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2007年10月15日

宇都宮縫製工業組合理事長・佐藤さんと懇談

曇り  肌寒い

午前4時起床。
読書「赤い雪」読了。9・11以降の世界テロリスムの原型を
なした事件である。
ひとの人生はその時代に規定されてしまうものだとつくづく
感じた。殺害された14人(山で12人、榛名のふもとで2人)
が、今青春を生きていたら、どんな生き方をしたのだろうか?
私たちの世代は、大なり小なり、彼らと同じ時代を生き
同じ問題を見つめてきたと言う意味では、けして他人事では
ないのである。
浅間山荘を機動隊が大きな鉄の玉で打ち壊している場面を
テレビで見たのは、丁度新婚旅行中であった。
1972年2月26日に東京渋谷で結婚式をあげ、京都へ新婚旅行
に行った。2月28日は清水寺を見学し、昼食を参道で食べている
ちょうどその時だった。昼食を食べながら「馬鹿な奴らだ」と
二人で話したことを今も鮮明に覚えている。
人生の本当の苦労も知らず、本当の貧しさの体験のない連中の
たわ言、と当時私たちは話し合ったものである。
35年前の出来事だ。
午前7時まで3時間読書。「赤い雪」読了する。

午前9時、自宅を出て、代々木へ。
代々木で宇都宮縫製工業組合佐藤理事長と会う。
佐藤さんは、フエの「縫製研修センター」への支援をしてくれている。
既に50台の工業用ミシンの寄贈を受けている。現在、更に
50台ほどの工業用ミシンの寄贈の準備をしている。
今日は、40フィートのコンテナがフエの「縫製研修センター」に
入るかどうかの検討をする。更に送ってくれる50台の工業用
ミシンのフエへの搬入の検討。私もわからないので、
バオミンさんに聞いてみるとことにした。

佐藤さんは、今後、「縫製研修センター」へ日本からの縫製の
仕事の委託をするため、代々木のマルサ東京事務所の近くに
新たに部屋を借りた。
2人のスタッフの方が日本での窓口として活動してくれるとのこと。


今後、宇都宮縫製工業組合・佐藤さんが社長をしているマルサ
などの指導と援助を受けて、フエの「縫製研修センター」を
立ち上げ、軌道に乗せて行きたいと思っている。
宇都宮縫製工業組合・マルサ・佐藤裕信氏に感謝。

マルサ東京出張所の皆さんと一緒に代々木でお蕎麦を
ご馳走になる。

帰り、巣鴨の本屋へ。「愛する源氏物語」(俵万智著)と
「人民中国の終焉」(清水美和著:東京新聞論説委員)
を買う。

午後3時過ぎ、帰宅。

読書「米原万里の『愛の法則』」(米原万里著:集英社新書)

米原万里さんの講演会を文字にしたもの。
石川県立金沢二水高等学校、一ツ橋文芸教育振興会主催、
愛媛県立三島高校、愛媛新聞「高校生のために文化講演会」
愛知県主催「文化夜話」、神奈川新聞社主催・・。

惜しいひとを亡くしてしまった。55歳でなくなってしまった。
米原万里さんの書いたエッセイーは大部分読んでいるが、
どれを読んでも、この人の深い教養に裏打ちされた文章には
説得力がある。

昨日、白菜を買って来て「白菜漬け」を作った。
今日、美味しく出来ていた。高校2年の時、中華料理店に
勤めたが、そこで覚えたものである。若い頃の体験は
いつかどこかで役にたつことがあるのだ。

石狩ワールドフェスティバル

10月13日、北海道石狩で「石狩ワールドフェスティバル」が
行われ、「子どもの家」の子どもたちの絵画等の作品展を
行い、JASS活動の普及を行ってくれた。感謝。

●石狩でJASSの支援活動をしている菊さんと同級生などの
 皆さん


●10数年前から札幌の会で支援を続けてくれている鹿又さんも
 石狩での作品展応援へ。

明日16日から7日間、石狩市民図書館も「子どもの家」の
作品展が行われる。この図書館は1日約1200人もの利用者が
あるそうだ。成功を祈る。

こうしたコツコツとした活動が、まさにボランティアの本質である。
大きな派手な活動よりも、地域に根ざした「草の根」の活動
こそボランティアそのものだ。

投稿者 koyama : 2007年10月15日 16:52

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