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2010年05月26日

フーバイ工業団地へ

快晴  気温40度を超える。蒸し暑い。

午前6時停電。午後2時電気がつく。

午前7時朝食。「ブンボーフエ」美味しい。

停電中。エヤコン仕様の部屋は「密閉」されている。
窓をあけていても部屋は蒸し風呂。

ベトナム事務所へ。

ベトナム事務所は電気がついている。ベトナム事務所で
必要なメールの送受信。

午前9時、ブライセン入社希望のAさんの面接の続き。
VU君・バオミンさんにも手伝ってもらい、IT、特に
プログラミング関係についての経験を詳しく聞く。

原田先生と自家発電機の置き場所について協議。
昨日、自家発電機の騒音と厨房のガス等で酸欠に
なり、厨房勤務の4人がダウンした事件を踏まえ、
自家発電機を戸外に出す措置を取る。

大塚さん・バオミンさんとで日本料理店のメニューの
検討を行う。

午前11時半昼食。

午後12時昼寝、のはずだが、停電で到底暑くて眠れない。
何とかベッドで横になっているうちに30分ほど睡眠。
やはり疲れているのか?

読書『「難死の思想」』(小田実著 岩波書店)読了

一部私と見解の相違する部分もあったが、基本的には
小田氏の見解に同意。諸般の活動の基本は組織ではなく
個人との意見は異論がある人もいるだろうが、私は同意したい。
組織や上部団体の意見が右から左に変ると直ぐに自己の
意見・見解を変えることの出きる人間を私は侮蔑する。
左翼ファシストと言っても良い人間が結構いる。
自分は民主主義者と自認している人ほど、ファシスト的な
性格・性向を持っている。この種の人間を私は何人も見て
来ている。口ばかりで行動が定まらない人間でもある。
人間への根源的な愛情を持っていない人たちでもある。

午後1時半、フエ市人民委員会外務部長ニエン氏と
バオミンさんでフーバイ工業団地へ。

午後4時ベトナム事務所へ帰る。

ソン君に頼み、充電式の扇風機を買いに行く。
充電すると停電中4時間扇風機を使えるとのこと。

午後5時半、日本料理店の夕食。
リー君は諸般の事情があり5分で夕食を済ませて日本料理店の
玄関へ。諸般の事情とは何かは、賢明な火炎樹日記の読者の
皆さんには想像が付くものと推測する。一昨日、また「寅さん」に
なってしまった。

日本料理店のチャンさんが、「カツ丼」の試作をする。
原田先生が試食。



日本料理店のトゥオイさんが「天丼」を試作。

古竹先生が試食。


私のいる間も欧米系の来客多数。

私は夕食を取って帰宅。体調を壊す。

部屋で読書。


「言葉を育てる 米原万里対談集」(筑摩書房)

義務で読まなければならない本が何冊かあるがどうしても
米原万里に行ってしまう。
江戸落語を聞く気持ちと一緒である。博識と機知、反権力の
姿勢に同調する。この読書はまさに「娯楽」。

縁があって父親の衆議院議員米原昶(よねはら いたる)
のボディーガードを学生時代やっていたことも何かの縁。
2006年5月25日死去。

私が初めて米原万里の本を読んだのは、
『オリガ・モリソヴナの反語法』(2002年)
題名からは何も分からない不思議な題名であるが、
読むうちに題名の意味が分かると言う「仕掛け」がある。
読み終わるとソ連と言う社会主義国家での「強制収容所」の
実態を万里のプラハソ連学校の先生の体験を通して明らかに
した一級の政治的な本であった。

投稿者 koyama : 2010年05月26日 22:01

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