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2007年12月04日

日本語学校主任フーン先生男児出産

終日雨  時々、豪雨。    休肝日

午前6時半、トンチンカンホテルの廊下。湿度100%、気温22度。

トンチンカンホテルの洗濯機の乾燥機能が故障。
洗濯しても乾燥しきれない。部屋に干しても湿度100%では
乾燥しない。生乾きのくさい匂いがする。困ったものだ。

午前7時朝食。ブンボー。今日から税田さん・ハンナさんと
私、3人での朝食となった。多い時は5人ほどでの朝食だった
のだが・・・・・。

午前8時半、ベトナム事務所へ。その後、トンチンカンホテル
に戻り、今後の活動のための諸準備。

税田さん・ハンさんが、日本語学校主任のフーン先生が
入院しているフエ医科大学病院へ。フーン先生男児出産とのこと。
帝王切開だったが、母子ともに健康。おめでとう。フーン先生は
二人目のお子さん。これから4ヶ月間ほど産休に入る。
お子さんの健やかな成長を祈る。

午前中23通のメール受信。必要な返信を行う。

訪問者の受け入れ、2008年2月の講演会の打診への
返答・・・・・。

昼食

気候の変化が大きい。体調がおかしい。頭痛と倦怠感。
昼寝。午後12時から午後1時半。

静岡市国際課から2回電話あり。

読書「与謝野源氏(上)」若紫の巻
与謝野源氏に比べると田辺源氏は、「優雅さ」と品格がある。

午後2時半。ベトナム事務所でリー君と懇談。


ホーチミン市にいる母親から体調が悪いとの連絡あり。
今週の木曜日から来週の月曜日まで母親のお見舞いに
ホーチミン市に行きたいとのこと。

母親は、リー君が5歳の頃、リー君の父親と違う男性と
駆け落ちしホーチミン市へ行ってしまった。
それから15年間、姿を現さなかった母親。
リー君と弟が成人になった頃、現れ「一緒に住もう」
と言ってきている。
日本料理店で料理人として働いていた弟は日本料理店
を無断で辞めてホーチミン市の母親の所へ行ってしまった。
毎日、母親から小遣いをもらい、喫茶店やゲームセンター
などで遊び歩いているとのこと。
母親は駆け落ちした男性とも別れ、現在はセメント会社で
働いているとのこと。年齢も50代となり、老後を心配する
年頃となった。
母親は二人の息子をホーチミン市の自分の下で働かせ
自分の老後を安泰にしたいとの希望が強いことが
よく分かる。今年、母親とベトナム事務所で話し合った際、
母親の話でそのことを知った。
現在は弟を手元に呼び寄せ、小遣いを上げて「遊ばせている」
がいつまでもこんな生活が続くわけはない。結局、二人の兄弟
の仕事・稼ぎで老後を生きようとの虫の良い話である。
リー君と今後の「リー君自身の人生」を話し合った。
リー君は母親のお見舞いに行き、そのままホーチミン市に
住み着くのか? 今後、日本料理店で仕事をして自立して
生きていきたいのか? どんな人生を考えているのかを話し合う。
「自分は、この日本料理店で仕事をして給料をもらい自立したい」
とリー君は言う。
母親の体調が悪い(本当かどうかは不明)との情報を聞いて
お見舞いに行きたいとの子どもの気持ちはもっともなものである。
しかし、こうした機会を使ってリー君を利用しようとする動きには
敏感にならざるを得ない。親子ではあるが、リー君はリー君で
この15年間、自分のつらく、大変な人生を送ってきている。
やっとつかんだ自立への道(日本料理店での仕事)である。
私たちはリー君の希望と幸せを最優先に物事を考えて行きたいと
考えている。最終的に自分の人生を決めるのはリー君自身では
あるが、私たちは自分たちの人生経験から得られた助言を
する立場にある。
ストリートチルドレンを支援すると言うことは、衣食住など物の
支援だけでは終わらない複雑な支援があることが分かる。
15年間という期間の支援を続けてくると「こうした問題」に
出会うということが分かる。支援ということの難しさ、
複雑さを思い知らせれる毎日である。

午後3時半、静岡の巣山さんから頂いたハンカチ・タオルを
ベトナム事務所員、日本料理店の子どもたちに手渡す。
日本料理店でも使わせて頂く。巣山さんに感謝。



午後4時から日本料理店に2人のアイルランド人の来客。
お寿司、生ビール。

午後5時半、日本料理店で子どもたちと夕食。

骨付き豚肉の揚げ煮、野菜と卵炒め、スープ、ご飯と
唐辛子。



税田さん・ハンナさんは日本語学校。
夕食は午後7時から。

私がフエに戻ってからのリー君は「ぼぼ」真面目に
仕事をしている。1日、無断欠勤あり。

今日は日本料理店開店後、日本料理店の玄関を
掃除していた。


午後7時半頃、宇都宮マルサ社長佐藤氏より電話。
縫製研修センター用ミシンの件、宇都宮市での講演会の件。
いつも丁寧な電話と連絡に感謝。
メールを送信されたようだが、フエに届いていない。
何人かの日本人からもメールを送ったのだが・・・・との
連絡があるが、受信されていない。

日本料理店来客。アイルランド人2名、英国1人、ドイツ2人。
フランス人1人、欧米1人。合計7人。

こうしてコツコツと開店し仕事をすることで、子どもたちも
仕事のコツを覚え、収入も着実に増えることになる。
何事も「あきない」ことである。

投稿者 koyama : 2007年12月04日 19:01

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