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2007年07月12日

休日

終日雨・時々曇り

この間、あまり休みがなく動いていた。

昨夜は自宅着午後11時。

今日は疲れも残り、午前中は寝ていた。
午後は44通の受信メールを読み、16通のメール送信。

7月19日からフエを訪問する方々の訪問日程の調整、
事前の現地での準備などのメール連絡。電話での話し合い。

「会津藩 最後の首席家老」(長谷川つとむ著:中公文庫)
を読み始める。

ベトナム帰国のための荷物整理。
ベトナムへ帰る時のスーツケースの大きさと
リュックの大きさを改めて見た。
14年前、ベトナムに行った時は、大きなスースケースと
頭から腰下まである大型のリュックを背負って渡航した。
今回は、小型のスーツケースと30センチ程度のリュック。
ベトナムで買えるものが増えたということもあるが、同時に
大きなスーツケースを運ぶ体力がなくなったのも大きな
理由の一つ。14年間という時の流れをスーツケースの
大きさで改めて実感した。

最近、新聞や本の小さな文字が読めなくなった。

第21回参議院選挙が始まった。
安部首相は憲法改正、戦後レジームからの脱却などと
言っていたが、今日の第一声では、「年金は最後の一人まで
必ず出します」と言っていた。

北九州市で4級の身体障害者手帳の交付をうけていた56歳の
男性が「餓死」してなくなった。1月下旬に亡くなり
遺体が発見されたのは四カ月後の5月23日だったそうだ。
生活保護を打ち切られ、その後2度も申請したにもかかわらず
申請書さらもれえなかったと報道されている。
亡くなる前の最後の日記に「おにぎりが食べたい」と記されて
いたそうだ。
私はこの新聞や報道を聞いて、いつから日本はこんな悲しい
ことが平気で行われる国になったのだろうと思った。
56歳の男性。ガスも電気も水道も止められ、行政に相談しても
冷たくあしらわれる。隣近所の目もなかったのだろうか?

自公政権がどんなに立派なことを言っても、餓死して
4ヶ月も分からないまま死んで行った人間がいる社会が
「美しい社会」とでもいうのだろうか?

餓死するような悲しい社会や人間が出ない世の中を作ることが
政治である。

安部首相が変えたいと言っている日本国憲法25条はこんな
ことを言っている。

第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む
     権利を有する。

2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び
  公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない

56歳の男性の餓死。人間を人間として扱っていない
美しい国ではある。

投稿者 koyama : 2007年07月12日 18:55

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