2007年07月03日
歯科医へ
終日、曇り・雨
午前9時、近所の歯科医へ。
歯茎が年齢で下がり、歯の象牙質が露出している。
3回に分けて、象牙質を少し削り、その上に
人工の歯の幕を付ける治療を行う。
「それでは、麻酔をかけますから・・・」と言ったのだが
「でも麻酔をかけなくても出来るかも知れないので、
痛かったら手を上げてください」とのこと。
うーん、ということは、キーンという歯を削る機械を使って
「痛い、痛い」と私が言えば麻酔をかけるということか?
いつか「痛く」なるのか? などという空想が
一瞬のうちに頭を駆け巡る。キーンと歯を削る。いつ痛くなるのか
を待っているのも「死刑執行」を待つようなもの。
「結局3本の歯の根を削ったが、痛みは多少あったが、終わった。
上に白いエナメル質の物質を塗りこみ、更に磨いて終わり。
約40分。後3回、5本程度の治療を行う。これらの治療は
「予防治療」である。エナメル質が取れて象牙質があらわに
なると水分を吸収し、細菌がつきやすくなり、痛みをもつように
なるとのこと。ベトナムで歯が痛くなったら困るので、これも
ベトナムでの活動のため。あと2回。
更に10月に帰って来たときには2ヶ月かけて、数本の歯の
歯根にやすりを入れてのかなり大掛かりな治療を行う。
これも今後、膿んでくる可能性があるため。現状では
歯の痛みは全くないが、予防のための治療。
嫌なことは、率先して早くするという主義。
読書「労働ダンピング」(中野麻美著:岩波新書)
非正規労働者(パート、臨時、派遣・・)が政府、
資本家によって都合よく政策の変更によって作られた
ものだということがその主張。
著者は弁護士。用語の使い方、文章に漢字を多用し
非常に読みにくい本だった。読了に時間がかかったが、
日本の階層社会の固定化がどのような政府の政策に
よって作られたのかが、現場の実態を基礎に書かれている。
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久間防衛大臣が辞任した。
辞任の記者会見をテレビで見た。
記者会見の冒頭「就任の記者会見より記者が多いね」などと
ニヤニヤしながらの会見。この時点でこの男は、本当の反省を
しての辞任ではないことが、分かる。テレビとは人間の
隠している表情が出てしまう。
会見の内容を注視する。結局、「私の真意が国民に伝わっていない。
国民が誤解しているが、参議院議員選挙もあり、自民党に迷惑を
かける訳にもいかないので、辞任する」ということである。
最後まで「アメリカの原爆投下はその時点では、しょうがない」と
言ってこと自体が間違っていたことは認めなかった。
自分は間違ったことを言っていないが
国民に誤解させて「迷惑」をかけたので辞任するという、およそ
人間として卑怯な辞任の仕方である。自分の言ったことが間違って
いないのなら最後まで「正しい」と言い張るべきであり、間違って
いたのなら素直に「間違ってことを言ってしまい御免なさい」と
言うべきなのである。
安部首相の任命責任は重大。本間税調会長、佐田大臣の辞任。
松岡大臣の自殺、そして久間大臣の辞任。
選挙に不利だから辞任ということ自体、無責任内閣。
投稿者 koyama : 2007年07月03日 20:26