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2007年10月14日

ウオーキング 

終日 曇り  寒い

午前8時起床。

午前10時ブランチ。

必要なメールの送受信。

ニュージーランドのREDDYさんと電話。次男の結婚と
長男出産のお祝い。10日後にオーストラリアの長男・長女に
会いに行くという。今度はいつニュージーランドに来る?と
聞かれる。

雑誌「子どもと教育」の原稿を再度推敲する。一部訂正。

午前11時半、ウオーキング。1時間。

高島平団地の100円ショップで水を入れて使う1キロの
鉄アレーならんぬ「水アレー」を買う。1キロだが50回ほど
やると結構良い腕の運動になる。体全体の筋力が
相当低下している。


夕方まで読書「赤い雪」。3分の2ほど読み進む。
連合赤軍に参加した人たちの多くはほぼ私と同年齢。
京都大など全員が大学生。当時の大学進学率は
20%に満たない。大衆化した大学とはいえ、当時
大学に入るのは、まだ少数である。総括で殺された
14人の多くは、金持ち・上流階級の師弟である。
三菱地所社長の息子・・・・・。
彼らの多くは本当の労働者階級も貧困階級も知らない
上流階級のお坊ちゃん、お嬢さんであるが、正義感と
真面目さを強くもっていることは共通している。
実社会の経験がなく、本当の生活の苦労もない
10代後半から20代前半の若者のたちの妄想と暴走。
社会を変えるということは、時間と忍耐と努力が必要。
一揆主義的な跳ね上がったやり方は、社会を知らない
小児病である。
今日の無差別テロの原型・走りとなった事件として
位置付くようだ。

午後6時からNHK教育テレビ「千年目の源氏物語」を見る。
瀬戸内「源氏」を読んで、戦前、源氏物語はどのように
評価されていたのだろうか?と言う疑問が残った。
つまり、天皇の子どもが天皇の中宮と密通し、子どもを
産ませ、その子どもを皇太子から天皇にしている。
「万世一系の皇統」が建前の軍国主義日本の時代である。
当然ながら、皇室に対する不敬罪となるのでは? などと
思った。

作家 丸谷才一氏が「昭和は嫌いな時代だった」「唯一つ
良かったことは、源氏物語を日本文学として地位を高めた
時代だった」と言っている。中央公論の嶋中社長が、戦前
谷崎潤一郎に源氏物語の現代訳を依頼するが、やはり
戦前である。皇統問題があり、源氏が産ませた天皇の子ども
のあたりは、ぼやかして書いてあったと言っている。
源氏が真っ当に評価されたのは、昭和時代、特に戦後である
との言葉に、そうなのか? と思った。

記録に出ている源氏物語は1008年が最初だそうだ。
それからすると来年の2008年が「源氏物語1000年」と
なるそうだ。

今年から来年にかけて、改めて世界に誇れる日本の文学、
源氏物語が多くの人たちに読まれるのではないだろうか?

翻訳ものではあるが、1000年前の源氏物語を読んで
けして古いものとは思えなかった。今に通じる人間の
生きる悲しみ、人生を見つめなおす契機となっている。
ということは、1000年前の皇室など上流階級の生活を
描いてはいるが、人間を描くことで現代にも通じる人間
模様、人間の悩み・苦しみが描かれているのである。

午後8時、宇都宮縫製工業組合の佐藤理事長から電話。
明日、午前11時、代々木でお会いすることになった。

京都のKさんから電話。11月にお会いする。

投稿者 koyama : 2007年10月14日 19:48

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