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2009年03月17日

レジデンスホテル厨房日本料理店学習:米国人ツアー日本料理店

気候変調。寒い。体調を壊す人多し。
私も体調悪し。

午前7時朝食。

午前9時、レジデンスホテル厨房スタッフに大塚さんや
子どもたちが日本料理を教える。



なす煮びたし

きつねうどん

冷麦


午前11時半、昼食。「ハイリーホテル」

午後12時過ぎから2時間横になる。疲労感・下痢。

午後2時半、読書。「プロテスタンティズムの倫理と
資本主義の精神」。門外漢の人間が読んでも興味を
そそる。ヴェーバーは、ある意味で意表をついて論文を
書いている。しかも博学。本書の3分の1近くは(注)の
解説である。解説を読んでいるのか、本文を読んでいるのか
分からなくなってしまう位「脚注」が多く長い。しかし、
論理は整然としていて、最終的に近代資本主義を
倫理的に支えた精神はプロテスタンティズムであるという
ことを証明しようとしている。その中核になる概念が「天職」
という言葉である。ドイツ語のBERUF(ベルーフ:働く)とい
という言葉が、古代からヨーロッパの各国語にどのように
入り、どのような意味合いで使われていくかを具体的に
論証している。最終的に、「天職」(働くことを通して神への
愛を感ずる)という概念に到達したことを述べている。
第1章の「問題」の最大のテーマは「天職」とことばであった。
細かいキリスト教各派の更に細かい違いを克明に書いているが、
全般的に参考になるのは、ある一つのことを証明するための
論理構成である。右に行き、左に行き昔に返り未来に行きながら
も手に掴んだ一つのテーマからは絶対にそれず、道草を食っている
ようで最終的には、その道草こそが、ヴェーバーの論理構成と
証明力の素晴らしさだと見た。天職という概念は、禁欲という
キリスト教の教義の根幹に通ずる概念。世俗外禁欲(教会)と
世俗内禁欲(一般社会)にわけ、プロテスタンティズムがまさに
天職という概念を世俗内(一般社会)に持ち込み個人の倫理として
心の中に持つことによってのみ、近代資本主義の労働者の
仕事に対する忠実な勤務(天職意識)に転化させたとの証明を
第2章で行おうとしているように読み取れた。

午後3時半。関係者にメール送信。多数。受信多数。

今日はバオミンさんとハンさんが体調を崩し休む。
バオミンさんと電話でいくつかの重要問題を話し合う。
バオミンさんは少し体調を復元しつつあるという。
気をつけて早く元気になって欲しい。

午後4時50分、税田さんから電話。今日、米国人ツアー12人が
午後6時に日本料理店に来るとのこと。急遽、夕食を午後5時に
変更したという。急いで、日本料理店へ。今日はビールを飲む
気力なし。ヤキブタのブン麺を食べる。美味しい。


日本料理店のTHUYさんが、生茶の葉を持って来てくれる。
ベトナムではこのまま煮て飲む。体に良いという。疲れと
心労、老化で免疫力が落ちたいることは自覚している。
生茶を毎日飲んで自然の治癒力をひだそうと思う。



午後6時来る米国人は午後「子どもの家」を視察し、その後、
日本料理店に来るということだったようだ。
午後6時半になっても日本料理店にこない。税田さんから電話。
米国人は「子どもの家」に来なかったそうだ。
午後7時過ぎ、日本料理店に姿を現す。

NYのライオンズクラブの皆さん。

話をすると1968年のテト攻勢の際には、米軍として
フエで解放戦線と闘ったという人もいた。
フエに2つの学校を寄贈したとのこと。

グエットさん、リー君が得意の英語を駆使して応対。

午後8時半、会食終了。多額の寄金を置いていってくれる。
感謝。
大塚さんをはじめ、税田さん、こどもたちの協力に感謝。



午後9時過ぎ、リー君運転の電動バイクで「ハイリーホテル」へ。

今日は1日からだがだるかった。時間があったら横になっていた。

「ハイリーホテル」に戻るとリー君一派(ハイ・リー・イン)が
焼酎があるので飲もうと誘われたが、日記記入と体調不良の
ため今日は断る。この代わり「おつまみ」を頂だいと言われる。

投稿者 koyama : 2009年03月17日 20:35

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