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2008年09月11日

VISTAの皆さんとの懇談:フエ市国際交流委員会懇談

7年前の2001年9月11日、NYで卑劣なテロがあった。
犠牲者の死を悼み、いかなるテロリズムも憎む。
アメリカのアフガニスタン、イラクで現在行っている
「国家によるテロリズム」も同時に憎む。


雨季に入る。終日断続的な雨

午前7時朝食。キャッサバのうどん。

午前8時、ベトナム事務所から電話。シクロの運転手と弟が
ベトナム事務所に謝りに来ているという。
急いでベトナム事務所へ。

先日の「シクロ事件は、小山さんも普通の観光者だと思い、警察を
呼べなどとひどいことを言ってしまった。私は10人兄弟で貧しい。
シクロの運転手になって5日目だった。その日はお金がなく
1日食事をしていなかった。悪いと思ったが、違法にお金を請求
してしまった。悪いと思っている。反省している。許して欲しい」。

私は告訴を取り下げてもいい。条件は一つ。「JASSやその関係者
になめた態度をとったら、直ぐに警察に連絡し5分以内に警察が
来ると、貴方が体験したことをシクロ仲間、オートバイタクシー
仲間に言って欲しい」。


午前9時、「VISTA 大学生による大学生のための
WARLD WIDE NEWS MAGAZINE」の皆さん
3人がベトナム事務所を訪問。首都圏を中心にした
大学による海外情報マガジン。枯れ葉剤、障害児、
ストリートチルドレンなどの話をする。午前11時半まで。


午前11時45分、「ハイリーホテル」で昼食。


午後2時半、ベトナム事務所から電話。
シクロの母親と当人が再度ベトナム事務所に来ているとのこと。
急いでベトナム事務所へ。
警察に行ったが、小山さんが告訴を取り下げていないので
逮捕すると言われたとのこと。
バオミンさんに告訴取り下げの文書をベトナム語で書いてもらい、
私のサインをする。母親が戸籍謄本のような書類を持ってくる。
10人の子どもたちの名前が列挙。母親はピーナッツを町で
売って生計を立ているという。1日頑張って仕事をしても
300円程度の収入。私に告訴されたシクロの運転手は
長男。私はこうした人をいじめる気持ちはない。しかし、
仕事をしないで観光客を脅してお金を取るような仕事の仕方は
絶対に認めないと話す。


午後3時半から、バオミンさん・税田さんと当面の重要問題に
ついて協議。

午後5時、フエ市人民委員会国際交流委員会のニエン委員長と
懇談。いくつかの問題を協議。

午後6時、日本料理店へ。日本料理店は日曜日の出勤が続いたので
ベトナムの労働基準法に従って、9月10日、11日を休みにした。
今日は子どもたちから好きな日本料理のパーティーをしたいとの
申し出があり、夕食会を開く。

●海鮮ドン

●ごぼうのてんぷら、豚の角煮、枝豆

午後9時までバオミンさん、税田さん、大塚さん、千草先生、
リー君などと世間話をして飲む。

読書「グローバリズムと不平等 階級社会」
(ジェレミー・シーブルック著:渡辺雅男訳:青土社)
私としては一番読みにくい本である。学術図書であり
翻訳物。英語の直訳的な文書は一番読みにくい。
翻訳者の「日本語能力」が最大限問われている。
イギリス社会とアメリカの歴史をたどり、階級という
概念がどのように変化してきたのかを考察している。

投稿者 koyama : 2008年09月11日 23:11

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