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2010年05月29日

引き続き「停電」:ベトナム事務所員会議

晴天  気温40度を超える。

ホテルは朝6時から停電。午後1時半に電気が点く。

今週は1日だけ電気が点き、6日間停電だった。

以下、停電時間

23日(日)A6~P2(8時間停電)
24日(月)P2~P8(6時間停電)
25日(火)終日点灯
26日(水)A6~P2(8時間停電)
27日(木)P2~P8(6時間停電)
28日(金)A5:30~P5:30(12時間停電)
29日(土)A6~P1:30(5時間半)

フエの町では6月5日から13日まで行われる「フエフェスティバル」
で電気をたくさん使うので「電機を貯めている」との噂がもっぱら。

しかし。ハノイもホーチミン市も停電。
ホーチミン市は、停電の計画書を事前に市民に知らせているようだ。
しかし、数日前突然停電し、23時間電気が点かなかったとのこと。
海外企業が多数進出しているホーチミン市での停電は、海外企業
には経験のないこと。特に工場などは、自家発電機を備えないと
操業出来ない。

フエでは、いつ、何時から何時まで停電するのかと言う情報が
市民に一切公表されていない。市民が生活しているその途中で
突然電気が切れ、いつ点くか分からないという、市民が
視野に入っていない行政である。停電は一部の「お偉いさん」
のみが知っているトップ情報となっている。
「労働者・農民の国家」「労働者・農民に奉仕する」という
横断幕やスローガンが『泣いて』いる。

午前7時朝食。

午前8時ベトナム事務所へ。ベトナム事務所も停電。

ベトナム事務所員はうちわで扇いで「涼をとろう」としているが
空気自体が40度では、団扇で扇いでも涼しくはならない。
団扇で扇ぐ行為は、精神的な自慰行為。


あまりに暑いので『座り込み闘争』に突入したスタッフも・・・・


JASSベトナム運営委員長は「訳もなくゴミ箱を持ち歩く」と
いう奇行にまで至る。それほど暑さは厳しい。


そんな中でただ一人、平然として微笑んでいる一青年あり。
「この程度の暑さで何故騒ぐのか? 僕などは、もっと熱いのに
嬉しくて笑いがとまらないのだ・・・・・」と。

午前8時半からベトナム事務所員会議


(ソン)「アクセサリー研修センター」給与支払い準備
    夏のスタディーツアーの日程表作成・車等の予約
    6月1日の『こどもの日』に里親への夏のメッセージ用の
    こどもたちの写真撮影。

(原田)特進クラス 34課・35課 単語・作文
    停電が多く体調を崩す。停電でインターネット・パソコンが
    つながらず、仕事が進まない。
    ベトナム事務所の自家発電機の騒音が大きいので
    日本料理店前の通りに出した。

(古竹) フエ高等師範大学1年生の会話のテストが終わり
      夏休みに入った。 
     特進クラス 31課~34課にテスト
     昨日、停電のため漢字のテストが作れなかった。

(フーン)特進クラス2回授業
     月曜日、訪問者案内
     木曜日 テスト

(フオン)初級クラス 定期テスト
(アン) 里子の手紙の翻訳など

(クアン) 訪問者(「子どもの家」へ案内)
      その他

(ミン)  ある仕事関連の経過報告
      日本料理店のこどもたちに日本語教育を再開したい。
      (討論の結果) 月(古竹) 水(古竹) 金(原田)
                午後2時半から午後3時までの30分。
                日本料理店のこどもたちの日本語を
                更にブラシュアップする。
      「子どもの家」での日本語学校は週2回に増やす。
      6月1日(火)旧社会主義陣営内の「子どもの日」だった。
      ベトナムは今も行っている。
     6月1日(火)午前9時から「子どもの家」で行う。

     

午前10時、ベトナム事務所員会議終了

ベトナム事務所で仕事。

午前11時半、昼食。停電中。食事をすると更に熱くなる。

サウナルームに化した部屋で横になり、暑さと滂沱(ぼうだ)の
ような汗を拭きながら「横に」なる。

午後2時半読書。
「新編 平和のリアリズム」(藤原帰一著:岩波書店)
国際政治学者の考える「平和」と私など「素人」の考える平和観
に多少の乖離あり。

藤原氏の立論は、例えば「ナショナリズム」を論ずれば、
こういう意見もあるが一方こういう意見もある、なかなか難しい
問題で結論を出すのは難しく、早計である、といった類(たぐい)。
そんな多少難解で理屈っぽい文章をかいくぐりながら読んでいくと
藤原氏の見解は、平和については、憲法9条改悪反対の立場
でありながら、国連に「平和維持軍」を創設し、戦争とは多少違う
理論と技術が必要な平和維持軍に自衛隊編入
させるべきだとの意見のようである。
本書のテーマが「リアリズム」。現実、事実・・・・・。
この「リアリズム」精神は、一歩間違えれば戦前の近衛内閣の
「現実主義」に陥る危険がある。間違っているが現実に関東軍が
ニセ満州国を作り上げているというリアリズム「現実」に追随する・・・・・・
藤原氏の立論はこうした「現実主義」の落とし穴にはまる危険を
感じた。
しかし、左右の平和論、左右の「ナショナリズム」を切り、独自の
現実的な物の考えを持っている点は、評価すべきところである。

小田実氏が、自説をしっかりと主張し、その原点を大阪大空襲に
置いていることと対比すると学者のひ弱さを感じる。
結局貴方の意見は何なの?と聞きたくなるもどかしさを
感ずるが、学問としての国際政治学はこうしたものなのか?

午後5時半、日本料理店でこどもたちと夕食。
やっと電気がつく。

既に午後3時半から来客があり、午後5時半時点で4人の
欧米系の来客があった。

夕食は、お稲荷さん。



帯広の芳村さんの御宅で日本料理を研修したTUOIさん。
日本で学んだ「清潔」「身だしなみ」をフエに戻ってきても
守っていた。スカーフとエプロンの着用を頑なに守っていた。
これだけ見ても日本へ行かせた意味はあると思った。
食物を扱う仕事は「清潔」が何よりも大切。

日本料理店をはじめた頃のこどもたちは、床の雑巾と
机を拭くふきん、食器を拭くふきんの「区別」がなく、
床を拭くふきんで食器を拭くことがなくはなかった。
これは、フエ一般の傾向でもある。

今回、TUOIさんが日本へ行き、日本での家庭料理の作り方の
実際を見て、「清潔」を学び、それをただの知識としてフエへ
持ち帰らず、フエの日本料理店で実践していることは立派な
ことである。


新しく日本料理店のメニューを作った。90種類の日本料理を
掲載。

お稲荷さんの写真が良くなかったので再度撮影した。

午後9時閉店。多数の来客あり。


今週は停電が多く、気温40度と暑い中での停電なので
ベトナム事務所員の皆さんが多かれ少なかれ体調を
崩している。ハンさんが数日休んでいる。体調の回復を
祈る。

私も終日、体が非常にだるい。

しなければならない仕事があまりにあり、何から手をつけていけば
良いのか?  とにかく、片っ端から仕事をし、問題を解決し、
文書を書き・・・・と精一杯活動した一週間だった。かなり疲れた。

投稿者 koyama : 2010年05月29日 10:28

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