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2008年08月15日
日本語教師の石上先生赴任
晴天 終日真夏。外の気温はゆうに40度を越える。
午前5時半起床。昨日の日記を書く。
「ハイリーホテル」のパソコンが壊れてしまい昨夜は書けなかったが
今朝はパソコンが起動した。中々「気まぐれ」なパソコンではある。
この種の性格の人とは長く付き合っているので、扱いには
慣れている。
午前7時朝食。今日は精進料理を食べる日。
「精進料理入りそうめん」。美味しい。
野菜と「豆腐の原型」(正に腐った豆腐)などが出る。
午前9時ベトナム事務所へ。
ボランティア貯金完了報告書作成。
縫製研修センター報告書作成。
午前11時半、「ハイリーホテル」に戻る。
昼食。今日の朝、新任の日本語教師 石上先生が
赴任した。「ハイリーホテル」1階の昼食会場で挨拶。
「ハイリーホテル」住人もそれぞれ挨拶。
千葉県出身の女性。これから1年間、フエ高等師範大学
日本語学科を中心に日本語教育を行ってもらうことになる。
体に気をつけて、ベトナム・フエの「暑く」「寒い」生活を
エンジョイしてもらえれば幸いである。
昼食は「豚肉の脂落とし」「厚揚げの甘辛煮」「醗酵したもやし」
「野菜スープ」。
午後12時半から30分ほど昼寝。
読書「あ・うん」読了。
向田邦子唯一の長編小説とのことだが、けして長編とは
思えない。この本を読んでの感想。長谷川町子の
「サザエさん」を文字にしたような家庭と時代背景がある。
日本が高度成長に入る以前の時代。1941年の
真珠湾攻撃から対米英戦争に突入した時代である。
徴兵で入隊し隣のベッドになった仲間が除隊した後も
家族以上の深い付き合いをするところから起こる様々な
悲喜劇。この二人の男性の関係を捉えて「あ・うん」。
狛犬の「あ・うん」から取ったとのこと。
向田邦子という作家の文章は、落語を聞いているようだ。
解説や情景描写の代わりに「会話」だけで話が進んでいく。
会話を読みながら情景描写や心理を想像するように書かれた
不思議な小説である。単純な戦時中の普通の家庭生活を
描きながら、人生、人間が生きるということから起こる様々な
苦労や問題をきちんと位置づけている。何でもない日常の
家庭生活を描く事で、一層人間の持つ心の奥底の
どろどろしたものが、浮き彫りにされてくる。
午後3時過ぎ、フエ市立病院へ。院長・副院長と懇談。
午後4時。京都の豊田旅行の豊田さんから荷物が
届く。本の差し入れ。『文芸春秋』2008年8月号。
これからゆっくりと楽しみながら読もうと思う。
京都の豊田旅行の豊田さんに感謝。何度も本の
差し入れを送ってくれている。
目次を見る。豊田さん推薦の論文は「貧困大国ニッポン」
(ホワイトカラーも没落する) 湯浅誠「NPO法人
自立生活サポートセンター・もやい事務局長)。
その他に興味があり読んでみようとする論文あり。
①創価学会が脅えた私の「極秘メモ」(矢野じゅん也)
--元公明党委員長の告発手記ーー
②皇太子、雅子妃両殿下への手紙
--保阪正康・・・・・
③妻 曽野綾子がうつに罹った時(三浦朱門)
午後5時。ベトナム人の友人の招待され自宅で会食。
・骨付き鶏肉
・半生のするめ
・ムキ海老の甘辛唐辛子煮
・仕上げは『キャッサバ芋の粉の麺の鶏肉スープ』
どの料理も美味しかった。
午後9時、「ハイリーホテル」へ戻る。
●日本料理店来客9人。
読書「阿修羅のごとく」(向田邦子著)
投稿者 koyama : 2008年08月15日 18:08