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2008年06月13日

メガネを買いに

晴天

気温が30度近く上がる。

池袋にメガネを買いに行く。メガネ屋へ行く途中、路上で寝ている
人が結構いた。
先日、都庁前のNSビルの病院に行った際も50人位の
人たちが都庁前で寝ていた。午前11時頃である。
時間が多少あったので全員の顔と様子を見て回った。
ほとんど男性で50歳代以上。既にお酒を飲んでいる人、
ラジオを聴いている人、新聞を読んでいる人、寝ている人、
お菓子を食べている人・・・・・・・・・。
私とほとんど同世代の男性が都庁前でホームレスとなっている。
けして怠慢でここでねているのではないと思う。それぞれの
人生の中で何かがあったのだあろう。
池袋と言い、新宿都庁前と言い、多くの前期高齢者か
それに準ずる人たちが路上に寝ている姿を見ると
日本という国がどうしてこうなってしまったのかを考えて
しまう。直接的には政治の問題だが、政治を支えているのは
主権者である国民である。国民の意識の大きな変化が
その根底にあるのだろうか?  秋葉原で7人を刺殺した
25歳の若者を見ていると何かが狂っていることが分かる。
本人に責任があるのは当然だが、彼をそうした行動へ
駆り立てたものは一体何だったのか?
人間総体としての「劣化」としか言えないように思う。
我慢が出来ない、想像力の欠如・・・・・。人間としての
基礎的な能力の欠如ともいえる。進学がどうのこうのと
言った次元の問題ではないように思う。
様々な体験と挫折の経験を多くすることが子どもたちや
若者には一番必要なこと。文部省や教育委員会の
路線は体験と挫折克服の人生経験を教育の中で
学ぶということは全く逆の方向に行っている。


メガネ屋で遠近両用、チタンのフレーム、
調光レンズという3つの条件。

遠近両用は年齢のため致し方ない。普通の生活をするためには
どうしても必要なもの。食事をするにも老眼鏡がないとご飯が
見えない。私はひどい金属アレルギーのため、チタン以外の
金属のフレームだと汗で金属が溶け出し、顔が赤くなり
アレルギー症状を起こし、その後、皮膚にしみ状のものが
できてしまう。
調光レンズは日光(夏場の半年)が強い時には目が開けられない。
光を感じたらそれなりに光を避けるシステム。8万円強。うーん?
考えても仕方がないが、私の1ヶ月分の給料を超えている。
しかし、ベトナムで生活していくためには仕方がない。

読書「ロゼッタストーンの解読」(木原武一訳:新潮文庫)
私がロゼッタストーンの解読に成功したフランス人のシャンポリオン
を知ったのは中学2年生の時だった。
美術の岩田と言う先生が美術史が好きだったようで、授業中
様々な美術の歴史について話してくれた。私は絵を描くのは
自慢ではないが本当に才能がない。しかし、岩田先生の
美術の授業は、私のような絵を描くの下手な生徒にも
興味を持たせるものだった。岩田先生はその後慶応幼稚舎の
先生になった。
岩田先生から学んだことで今覚えているのは、エジプトの
象形文字(ヒエログリフ)をはじめて解読し、人類が忘れていた
エジプト文明の発見のきっかけを作ったシャンポリオン。
シュリーマンのトロイの遺跡の話。これも話を聞いているうちに
どうしても本を読みたくなり、学校の図書館で読んだ記憶がある。

そして、奈良薬師寺の薬師三尊と東塔がいかに素晴らしいものか、
日本人が世界に誇れる美術だとの話であった。
先日、薬師寺展に行き、日光・月光菩薩を見に行ったのも
45年前に学んだ岩田先生の影響である。教育とは30年後
40年後に結果が出るものである。

シャンポリオンがエジプトの象形文字の解読が出来たのは
ナポレオンのエジプト遠征である。1795年頃。1789年に
フランス革命があった。
読んでいくうちに引き込まれる本である。

投稿者 koyama : 2008年06月13日 20:59

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