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2010年04月04日

2ヶ月ぶりの休日

曇りのち晴れ  快晴

午前2時に目が覚める。

読書「強欲社会主義ー中国全球化の功罪」読了
(遊川和郎著:小学館101新書)

現在の中国の諸側面を分析している点では
私も知らなかったこともあり、益があった。
しかし、その本質である「共産党一党独裁」については、
その弊害を述べてはいるが、「近代化」する過程では
致し方のないものという評価で終わり、中国共産党の
一党独裁下で人民の諸権利、思想・信条・表現の自由、
結社の自由など近代民主主義の原則である
基本的人権を抑圧した上に成り立っている「経済成長」
の本質の分析が全くない点は、学者としての致命傷と
思える。一部都市の富裕層と農村戸籍の農民の
「どうしようもない」差別と格差の実態の分析がないまま、
現状の中国を分析してもその本質は分からないと私は
思った。毒ギョーザ事件の犯人が中国で捕まったようだが、
その本質は、やはり極端な格差社会に対する反撥で
あったようだ。一読の書と勧める気にはなれない。


午後4時、再度寝る。


午前8時起床。

ほぼ2ヶ月ぶりの休日。この間、2度の訪日。来客や訪日する
皆さんの案内などでかなり疲労がたまる。

昨夜寝るときには、日曜日は「ウオーキング」をしようと
決意していたのだが、疲労で体が動かない。
今日は1日、ゆっくりと部屋で過ごすことにする。


朝食の準備をしていない。

1つ2000ドン(10円)のベトナム製インスタントラーメンが
部屋にあった。

入れる具もないのでお湯で温めて朝食とする。


読書「世界を知る力」(寺島実郎著:PHP新書)
寺島氏は、基本的には保守派に位置する人物では
あるが、ある意味で革新的・民主的保守主義者とでも
いえる。私と同い年。

寺島氏の基本的な立場は、保守主義ではあるが、
アメリカに追随する保守主義を厳しく批判している。
強欲な「新自由主義」も厳しく批判している。

1853年、浦賀にペリーの黒船が来航したことを
もって「日本の開国・国際化の始まり」との固定概念が
あるが、1705年にロシアのロマノフ王朝のピョートル
大帝がサンクトペテルブルグに日本語学校を設立している。
1972年にはロシアの通商使節が来航している。
ロシアは、ペリー来航の150年前に既に日本語学校を
作り、南下政策をめざしていたことを冒頭に述べている。
ユニオンジャックの矢(ロンドン→ドバイ →バンガロール・インド
→シンガポールシドニー)と大英帝国の通路は今日でも
生きている・・・・・・。

世界を見る新たな視点を提示していて興味津々。

午後12時半から2時間昼寝。

洗濯。


部屋の掃除。


日本で日本料理研修中のTUOIさんを5月に迎えに行くが
その日程調整をする。

7月21日、ベトナム事務所のソン君とメンさんの結婚式
である。結婚式参加ツアーの計画を考える。


夕方、ベトナムほか弁を買いに行く。100円。

午後7時、フエ缶ビール2本。純米吟醸「国香」を飲む。

4月10日行われる第14回JASS静岡の会への
メッセージを書く。


投稿者 koyama : 2010年04月04日 19:43

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