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2007年05月21日

新日本料理店開店祝賀会

晴天・快晴

気温34度。湿度高し。

午前7時朝食。フォー。

午前8時過ぎ、徒歩ベトナム事務所へ。
既にリー副店長が出勤している。日本料理店の出勤時間は
午後2時半だが、リー副店長は『やる気満々』。
日本料理店の掃除、玄関の掃除などをしている。

静岡の巣山さんから贈られたハンカチをベトナム事務所員に
渡す。夜、子どもたちにも渡す。


バンベ31号の原稿に目を通す。夏のスタディーツアー関連の
見積もりに目を通す。

いくつかの観光会社から夏のスタディーツアーについての
連絡がある。

午前10時。「子どもの家」卒業生で現在在宅支援の
DUOC君が在宅支援金を取りにベトナム事務所へ来る。
近況を聞く。


「子どもの家」を退所する際は、喫茶店で仕事をして
月給80万ドン(7000円)程度もらっているので自立できる。
母親が病気なので同居して面倒を見たいと言っていた。
自分は資本金を十分持っているので、母親にパン屋をさせて、
その売り上げで十生活と通学は可能と言う。
私たちは、喫茶店(朝6時半から夜10時まで)で仕事をしながら
フエ高等師範大学へ通うのは難しいのでしばらく「子どもの家」にいて
大学を卒業したら母親と同居するようにと説得したが、既に
事実上、「子どもの家」を出てしまっていたDUOC君は
私やミンさん・セン所長の説得を十分聞かずに退所した。
 今日、話を聞くと、喫茶店の仕事は既に辞めてしまっていた。
現在、駐輪場の警備員。午前中だけの仕事で月給20万ドン。
病気だと言っていた母親が天秤棒を担いで物売りをし、
その売り上げで生活しているという。里親の支援金と母親の
天秤棒での物売りで何とか生活が出来ている状況ということが
分かった。「子どもの家」を退所する時は、自分の力で全て
出来ると言っていたのだが、退所してまだ2ヶ月ほどで、
母親の仕事に頼っての生活に入ってしまった。23歳。
何とか頑張って大学を卒業し、音楽の先生になることを
願っている。JASSベトナムで出来る応援はして行きたいと
思っているが、本人が人の説得を受け入れないところに
難しさがある。既に23歳。一人前の大人である。母親と
協力して生活することは立派なことである。何か相談する
ことはあるの? と聞くが大丈夫と言っている。


午前11時、トンチンカンホテルへ。
昼食。パン、ヨーグルト、牛乳。

昼寝。30分。

ACCL(アジア・チャイルド・ケヤ・リーグ)代表の渡辺さんから
電話。明日の小児白血病の親を集めたプロジェクト説明会
について。

午後2時過ぎ、ベトナム事務所へ。
日本料理店の店長以下、子どもたちが出勤。
今夜6時からの新日本料理店開店祝いの準備を始める。
昨日、相談した特別メニューの料理作り。部屋の整理と
机の配置。

ホンニー店長とリー副店長は35人がきちんと座れるように
机の配置を考え、机を並べる。


接客のグエットさんは、生ビールのサーバー、コップを冷やす
など、飲み物関係の専門家。


厨房のフエンさん、トゥオイさんは料理作り。
ターオ君は無断欠勤。

ホンニー店長を連れて新日本料理店の隣の
「精進料理屋」へ開店の挨拶に行く。
ホンニー店長が「太巻き寿司」など何種類かの
日本料理を挨拶代わりに渡す。


イン君とソン君で今日の祝賀会の横断幕を張っている。
中央の横断幕は
「祝 日本料理店開店 歓迎 後藤ハンナ先生」



●フエ着任1週間目の後藤ハンナ先生


副横断幕は「祝 フーン先生ご懐妊、サン先生観光副社長
就任、ソンさん日本語教師就任」。


お祝いの花輪が届く。

(平本さんより寄贈)


(青少年教育の会より寄贈)


(刺繍みやげ物店の皆さんから生花の寄贈)

ホーチミン市在住の只木良枝さんからお祝いのメールあり。


午後6時、招待した皆さん、ベトナム事務所員、
刺繍の先生、建築関係のみなさんなど総勢40人ほどが
参集。

石塚啓子先生とハン会計部長の司会で始まる。


初めにJASSベトナム運営委員長のバオミンさんが
挨拶。

続いて来賓挨拶。フエ市人民委員会ニエン外務部長。


セン「子どもの家」所長。

セレモニーの最後にホンニー店長とリー副店長の
音頭で乾杯。息の合った乾杯の音頭だった。

工事、刺繍、ベトナム事務所、来賓、子どもたちなど
テーブル毎にすわり、開店を祝った。

●工事関係者:1ヶ月の突貫工事を請け負ってくれ
          見事に成功させてくれた功労者。
          生ビール、日本酒をかなり飲んだ。お土産に
         日本酒を1本ずつ渡す。

●ベトナム事務所・来賓

●東京平和産業のラームさんとソン君


●刺繍みやげ物店の皆さん

●子どもたち


●フーン先生のお目出度をお祝いする

●リー君と飲み比べ。私が敗北する
 「リー君と小山は顔が似ている」との噂が巷に広がっている。
 そう言われれば確かに・・・・。  既に14年間の付き合いになる。

午後8時半。開店祝賀会は終了。しばらく子どもたちが
食事やデザートを楽しんでいた。
4月20日に旧日本料理店を閉店してちょうど1ヶ月。
見事に新日本料理店が完成した。ベトナム事務所員や
工事関係者の努力で超短期間で仕上げられたことに
感謝している。

今日1日、新店長、副店長の下、子どもたちは一生懸命
仕事をし、見事に子どもたちだけで準備から運営を
やり終えた。子どもたちも相当疲れてはいるが、精神的には
一つのことをやり終えたという達成感と満足感が残ったので
ないだろうか? 明日から本格的開店。
その後、日本人スタッフで諸問題について深い反省会を
挙行した。

投稿者 koyama : 2007年05月21日 10:13

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