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2010年05月25日

停電  

気温40度を越す猛暑

午前7時朝食。

午前中、各種資料作り、メール送受信。
今後のいくつかのプロジェクトの進行について構想を練る。

午前11時半、昼食。

1時間ほど昼寝。この猛暑では昼寝をしないと体がもたない。

読書『「難死の思想」』(小田実著 岩波書店)

1960年代。ベトナム戦争の最盛期に書いた文書。
「べ平連(ベトナムに平和を市民連合)」を作り、ベトナム戦争に
反対する運動を展開した。思想的な基本は、組織・思想ではなく
「一人の人間として」国家や官僚組織(マルクス主義政党・自民党
も含む)ではない一人の市民として何故、ベトナム戦争に反対する
のかを書く。原点は、19458月14日、小田が13歳の時の
大阪大空襲の実体験である。人間が黒こげになり死んでいった
実情を体験。国家や組織、政党の「公的な意義」は結局、一人
一人の人間を救うものではない、ということが原点。

1960年代の中国の文化大革命をかなり評価しているなど
今日から見れば、相当ずれている認識をもっていたことも
事実ではあるが、人間の認識はパーフェクトではない。
小田は、こうした自分の弱点を本書でも繰り返し指摘している。
弱い一人の人間が、理屈ではなく行動する中で学んでいくと
繰り返し言っている。傾聴に値する本である。

午後4時、ブライセンの仕事を更に推進するために
バオミンさん・VU君と話し合う。

ベトナム事務所は午後1時半から停電。

午後5時半、夕食。自家発電機を使う。出力が少ないので
エヤコンは使えない。暑い。厨房のガス、密閉された食堂。

町中は停電で真っ暗。


JASS日本料理店は自家発電を持っているので「赤提灯」が
点灯。

電気の明かりを求めて来客多し。11人。


大塚さん・ヒエウさんが「酸欠」と「高湿度」で気分を悪くする。
ヒエウさんは倒れてしまう。接客担当のグエットさんのオートバイ
の後ろに乗り、原田先生の伴走で勤務途中で帰宅させる。

大塚さんも酸欠と自家発電機の騒音、高湿度で気分を
悪くする。

午後8時前に日本料理店閉店。

停電の続発の理由は各種ある。

一番説得力のある理由は、6月5日から13日までフエで
行われる「フエフェスティバル」に電気をたくさん使うので
それまで電気を蓄えておくと言う説。説得力あり。

投稿者 koyama : 2010年05月25日 22:37

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