« 終日雨 | メイン | 終日雨:休日 »

2008年12月06日

終日豪雨

朝から大雨。

午前5時起床。

読書「ノルウエーの森(下)」(村上春樹著)

外は大雨。「ハイリーホテル」の5階の部屋のガラス窓を
強い雨脚が叩く。風の音も響く。不気味な朝だ。

午前7時朝食。
赤米のおかゆ。

午前8時過ぎ、雨の中、カッパを着てベトナム事務所へ。

午前8時半、ベトナム事務所員会議。

バオミン・JASSベトナム運営委員長の司会で開会。
今週の活動と来週の計画、寄付いたことなどを報告し
ベトナム事務所員全員で情報を共有したいとの挨拶。


(ソン)地球の歩き方ミニツアーの皆さんを「子どもの家」、
    日本語学校などへ案内した。大塚さんのビザ延長の手続き。
(美葉)月・木 フエ高等師範大学の授業。12月15日から2年生試験。
    火、土 静岡会館日本語学校新中級の授業

(ゴック)水 中級まとめ 1課~27課まで
     木 初級 文法
(千草) 月 フエ高等師範大学最後の授業、 火 新中級
      水・木 観光基礎コース 最後の授業
      観光基礎コース8人がハノイへ、日本語能力試験3級受験

(いぶき)月・火 観光基礎コース 水 中級まとめテスト
      木 フエ高等師範大学1年生、金 中級まとめ14人中3人
      不合格。再テスト
(フーン) 月火水木 観光基礎コース
(クアン) 地球の歩き方ミニツアー フエ空港まで出迎え
      奨学金の名簿翻訳


(ミン)  地球の歩き方ミニツアー ホーチミン空港まで出迎え
      2009年春のスタディーツアーの受け入れ準備
      「子どもの家」B棟2階に雨漏りあり。原因究明中。
      第13回クリスマス会の準備


各ベトナム事務所員の報告後、第13回クリスマス会の
進行表、各分担表が配られ、担当者の確認。準備確認を
行う。

午前11時半 雨の中、「ハイリーホテル」へ戻る。

昼食 野菜炒め、厚揚げの甘辛煮、野菜スープ

午後12時半から午睡をしようと思ったが、「ハイリーホテル」
の数軒隣りで結婚披露宴が始まる。昼ごろから始まり
午後6時半過ぎまで続く。右翼の街宣車以上に大きな音を
出しての披露宴。はじめは大音量の音楽が延々と流れる。
午後2時過ぎから3時間ほどカラオケ大会。段々、酔っ払って
来ると歌も「変な長調」となり、ろれつが回らなくなった
おっさん共が、延々と大音量で歌い続ける。音の拷問。
部屋にいる私の腹に「ドンドン」と低音が響いてくる。
結婚披露宴というお祝い事である。こうした「騒音公害」を
我慢するのも祝儀の一つ。
しかし、午睡などで出来る筈がない。仕方がないので
「ノルウエーの森(下)」を読む。そのうち披露宴も終わるだろうと。
結局、午後5時まで読書。

「ノルウエイの森(下)」読了。
本という物は最後まで読まないと何も分からないことを知る。
(上)と(下)の3分の1まで読んだ段階では、村上春樹が
何を言わんとしているのか? または、この本は一体
何が書かれているのかが、掴めないまま「ふわふわ」
した感じだけが残っていた。2巻を通読して理解できた
部分がある。
本書は五木寛之の「青春の門」の70安保版と理解した。
「青春の門」は、60年安保を時代背景として伊吹という大学生
の青春の彷徨を描いたものと読んだが、「ノルウエイーの森」は
70安保など学生運動などには、ほとんど触れていない。
時代背景の描写もない。しかし、1968年、1969年、1970年
と作者は時代をしっかり記述している。都内の二流の私立大学
に神戸出身の「ワタナベ君」が通っている。このワタナベ君の
70年安保という時代背景の中での青春の彷徨を村上流に
描いたものと読んだ。学生運動に全く背を向けた「ワタナベ君」
の女性との付き合い、寮の仲間との女性遍歴、神戸時代の
友人直子の精神病院入院自殺などを通して、激しい政治の
季節であった1968年から1970年までの青春をワタナベ君が
どのように生きたのかを書きたかったのではないのかと思った。
写実的な性描写があまりに多く、多少の違和感を感じた。
この本は今まで私が読んだ本の中ではかなり異質。
読むのに少し疲れる。村上春樹38歳位の作品。
結局、かなり屈折した70年安保のある意味での
政治的な本である。


「男の勘違い 女の夢ちがい」(藤堂志津子著:新潮文庫)を読む。
古本屋で200円。この11月に講演会をした北海道石狩に
ある「藤女子短大」ということで読んでみる。肩の凝らない
エッセイー集。面白い。我が家の前にある「BOOK OFF」で
200円。

午後7時から日本料理店で夕食。

投稿者 koyama : 2008年12月06日 19:09

コメント