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2009年02月26日
静大留学希望生面談:大学生協夕食会
晴天 快晴
昨夜飲みすぎ。朝起きられず。
午前7時朝食。
午前8時半、静岡大学留学希望者の訪問を受け、相談に乗る。
JASSベトナム事務所内に「静岡大学フエ事務所」がある。
私たちや税田さん・日本語教師の皆さん、バオミンさんなど
ベトナム人がそれぞれの体験や知識を生かして、フエの
高校生・大学生で静岡大学への留学を希望したり模索している
人たちの相談に乗っている。
午前11時、「ハイリーホテル」へ戻る。
30分ほど横になる。
午前11時半、昼食。
午前12時過ぎ、読書。
「東条英機と天皇の時代」を読む。
東条英機が陸軍大臣となり、専制的な政治体制を
作っていく。陸軍内の批判者を次々と左遷させる。
日独伊防共協定とソ連の4カ国の連合で
英米との戦争を進めようとの「松岡洋介外相」の動き。
陸軍内のソ連との戦いを主戦とするグループと
ソ連はドイツに牽制されているので主敵ではない。
南下政策が必要、シンガポールなど東南アジアへの
侵略が主戦と主張するグループとの抗争。
外務省や海軍などを中心として対米戦争回避グループの
動き。東条は結局、教条主義、理屈と精神論主義者。
陸軍内でまとめた対米戦争における日米の経済・資源等の
比較を見ても、「烏合の衆のアメリカは資源はあっても
皇軍の志気は高く、精神的にはアメリカとの戦争は
五分五分」との判断に傾く。
結果論ではあるが日本は何度か戦争を回避する可能性は
あった。それを実行する「行動力ある人間」がいなかった。
ドイツのクラウゼビッツが言っているが「戦争は政治の延長線上」
ということは、本書を読むと良く分かる。
本来的には、明治憲法下でも軍事は政治に従属するものであった。
天皇の統帥権という「まがい物」の理論が軍事を政治の上において
しまったとも言える。今また、自衛隊の幹部が、政治のコントロール
に従わない事態が起こっている。小さな出来事ではない。
本書を読むと、軍事が政治を制圧し、軍事独裁体制に
移行するまでには時間を要している。小さな出来事の積み重ね
の中で東条の軍事独裁体制は作りあげられていった。
午後1時から昼寝。
午後3時、静岡大学関係者に留学に関するメール送信。
午後5時、ベトナム事務所へ。
ブライセン藤木社長の友人「NPO YSCC」小山次郎様
からサッカーボールが届く。
無事ベトナム事務所まで届いた。感謝。
ハイ君とイン君を呼んで厳重注意。
イン君に恋人が出来た。19歳同士。当然のことでおめでたい。
しかし、日本料理店終了後、デートをしているので
イン君の「ハイリーホテル」帰宅は午前3時とか午前5時となる。
イン君の帰宅時には「ハイリーホテル」の全ての入り口には
鍵がかかっている。イン君はハイ君を脅し、鍵を取ってしまい、
デートで午前様になってもいつでも「ハイリーホテル」に入れる
ように鍵を確保。
警備員のハイ君は鍵を取られてしまい、午後5時半から
日本料理店で夕食を食べに行った後に「ハイリーホテル」に
入れなくなってしまった。ハイ君は仕方がないので、
「ハイリーホテル」の全てのドアの鍵を内側から閉め、
1箇所だけ玄関の隣の窓の入り口の鍵を開けて
日本料理店に夕食を食べに行き、午後6時半ごろ
「ハイリーホテル」に帰った時は、鍵の開いている窓から
「ハイリーホテル」に入っていた。偶然、日本人が
ハイ君の行動を発見。今日二人を呼んで厳重注意となった。
私はハイ君に①警備員は人に鍵を貸してはいけない
②不審者が「ハイリーホテル」の付近に来たら退去させる
③「ハイリーホテル」警備員の勤務時間を守る
以上の3点が出来ない場合は、解雇することを通告。
イン君に対しては、①彼女とのデートは自由な権利。
勤務時間以外にすること ②朝7時の朝食と
夜10時の「ハイリーホテル」の門限は守ること
を話す。それが出来ないのなら日本料理店を解雇する
と話す。
二人とも「今後は気をつける」とは言っていたが・・・・・。
その後、リー君を呼ぶ。
私の日本滞在中に家出をしホーチミン市に行ったことは
大きな問題だ。しかし、フエに戻ってきてからの仕事の
態度は大変立派だ。自分の仕事に責任を持ち、人の仕事
も手伝うという態度は偉いと褒める。これからは給料の
無駄遣いをやめて、少しずつお金を貯めるようにしなさい
と諭す。リー君は「これからは日本料理店やハイリーホテル
からの家出は絶対にしない。日本料理店で頑張って仕事を
して28歳で結婚する」と言っていたい。
信賞必罰。
午後6時半、全国大学生協スタディーツアーの晩餐会。
グエットさんとリー君が今日の献立を発表。
日本全国から参加した16人。半分は成田、半分は関空から
ベトナムへやってきた。
こどもたちの作った家庭料理を堪能。
最後に日本料理店の店員の自己紹介
午後8時半、全国大学生協スタディーツアーは終了。
投稿者 koyama : 2009年02月26日 18:32