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2008年12月16日
ベトナム事務所で各種打ち合わせ
終日雨・曇り。
午前5時半起床。読書「とはずがたり」。
午前7時朝食。赤米のおかゆ。
午前8時過ぎベトナム事務所へ。
今年の5月頃、突然日本料理店を辞めていったHさんが
父親と一緒にベトナム事務所へやって来た。
Hさんは、他の日本料理店(もどき)の関係者に
「唆(そそのか)され」
高い給料を上げるとの虚偽の甘い言葉にだまされ、
私たちの日本料理店に「啖呵(たんか)」を切って辞めて
行った。しかし、私たちの日本料理店からのHさんの
退職を教唆煽動(きょうさせんどう)した某氏は、冷たくも
Hさんを採用しなかった。私たちの日本料理店を潰すことだけが
目的だったことがはっきりする。
Hさん(23歳)は、父親に「小山さんたちに日本料理店を
辞めさせられた」と話す。
数ヶ月前に父親がベトナム事務所に抗議に来た事が
ある。「何故、私の娘を一方的に辞めさせたのか?」と。
私たちは、Hさんの「退職届」、自宅の屋根を直すために
貸して欲しいといわれ数百ドルを貸したが、その「借用書」を
見せた。Hさんは高額の給与をチラツかせてせての某氏の
退職教唆煽動で辞めた際、貸してあった『屋根の修理費』
数百ドルは月末に返すと豪語していた。某氏の日本料理店に
「高額」で採用されることになっていたからである。
しかし、採用されず、その後、借金も返すことが出来なくなって
しまった。今日まで数百ドルの屋根修理の借金は返さずじまい。
そんな経過を辿っていたが、今日、数ヶ月ぶりにベトナム事務所に
やってくる。ベトナム事務所訪問の趣旨は、日本料理店で
再度採用して欲しい、働かせて欲しいということだった。
高額の給与を種に他店に行くことになっていたが、引き抜いた
某氏の経営が悪化、採用できなくなる。その後、いくつかの
仕事をしていたようだが、給与が低いこと、安定していないこと
などで生活が出来なくなってきた。父親は病気で無職。
親豚を私たちが買ってやったのだが、最近生まれた17匹の
子豚が全部死んでしまい収入ゼロ。弟無職。妹高2(私たちが
在宅支援している)。
現在家計を支えているのは、Hさんのみ。刺繍の店から
刺繍の仕事をもらい家でやっているが、1ヶ月30万ドンから
50万ドン。2000円から3500円程度の収入しかないとのこと。
私は、Hさんなど2人が一方的にJASS日本料理店を非難して
退職した後、残った5人のこどもたちで頑張って仕事を続け、
今では十分、こどもたちだけで日本料理店を運営して
いることを告げる。自分の都合の良い時は勝手に我が
日本料理店を攻撃し出て行き、都合が悪くなったら助けて
くださいという人生への姿勢は間違っていると思っている。
Hさんと弟・妹は15年前にチーラン通りという所に「子どもの家」
を作った時、「子どもの家」に入所させてからの付き合いで
ある。父親・本人の話を十分聞いて、「しばらく時間が欲しい」と
話す。あまり世間を知らない20歳ちょっとの子供に「甘いことば」
をささやき、我が日本料理店から引き抜き、我が日本料理店に
打撃を与えることだけを狙った卑劣な策動を行った某氏こそ一番に
裁かれなければならない。同時に22歳になった人間は
しっかりとした判断する能力を持つ必要がある。なかなか複雑な
問題である。バオミンさん・税田さん・大塚さんなどと協議する
こととした。
愛知万博で始まった「ストリートチルドレン芸術祭」。
2009年のカレンダーが出来た。実行委員会から
送って来てくれた。「子どもの家」からは5枚の
絵を送ったが、3枚が採用されていた。
12ヶ月の3枚なので、25%の採用率。
ストリートチルドレン芸術祭の皆さんに感謝。
●2009年ストリートチルドレン芸術祭カレンダー表紙
●2月は「子どもの家」のアン君(12歳)の「平等」が掲載。
この絵を選んでくれたのは、東北福祉大学生田目ゼミの皆さん。
「ハートの中に地球と人が描かれていて、とても印象的です。
左側の黒い肌の人、右側の白い肌の人、それぞれにたくさんの
手が差し伸べられています。そして、中央の地球には、幸せ
そうな男の子と女の子でしょうか。それぞれの違いを超えて
「共に歩んでいこう」という希望と強い意志が感じられた。
との東北福祉大生田目ゼミの評が書かれていた。
この絵を描いたアン君。
この絵を選んでくれたのは「アテネオリンピック アーチェリー
銀メダリスト・日本体育大学女子短大准教授 山本博氏
山本氏の評「平和な世界になりますように、そんな声が
聞こえてきます。平和の象徴である白いハトに子供たちの
願いがこめられて全世界に幸せが運ばれていくような気持ち
にさせてくれる素晴らしい作品です。」。
●「平和」を書いたグエン・ティー・ビック・フオンさん(14歳)
10月は日本料理店に「子どもの家」から通っているチャンさん(18歳)
「森を守ろう」
この絵を選んでくれたのは、医師であり作家である「鎌田實」さん。
鎌田さんの評「かって行われたベトナム戦争で枯葉剤がたくさん
撒かれました。人の命もたくさん奪われました。早く森が再生
することを祈っています。森が生き返ったら二度と枯葉剤が
撒かれないように森を守りましょう」。
午前11時半までバオミンさん・税田さん・ハンさんと
ボランティア貯金関連の話し合いを行う。
午前11時45分、「ハイリーホテル」にて昼食。
午後12時半から30分昼寝。
午後1時半読書「とはずがたり」
午後3時からビザ関係の書類作成。
メールの受信・送信。
東京の次男から電話。家族の近況などを聞く。
今日は孫が発熱し病院に連れて行ったとのこと。
午後5時半、小雨の中日本料理店へ。
途中で帯広のYさんが日本料理店へ。しばらく懇談。
今日は日本料理店への来客9人。8人は日本人。
ベトナム人1人。
投稿者 koyama : 2008年12月16日 18:48