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2008年06月01日

風邪で1日寝込む

晴天

朝7時に起きて簡単な朝食。風邪薬を飲み、そのまま
1日中寝ていた。体がだるく、活動する意欲なし。

読書「超訳『資本論』」(的場明広著 祥文社)読了。
資本論は今から150年ほど前に書かれたものだ。
ほんの「さわり」を読んだだけだが、それでも、今日の
世界の人々が本質的には
150年前のイギリスの子どもたち・婦人・労働者と
基本的には同じ状態に置かれていることが分かる。
かなり論理的な著作なので、難解さもある。
しかし、今日の勤務時間をフりーにした労働が
けして労働者の生活を向上させ、幸福にしないことを
記している。資本論は、商品とは何かから解き明かし、
価値とは? 使用価値と交換価値。そして、商品の
一つである「人間の労働力」というものを見つける。
労働力の二面性。使用価値と交換価値。
そこから「剰余価値」が生まれると説く。
資本の本質は飽くなき自己増殖であると言う。
資本主義というシステムを学問的に解き明かしたもの。
現在の派遣労働、携帯電話呼び出し労働、
ワーキングプアーを知るための理論的な武器に
なることは確かである。21世紀初頭の日本の
労働者の実態が、明治維新直前に書かれた
資本論から学ぶことは多いと思われる。
最近、小林多喜二の「蟹工船」が多くの若者に
読まれているという。時代は変化しても
資本主義の本質は変わっていないのかも知れない。
更にマルクスが予見したように資本の蓄積が一層進み
グローバリズムの波に世界中が飲み込まれてゆくの
であろうか? 同時に資本の蓄積は自らの制度
そのものの墓堀人を育成することにもなるのである。
新しい世の中、みんなが自由に平等に生きていける
世の中を作りたいものである。

朝7時に簡単な朝食を摂り昼食の食欲なし。
夜、フエフェスティバル準備の町を電動バイクで散策。
(6月3日~11日まで)
コムディア(ベトナム風ほか弁)を買う。100円。

「哀歌(上)」(曽野綾子著:新潮文庫)を読み始める。
曽野綾子の体験を通したアフリカでのボランティア支援の
話。

投稿者 koyama : 2008年06月01日 17:16

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