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2008年10月26日

休日

終日 曇り、時々雨


午前8時起床。
午前9時から1時間ほど散歩。

受信メールを読み必要なメールの送信。

今後の講演会の内容について、ひとつずつ検討。
参加者や相手の要望などを勘案し、どのような
話をするかを検討する。

10月28日(火)の講演会は教職員・PTAなどの参加する
講演会。生徒・学生とは違う内容を検討。

終日読書。

「下流大学が日本を滅ぼすーひよわなお客様世代の増殖」
(三浦展著:KKベスト新書)読了

題名が少し過激だが、内容は今の大学教育の実態を
明らかにしている。
1960年代の大学進学率は10%台。現在51%。
この10年間大学数は増大している。
そうしたバックグランドの中で大学に行って勉強する
能力自体がない学生が増大している。
卒論が書けない学生、授業で「目的」という言葉を
使ったら学生が「目的って何ですか?」と聞いてくる。
私立大学の半数以上が面接やボランティア体験、推薦などでの
入試であり、いわゆる受験勉強をしないで大学に入学している
実態がある。基礎的なが勉学意欲・向上心がない学生が
多い。少子化の中で大学自体が生き残り作戦を展開し、
そもそも大学に入る能力も意欲もない学生を「お客様」として
入学させている。三浦氏は大学は20%程度の進学率にし、
「職業大学」を設立し、美容師などなどの特定の職業課程
は専門大学で勉強させた方が現実的と提言。
確かにある大学に呼ばれて行った際、教授が「岩波新書
が読めない学生が多い。本を読むように課題をだしても本自体を
読んだ経験がなかったり、読む力がない学生が多く、教師として
教える意欲がなくなる」と話していたことを思い出す。


「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」(佐藤優著:新潮社)
田中真紀子と鈴木宗男を巻き込んだ問題。そのうらに何があったのか?
著者佐藤氏はその後逮捕され裁判闘争中。

ロシアをめぐる外務省内部の派閥争いなど具体的な人名を
出して当時の騒動を暴露している。
もちろん騒動の当事者なので100%本著が正しいとは言えない
とは思うが、それでもかなり具体的な内容であり、真実味を持っている。
佐藤氏はキャリアではない。ロシア大使館の三等書記官。
彼は具体的な人脈をロシアやイスラエルに作っていく。
海外で活動をするには、理屈だけではダメで最終的には
「人脈」をつくること、人脈を通して情報を得ることが大事である
ことを具体的な事例を出して強調している。
この点は私も同感である。

投稿者 koyama : 2008年10月26日 08:20

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