2008年07月21日
フエ高等師範大訪問
晴天 日中の気温40度以上。
夕方、小雨
午前5時半、起床。
シャワーを浴びる。相変わらず電気がつかない。
シャワーを湯沸かし器よりも低くして持ってみる。
すると電気が点いた。水圧の加減で電気が点くように
なっていることがわかる。水圧が一定の圧力以上の
場合、湯沸し器の電気が作動するように設定されている
ことがわかった。体を引くし、シャワーの取っ手をバスタブの
近くに持っていき、久しぶりに温水シャワーを浴びる。
午前7時、朝食。マカロニスープ。
先週から日本料理店の店長に就任したリー君の日常生活が
見違えるように変わった。仕事に積極的になり、全体の
様子を的確に把握し、自分のすべき仕事を察知し、行動している。
今朝も台所でおばさんが朝食を作る度に食堂にいる私たちに
運んでくれた。
大塚さんは7時前から障害児支援施設の手伝いへ。
急いで朝食を摂る。午前8時ベトナム事務所へ。
バオミンさん・税田さんと当面の諸問題について話し合う。
午前9時、フエ高等師範大を訪問。学長と懇談。
完全な意見の一致を見る。
フエ高等師範大からベトナム事務所へ戻り、「子どもの家」の
卒業生メンさん(フエ経済大学在学中)と生活のこと、学業のこと、
その他この夏休み中のことなどを打ち合わせする。
メンさんが、元気に学業に励んでいることを確認する。
午前11時半、昼食。
鶏肉の煮物、空芯菜のニンニク炒め、油揚げ。
税田さんは事務所で仕事。若干遅れる。
午後12時過ぎから1時間ほど昼寝。
とにかく気温が40度以上が毎日続くと、本当に体力を
消耗する。しっかりと昼寝を取らないと体がもたない。
明日から夏のスタディーツアーが始る。10月1日までの
2ヶ月半の「長期ロード」になる。体の保全がなによりも
大切である。そのためには、「計画的」に生活し、
無理をしないこと、3食の食事をしっかりと摂るという
当たり前の生活が大事。
午後1時半過ぎ、シャワーを修理する業者がやってくる。
1時間ほど修理したが、結局「直らない」と言って帰った。
午後3時、ベトナム事務所に「ある関係者」がやってくる。
この間の様々な件について聞く。
バオミンさんたちと上記訪問者の話し合いの結果に
ついて総括的な話し合い、分析を行う。
大塚さんとオアシスの会など当面の活動について
進捗状況などを話し合う。
午後5時半、夕食。
今日は1日あまりに暑く、よく仕事をしたので「自分に褒美」
を出す。軽く生ビール。大塚さんが手作りのおつまみを
作ってくれる。イカの和え物
夕食のおかずをおつまみに生ビール4杯。
今日はお客さんがぞくぞくとやってくる。午後6時半になると
同時にデンマーク人家族3人。フダビールはデンマークと
フエの合弁で出来たことを話す。早速、お父さんが生ビールを注文。
日本人を含め、午後9時までに合計13人の来客。欧米系の
来客が主流。多くのお客さんが「お寿司」を注文。
子どもたちは、お寿司作りに精を出していた。
私は生ビールを飲みながら目の前でカッパ巻き、
マグロの握り、軍艦巻きなど手早く作っている子どもたちを
見て、この3年間、子どもたちが学んで来た道程がけして
無駄でなかったことを改めて確認した。
松下先生の日本語、中村友香先生・石岡先生の料理指導、
鳥取の徳岡さん、筑波の中村さん、支援の久保田さんなど
多くの人々の指導・支援があっての今日である。
何事もそうであるが、毎日のコツコツとした努力の積み重ね
がいつか「大成」へと導くということである。
「時間と手間隙をかける」と良くいうが、確かに
ひとつのことを成し遂げようとすると、そうした姿勢が必要である。
誰かにそうしたことはしてもらって、その「上前」だけをはねようと
いう「狡すっからい(こすっからい)」やり方は、結局はうまく
いかないといことを先人は教えてくれているのである。
美味しそうな「握り寿司」1人前が出来上がる
(副店長兼調理主任THUYさんの作った「握りずし1人前)
リー店長は13人の来客の接待と料理の運搬に八面六臂の
大活躍。彼は仕事があること、自分が生かされる「場所」が
あることで生き甲斐を感じているように私には、思えるので
ある。
接客主任のグエットさんもしっかりと接客と会計の責任を
果たしている。
調理の子どもたちも13人の注文に「こまねずみ」のように
働いていた。
13人の来客はそれぞれ「勝手な」注文をする。
一つ一つの注文をしっかりと聞き取り、「注文を受ける」
接客は大事な仕事。ここで違う注文を取ってしまったら
大変な事態になる。
注文を受けたあと、出来るだけ短時間で注文を作り上げる
ことも大事なこと。10分程度が限度。こどもたちの
仕事の様子を見ているとこの3年間でこうした日本料理店
の「鉄則」をキチンと身に付けているようだ。
午後9時、13人の来客が帰り閉店。
日本料理店の皆さん、大塚さん、税田さん、ご苦労様。
「ハイリーホテル」へ護送船団方式で帰る。
長い1日ではあった。これからの2ヶ月半、このまま体が
もつのかどうか、一抹の不安はあるが、頑張ろう。
投稿者 koyama : 2008年07月21日 07:25