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2009年01月04日

終日雨。寒い

2009年最初の日曜日。

午前8時半起床。
終日、雨。これで12日間連続の雨である。

抗アレルギー剤が強かったせいか、胃腸の調子が悪い。

午前9時、全かゆ1合を炊く。
午前10時半、全がゆ5勺を塩で食べる。食欲なし。
胃が少し痛い。

寒いので湯たんぽを使い、部屋で寝ている。
読書意欲なし。

午後1時、軽く塩のおかゆを食べる。大塚さんと
洗濯場で雑談。

午後3時、ベトナム事務所のメールを開けると
今日午後2時にベトナム事務所を訪問する予定だった
お客さんからメール。約束の午後2時にベトナム事務所に
行ったが閉まっていたとのこと。恐縮し、急いでお客さんの
ホテルへ電話。謝罪し、明朝8時にベトナム事務所へ
来て頂くことにした。

インターネットを見たら日比谷公園の「派遣村」に300人
以上の人が来ているとのこと。派遣が切られ1月元旦
に自殺を図ったが死に切れなかった派遣労働者がラジオで
日比谷公園の派遣村を聞き、歩いていったとのこと。
午後10時に日比谷に着き、暖かいお茶とおにぎりを
もらい「もう一度生きてみよう」という気持ちになったという
記事があった。
その関連で、「日比谷の派遣村は欺瞞的なパフォーマンスだ」
との批判を書いているHPもある。この種の人間は、高見の
見物を決め込み、自分は何もしないでいて、人のすることの
揚げ足だけを取る性格のゆがんだ人間。この人物の
見解は、日比谷の派遣村はマスコミを使い大騒ぎして、
政府を転覆しようとしていると書いている。漫画だ。
こんなことをHPで延々と書くエネルギーと金があるのなら、
日比谷公園に行って、ご飯の炊き出しでも手伝ったらどう
なのだろうか? 手伝ってみたら「欺瞞」「政府転覆の陰謀」
などという浅はかな考えが変わるかも知れない。

朝から洗濯をするが、乾燥機の調子が悪くなかなか乾燥しない。

夕方、簡単に部屋の掃除。

洗濯をして部屋に干してある衣類がかなり湿気を帯びている。
再度、乾燥機にかけないと日本へ持って帰れない。

帰国の荷物整理。


今回、静岡のS先生に頂いた「湯たんぽ」が大きな効果を発揮した。
1日2回、湯たんぽを使っている。昼寝と夜。
お湯を薬缶でわかせば5分ほどで熱湯になる。足を暖めて寝ると
熟睡できる。

世界金融危機は徐々にベトナムへも大きな影響を与えている。
昨日、具嶋先生の里子アン君の家を訪問した。父親は
北部ハノイ付近へ毎年出稼ぎへ行っていた。アン君の
村でもかなりの人が出稼ぎに行っている。
例年はテトの2日前に帰郷するそうだが、ことしは、まだテト
1ヶ月前だが「仕事がなく」帰郷していた。テト明けはハノイでの
しごとがないのでホーチミン市に行って見ると言っていたが
ハノイと同じように仕事は激減している。
ベトナムはこの10年、社会主義市場経済の下で年率10%
近い経済成長を遂げていた。多くの国民がこのまま「永久に」
経済成長が続くと妄信していた。これはベトナム政府も同様
の傾向があった。IFMや世銀、日本政府などの助言(インフレ
傾向があるので経済の引き締めが必要)を聞き入れないまま
今日に至り、世界金融危機以前に既にベトナムのバブルは
崩壊過程を辿っていた。地価が3分の1に下落し、株も
大暴落している。物価は1年間に2倍から3倍に急上昇。
今、町にお金が出回っていない。銀行預金を多くの預金者が
引き出し、金を買っている。町にお金が廻っていないという
現実が全てを物語っている。
その上に世界金融危機が襲っていている。2009年は
私たちが想像する以上にベトナムの経済・社会は大混乱を
する可能性が強い。特に銀行の異常な貸付の結果、
多くの銀行が「焦げ付き」を起こし、倒産する銀行が出てくる
可能性が強い。土地や家屋の異常な値上がりを予定して
銀行から多額の借金をして土地の買占めをしていた一部
特権階級や一時成金の没落も予想される。
特に弱者への強烈なしわ寄せが襲う可能性が
濃厚である。JASSと「子どもの家」の存在もしばらくは
必要かと思われる。

投稿者 koyama : 2009年01月04日 17:28

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