8時過ぎ雷雨と豪雨。

午前5時目覚め。読書「蒼きゅうの甍Ⅳ」(浅田次郎著:講談社)
最終場面。清王朝の皇帝派(改革派)と西太后派(保守派)の
対立。皇帝改革派が敗れる。伊藤博文なども出てくる。

午前7時朝食。おかゆ。

午前8時、突然停電。結局8時間の停電となる。
事前の予告もない。「人民に奉仕する」と言うスローガンは
どこへ行ってしまったのか?『人民が奉仕する社会主義」
と言われてもしかたがない。人口の圧倒的多数の「労働者・
農民」が突然の停電に苦労している。「労働者・農民のために」
のスローガンが泣いている。

午前中は停電でパソコンが使えず仕事にならない。
昼食まで読書。

読書「蒼きゅうの甍Ⅳ」(浅田次郎著:講談社)読了。

浅田次郎の本は何冊か読んでいるが、本書は
浅田次郎の「技巧」が裏目に出た。多くの場面に
リアリティーがない。毛沢東の子どものことなど
出す必要はなったない。毛沢東の子どもの頃と
本書のテーマとは関係ない。
本書を読んで1400年間続いた「科挙制度」の詳しい
仕組みが分かったこと。高校時代に岩波新書で読んだ
「宦官」の詳しい実態と哀れな末路を知った。
日本は中国から多くのことを学んだが、科挙制度と
宦官制度は受け入れなかった。明治維新ができたのも
科挙制度と宦官制度がなかったことも大きな原因とも
いえる。

停電中。エヤコンも止まる。汗をかきながら読書。

バオミンさんといくつかの問題で電話で協議。
体調がすぐれない。昼間40度。午後から夕方にかけた
豪雨。急に気温が下がり30度。最近は毎日のように
豪雨。毎日10度から15度程度の気温差がある。
体がついていけない。

午前11時半昼食。ベトナム風「お茶漬け」。
豚肉と鶏肉のスープに野菜が入り、ご飯を入れる。
出汁がしっかり出ているので美味しい。

午後12時過ぎから1時間ほど午睡。熟睡する。

午後1時半、宿舎を出て徒歩でベトナム事務所へ。

神奈川県青少年海外スタディーツアーを最初に手がけた
望月先生(当時神奈川県庁出向)がベトナム事務所へ
来訪。
望月先生と7年ほど前に池袋の喫茶店でお会いし、
神奈川県青少年スタディーツアーが始まった。
それから7回ほどスタディーツアーは続いている。
今年も8月17日から22日までフエで活動する。

望月先生にベトナム事務所員を紹介する。


望月先生(現在は神奈川県海老名市の県立高校教師)
を「子どもの家」案内。


「子どもの家」の食堂の窓の改修(「京滋YOUの会」寄贈)
が完了。きれいなアルミサッシの窓になっていた。
「京滋YOUの会」に深謝。

午後4時過ぎ、望月先生の案内を終わりベトナム事務所へ
帰る。

そのまま日本料理店問題について協議。
日本料理店の副店長のトゥオイさんを呼んで最近の
日本料理店の大きな問題について詰問する。
トゥオイさんは、私たちの言いたいことをしっかり理解
してくれた。かなり複雑な問題である。トゥオイさんは
なかなか賢い子でである。私は感情論を抜きにして
飽くまで理論・筋論でトゥオイさんに話したが、
しっかりと理解してくれた。

午後5時半、日本料理店で夕食。原田先生・富岡先生は
日本語学校の授業。今日から大塚さんがいない。
こどもたちの力で日本料理店を運営しなければならない。


午後7時過ぎ、原田先生・富岡先生が日本語学校から帰る。
簡単な食事をし、日本料理店の手伝いをしてくれる。

雨の中、たくさんの来客あり。午後9時15分閉店までに
16人の来客。多種の注文。

厨房では手が足りず、体調が回復した古竹先生、そして
原田先生、富岡先生とこどもたちが協力して料理を作って
いる。古竹・原田・富岡の諸先生に感謝。

富岡先生・古竹先生は日本料理店のこどもたちと同年齢。
原田先生も含め日越の若者が協力して仕事をしている
姿を見ているだけで「フダ生ビール」が進む。
日本の若者に日本を未来を託したとの気持ちになる。
JASSは日本の若者を招請し、こうした形で日越の若者が
共同作業をして欲しいのである。若者に「至らない」ことが
多々あるのは、いつの時代も同じである。世間ではそうした
「至らないこと」を重箱の隅をつつくように「ちくちく」突付く
ようなやり方をする会社や組織もあると言うが、JASS
ベトナム事務所に限っては、そのようなことはない。
若者を育てたい、というのがJASSの設立の趣旨。


大塚さんが事情で帰国し、さすがのリー君も
「頑張らないといけない」との気持ちを多少はもったようだ。
今日は一生懸命に仕事をしていた。

リー君の「アヒル」のお父さんが「デング熱」に罹った。

天ぷら定食



リー君は閉店後、湯飲み茶碗を洗っていた。


グエットさんは、今日の会計を集計している。


午後9時半、日本料理店から帰宅。

火炎樹日記を書き、午後11時過ぎ就寝。


投稿者 koyama : 2010年08月12日 23:38

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