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2009年01月02日

具嶋先生と「子どもの家」・日本語学校・日本料理店

終日雨。

今日で連続10日間の雨。太陽を一度も見ない。
カビの発生。

午前6時半起床。

午前7時、朝食。「精進ブン麺」。

午前8時40分、雨の中フォンザンホテルへ。
具嶋先生、ソン君と一緒に「子どもの家」へ。
バオミンさんは尾骨付近・尾篭な通過口の激痛で動けない。
昨日、今日と休み。

午前9時、「子どもの家」へ到着。
具嶋先生から「子どもの家」セン運営委員長に
スタッフへのお土産手交。

こどもたちにスーツケースと手荷物1杯のお菓子やおもちゃ
のお土産。

一人一人のこどもたちに好きなお土産を上げる

こどもたちと記念写真

その後、ベトナム事務所員のソン君の案内で約1時間
施設を参観する。

今日は学校の試験。試験が終わって帰って来たこどもたちは
コンピューター教室でゲームをして遊んでいた。外は大雨。


女子は卓球を楽しんでいた。

午前11時過ぎ、「子どもの家」を後にし、チャオバインカイン
(キャッサバ芋と米の手打ちうどん)の昼食。

「ハイリーホテル」へ戻り、1時間ほど昼寝。まだ体調は完全
には戻っていない。だるい。

午後2時半、フォンザンホテルへ。今度は、ハンさんと一緒に
日本語学校へ。
日本語学校の観光基礎コースの生徒に具嶋先生の
「ベトナムの天然資源とその活用」と題した講演をして頂く。
日本人でも難しい内容と専門用語が入り混じった講演。
日本語学校の生徒は1年半以上日本語を勉強している。
どこまで理解できるか?

講演の主なテーマは
①微生物
②植物
③海洋生物

はじめに微生物が資源として活用された歴史から解き明かす。
フレミングがカビの一種のペニシリウムから抗生物質の
ペニシリンを発見。この発見を受けてその後、多くの抗生物質が
発見され、人類の平均寿命が10年から15年延びたといわれる。
ベトナムでも様々ば微生物から抗生物質や薬などの製造を
研究している。そのため微生物資源の保存と活用を進めている。

第2に植物資源。
世界には30万種の植物がありそのうち3万種が医療品、
食物、健康食品に利用されている。
特に東南アジアの国々は植物天然資源の宝庫である。
まだ人類にとっての医薬品等への応用は不十分な
段階だが今後大きな可能性を含んでいる。
ベトナム北部にある政府直属の薬草園には4000種の
植物資源を有し、そのうち300種は大規模に繁殖利用している。
ARTEMISIA ANNUA(ニンジンの一種)は
抗マラリア物質を作る。ベトナム北部のサパにある
植物園では年間300トンを生産し、主にアフリカ諸国へ
輸出し、世界の医療に貢献している。
また、ベトナムの朝鮮人参の一種は胃潰瘍やストレス除去、
ガンにも効果があるとして臨床実験に入ろうとしている。

第3に海洋生物を利用しての医薬品・機能食品作り。
ある種の蟹にくっついているカビから抗がん剤を作り出す
研究を日本ではしている。

以上、3つの分野における天然資源の活用について話した。
ベトナムでは「国立科学技術センター(NCST)」が
バイオ研究をし、熱帯遺伝資源(微生物・植物・動物)
を効果的に開発するためのバイオテクノロジー研究を
首相直属の機関として設置している。

最後に日本人でノーベル賞に一番近いと言われている
京都大学の「山中伸弥教授」の人口多能性幹細胞(IPS細胞)
について紹介。

その後、生徒からの質問等へ丁寧に答えてくれた。

静岡青年交流会館2階では「日本留学特別コース」の
授業が行われていた。

午後6時半。日本料理店で具嶋先生・私、税田さん、ソン君で夕食。
午後9時まで。

今日は合計11人の来客。日本人4人。欧米系7人。
何人かの欧米系のお客さんは、ロンリープラネット
を読んで来店してくれた。ありがたいことである。

午後9時半、「ハイリーホテル」へ。
具嶋先生の娘さんから頂いた石川県珠洲市の
「玄宗(そうげん)」無濾過生原酒を飲む。
山田錦100%使用。

かなり強い芳醇な香りあり。舌にからむ甘さと酸っぱさ。
香りも味もコクがあり強い。美味しい。今まで飲んで
いた久保田よりも香りとコクがある。多少、どぶろくの
酸っぱさと甘みを引きずっている。貴重品。
具嶋先生の娘さんに感謝。

投稿者 koyama : 2009年01月02日 18:29

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