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2007年07月10日
歯医者、心臓病通院 ほおずき市散策
終日雨
日本へ帰国して25日目。あと5日でベトナムへ帰国。
午前9時、歯医者へ。昔、つめものをした歯の詰め物を
剥がし、再度新しい詰め物を入れる。「麻酔は使いませんので
痛かったら直ぐに痛いと言ってください。手を上げてください」
といつもの指示。
キーンと削りはじめる。痛い。「ううう」と声を上げる。
「もう少しですよ」。ということは、痛いと手を上げようと結局は
麻酔なしで削っちゃおうということか? キーンというこれほど
人間の神経を刺激する音はないと思える音を聞きながら、
古い詰め物を剥がす。新しい詰め物を詰める。
次回は大きな「工事」をする。2ヶ月間ほどかかるとのこと。
歯根に0、1ミリのやすりをいれての治療・・・・。
10月帰国時に大きな治療をすることで、今回の治療を
終わる。歯茎(はぐき)は年相応ですか?と聞く。
歯茎は若いですとのこと。この40年ほど、しっかりと歯磨きを
してきたこと、この20年ほどは、歯周病予防のための「横磨き」。
食後3分以内に必ず、力を入れないで3分ほど、歯と歯茎の
間のブラッシングを続けていた。多少は効果があったようだ。
私が歯科医や心臓の病院、健康診断などにいくのは
「健康マニア」だからではない。フエで病気になって
ベトナム事務所の皆さんに迷惑をかけたくないという
一事である。私が病気になり活動が出来なくなると
総計2000人ほどのフエのベトナム人に迷惑をかける
ことになる。もうしばらくは健康で「現地の自立」に
向けての取り組みをしなければならない。
自分の体であって自分の体でない自分の存在を
それなりに理解しているつもりである。
午後12時過ぎ、家から巣鴨→春日経由で都庁前へ。
都庁第2庁舎前には70人ほどのホームレスの人たちが
ダンボールなどの上に横になっていた。
多少、時間があったので
70人ほどのホームレスの顔をのぞいた。ほとんどの
人たちが60歳前後だった。どうみても「リストラ」か
仕事などがなく『致し方なく』ホームレスになった人たちと
見た。どの人も頭に「白いもの」が目立っていた。
多分、私と同じ年頃である。私も何となく、スーッと
この中に入り、ダンボールを敷いて寝るのではという
衝動に駆られた。客観的に置かれた状況は私とそれほど
変わりのあるものでもない。いつ私がホームレスになるのか
いつも心の奥底にある。それも私の人生と思っている。
赤城農水大臣が9000万円のお金(税金も含む)を
不透明な会計で使っている片方で、都庁前の地下で寝ている
団塊の世代がいる。お祖父さんが赤城宗徳。安部氏と同じ
祖父が国会議員。特権階級で育った人間が都庁の地下で
寝ているいる団塊の世代の苦しみをどれだけ理解しているか?
赤城大臣をかばっている安部首相の見識を疑う。
NSビル内の心臓病クリニックへ。しばらく待たされ午後2時、
心電図、診療、前回の採血の結果を聞く。
心臓のどこかに出る物質が平均より多いという。
心臓に負担がかかりよくないそうだ。悪玉コレステロール
が多く、善玉が少ないとのこと。
私が一番関心があった「肝臓」。全く問題ないという。
「それでは、ビールやお酒は飲んでも問題ないのですね?」
と先生に確認の質問。「お酒を飲めとは言えないが・・」
と言葉を濁す。2ヶ月分の心臓の薬をもらう。
10月日本へ帰国までの2ヶ月半の薬をもらうことは
出来ないので、ちょこちょと通院して「少しずつ薬をためて」
ベトナムへ戻る。
せっかく外へ出たので、浅草へ行く。今日は「ほおずき市」の
最終日。4万6千日。今日、1回浅草寺を参拝すれば、4万6千回
参拝したことになるという。
桂文楽の「船徳」(ふなとく)の舞台。
今日のほうずき市に来ている人の主流は地方から
来た団体さん。さらには中国語を話す人々であった。
帰りに雷門を出ようとしたら、「川田龍平」のパンフレットを
配っている人がいた。明後日の参議院選挙の東京選挙区に
立候補予定とのこと。川田龍平氏は日本で初めて「エイズ」
であることを告白した勇気のある若者。
川田龍平氏はJASSの会員。7年ほど前に「子どもの家」にも
来ている。
そんな縁もあり、しばらく雷門で川田龍平の紹介パンフレットを
配布する。
若い女性が配っていた。「あなたはどうして川田龍平の
パンフレットを配るようになったの?」と聞く。昨日、どこかで
川田隆平の話を聞いて、自分の地元でパンフレットを配る決意を
したとのこと。生まれて初めてパンフレットを配ることになったので
声をだして配布することができないという。
私は、この種の活動は得意中の得意。「川田龍平です。
明後日の参議院選挙に立候補する決意をしていますが、
皆さんのご意見を伺いたい」と声をかけ、かなりの数の
パンフレットを配布する。
その後、浅草駅近くの「神谷バー」で「デンキブラン」を
多少堪能する。
「デンキブラン」とは安く甘いブランデー。このブランデーを
飲むと「電気に感電」したようにブラブラすると言うところから
「電気ブラン」という。
午後6時過ぎ、帰宅。
八海山で軽く二次会。内田さんにもらったトマトに軽く
塩を振って食べる。美味しい。普通のトマトは酸っぱいので
私はあまり好きではない。しかし、内田トマトは酸っぱさが
全くない。肥料をしっかりと使っているのか?
スーパーなどのトマトとは全く違う味。このトマトなら
食べられる。
投稿者 koyama : 2007年07月10日 10:50