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2007年07月27日

フエ中央病院小児科医長懇談

昨日の火焔樹日記の中で4箇所、固有名詞を間違えてしまい
ました。関係者の皆様にお詫びし、謹んで訂正いたします。

① 滋子→慈子
② 岩波出版→岩波書店
③ 「戦争で死ぬこと」→「戦争で死ぬ、ということ」
④ 島崎氏→島本氏

「戦争で死ぬ、ということ」(著者:島本慈子 岩波書店)。
一読の価値のある本です。この火焔樹日記にも読書感想を
掲載しています。興味のある方は是非お読みください。
推薦いたします。戦争の本当の姿と実態・実相が分かります。
そのことが、今の危なっかしい日本の政治の一部の流れの
本質を如実に教えてくれます。

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晴天

36度。

午前3時に目が覚める。「松川事件」を読む。

午前7時、朝食。フォー。

2日間休み、元気が回復してきた。
昨日までは、物を書いたり、メールを読んだりする気力なく、
かなり無理をしてメール受信・送信などをしていた。
吐き気がひどく、食事はパンかおかゆだけで3日間ほど過ごした。
何とか今日から立ち直り、仕事を再開した。
海外で体調を崩すと日本のように簡単に食べ物が手に入る訳でも
なく、苦労するものだ。まだ多少、ふらつく。

午前9時、ベトナム事務所でフエ中央病院小児科医長のフオン先生
と1時間ほど懇談。9月12日~17日までフエで小児がんの
プロジェクトを行う「ACCL」(代表 渡辺和代)の日程や活動
内容の調整を行った。

午前10時半、フエ市立病院院長BUI先生とボランティア貯金支援
の障害児医療センター、「フエ市障害児父母の会」の件で
打ち合わせ。ボランティア貯金完了報告書、7月からの2007年度
ボランティア貯金交付金での新たな支援活動について協議。


午後12時過ぎ、部屋へ戻る。数日寝ていたこと、気温が36度
と暑いのに負け、頭がクラクラする。食欲なし。小さなパン2切れ、
牛乳(まだ飲める)を飲む。

1時間ほど昼寝。

「松川事件ー謎の累積」(日向康著:新風舎)の続きを読む。
面白い。松川駅近くで国鉄の列車が転覆させられ、20人の
国労組合員、東芝組合やこれらの労働組合の書記などが
逮捕される。14年間の闘いの後、全員が無罪になる。
ところがこれら20人の中の8人は列車転覆を「自白」して
しまう。著者は地裁ー高裁ー最高裁ー差し戻し審(高裁)
→最高裁の裁判記録をつぶさに調査し、当時の被告や
関係者に面接し、本書を書く。20人の冤罪犠牲者の
多くは日本共産党員であった。自白した8人が何故
やってもいない容疑を認め、殺人を『自白』してしまうのか?
著者は8人の「自白者」一人一人の家庭環境、当時の
置かれていた状況を追っている。警察・検察の『既に作られた
筋書き』通りに被疑者を誘導・脅迫しながらの「自白強制」
の過程を描いている。
長時間眠らせずに脅迫し、甘い声をかけてと精神的拷問を
加え、無実の人間を犯人に仕立て上げた検事、警察官
が後に検事総長、警察庁長官になっていく。恐ろしい権力者の
出世欲である。


午後4時、ベトナム事務所へ。51通のメール受信。全てに目を通す。
必要な返信メールを書く。

午後5時半。久しぶりの日本料理店で夕食。
副店長のリー君がいないのが寂しい。

昨日は16人の来店、一昨日は7人。

今日は1人。日本人、いつものお馴染みさんである。有難い。


午後9時半、部屋へ戻る。気温32度。湿度70%だ。
蒸し暑く、気分が悪くなるもの当然と納得する。

投稿者 koyama : 2007年07月27日 22:06

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