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2008年08月17日
神奈川県教育委員会青少年海外派遣スタディーツアー
快晴 午前7時「ハイリーホテル」5階の日陰35度。
午前5時起床。「阿修羅のごとく」(向田邦子著:文春文庫)
読了。
本書は、読んで行くうちに「テレビドラマ」の画面が頭に
浮かんでくる。せりふと場面転換などまさにテレビの
画面が目に浮かぶような小説である。
「阿修羅」とは「インドの民間信仰の神様で、外側は
仁義礼智信を標榜しているが、気が強くて、人の悪口
言うのが好きで、怒りや争いのシンボル」(本書P174)
と書いている。4人姉妹を中心にした「家庭ドラマ」である。
姉妹の両親と姉妹の夫など男性が登場。
何でもない老夫婦と4人の姉妹の付き合いと日常の
出来事を淡々と書いている。しかし、その中に70歳の
父親の浮気、長女(夫を亡くしている〕の浮気、次女の
夫の浮気などがそれとなく登場。4姉妹の見栄の張りっこ
など普通の家族の日常をつぶさに観察して描いた
ホームドラマ。問題のちょっとした提起はあっても
本質をえぐるほどまでは、掘り下げないのが向田作品の
真骨頂と見た。
題名が「阿修羅のごとく」とあるように表面的には
4姉妹の「女」の裏表を描いているが、私には
主人公は「うん」「そうか」などしか話さない寡黙な
父親恒太郎と見た。
ご飯1合を炊く。
午前7時朝食。昨夜の日本料理店の残りをおかずに「5勺」
のご飯を食べる。
午前7時半、「ハイリーホテル」を出て神奈川県教育委員会主催
の青少年海外派遣スタディーツアーの投宿しているホテルへ。
既に今日の担当のバオミンさん・ソン君が来ていた。
午前8時30分、「子どもの家」に到着。
「子どもの家」には先日、フエ師範大学化学科・生物科に合格した
THUY(トゥーイ)さんが親戚から帰ってきていた。
志望大学合格おめでとう。
初めに「子どもの家」の子どもたちとの交流会。
セン運営委員長が挨拶。
神奈川県スタディーツアーはお揃いの水色のTシャツを着ている。
歓迎のピップポップを踊る男児。
「子どもの家」の子どもたちも熱心に子どもたちの踊りを鑑賞
続いて神奈川県派遣団からの出し物
交流会の最後に佐野さんから「子どもの家」へ贈り物
午前9時過ぎ、文化交流会を終了。
続いて、バオミンさん・ソンによる施設案内。
午前10時から私の講演会。90分。午前11時半まで。
ボランティア・国際支援・ベトナム・人間の幸せとは・・・
神奈川県教育委員会主催青少年海外派遣スタディーツアーは
神奈川県青少年協会が実施している。
2年前に同協会の理事としてスタディーツアーに参加した
東海大学のK教授の里子である「NGA(ガー)」さんへ
K教授からプレゼント。
午前11時50分、Sホテルのレストランでベトナム料理の昼食。
昼食が終わり、バスでホテルへ戻ったのが午後1時過ぎ。
私はホテルから電動バイクで「ハイリーホテル」へ戻る。
午後1時半、昼寝に入ろうとした時、電話。
仙台の高校の英語のアンナ先生から。「今フエに着いた。
ホテルにいるが会えるか?」とのこと。
15分後にHホテルのロビーで会うことにする。
急いで着替え、ベトナム事務所近くのHホテルへ。
アンナ先生と1時間ほど話し合う。その後、「子どもの家」を
訪問。「子どもの家」を案内。
仙台の高校での講演会・12月末の生徒の「子どもの家」訪問などの
打ち合わせをする。
午後4時半、「ハイリーホテル」に戻る。途中、夕食のコムディア弁当
(90円)を買う。
今日は朝8時から午後4時過ぎまで休みなく気温40度の空気に中で
活動。さすがに疲れる。
午後4時半、文言春秋を読みながらベッドで休んでいる。
税田さんから電話。リー君などと夕食に行こうとのこと。
今日は完全にダウン状態。部屋で休むことにする。
明日も仕事。明後日は1日中、ナムドン山岳民族へ。
午後5時半、フダ缶ビールを飲みながらコムディアを
食べる。
文芸春秋(2008年8月号)を読む。
「貧困大国ニッポン」読み出のある内容。
日本が「メルト状態」に陥っていると警告している。
中曽根・小泉「改革」のもたらした現実を実証的に
検証している。ホワイトカラー・中間層の没落が
日本という国家そのものを崩壊されると警告している。
「皇太子・雅子妃 両殿下への手紙」
保坂正康、友納尚子、斉藤環、福田和也、
猪瀬直樹、茂木健一郎
見るべき内容なし。
阿川弘之「わたくし眼日記」は面白い。
白内障の手術の闘病記。
投稿者 koyama : 2008年08月17日 20:06