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2007年05月17日

後藤先生新任の挨拶

トンチンカンホテルのパソコンがおかしい。
日本からの受信メールには全て返信をしているのだが、
届いていないものが多数あった。ダナンのプロバイダーが
恣意的にか、日本への送信をストップし、削除している。
昨日の朝からトンチンカンホテルのメール、インターネットが
一切使えず困っている。メール、火焔樹日記等はベトナム事務所
で行っている。いつもベトナム事務所での仕事が終わり、
トンチンカンホテルに帰って夕食後、メールの整理、返信、
火焔樹日記書き込みを行っているが、出来なくなった。
そうした理由で火焔樹日記は翌日の午前中、ベトナム事務所
で書かざるを得ない。忙しいので中々書く時間がない。
メールを送信された方で私から返信がない場合には、
ご連絡を。私はメールを受信した場合、原則的に
その日に返信メールを送っている。


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晴天。33度。真夏。

午前7時朝食。ブンボー。
新任日本語教師の後藤先生、初めての朝食。

午前8時。徒歩、ベトナム事務所へ。
今日は新任日本語教師後藤先生の初出勤。
ベトナム事務所員との対面と歓迎。

初めにベトナム事務所員の自己紹介。

続いて後藤先生赴任の挨拶。

これから1年間、体に気をつけて静岡フエ青年交流会館日本語学校
の先生として、地元の青年たちへの日本語教育に邁進して欲しい。

対面式後、後藤先生の席へ。


その後、日本語教師の打ち合わせ会


ベトナム事務所2階会議室では、ソン先生の日本語教育。
しばらく見ていたが、かなり厳しい日本語教育が行われていた。
これはソン先生を教えた先生方の「真似」をしているとしか思えない
程、きちんとして厳しさと尊厳を持っていたい。
この数週間勉強して日本語や接客などの総決算的な内容。
ソン先生がベトナム語で言った内容を日本語で言う。
一人に質問をする。出来ないと厳しく叱責。子どもたちは
笑う余裕もなく必死に日本語を思い出し、回答する。
ギリシャ時代の学問の基本である「対話法」。

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日本語教育終了後、新日本料理店店員会議を開催。

初めに私が挨拶。


4月20日に突然日本料理店を閉店し、皆さんに迷惑を
かけたことをお詫びしたい。その後、皆さんからの
『日本料理店再開』の嘆願書をもらった。嬉しかった。
皆さんの期待に応えるよう、JASSベトナム事務所、
大塚さん、仁枝さんとよく話し合い、4月28日に
新日本料理店開店を決定した。その後、皆さんには
旧日本料理店の整理、新日本料理店開店のための
工事、準備などで協力してもらった。皆さんのおかげで
5月19日(土)に新日本料理店が完成する運びとなった。
5月19日(土)午後6時からは、みなさんの協力に
感謝する簡単なパーティーをしたい。
 さて、5月21日(月)には、新日本料理店開店パーティー
を開催する。参加者は40人程度。
5月22日(火)午後6時半から通常の日本料理店の営業を
始める。
今後の新日本料理店はJASSベトナムが作ったものである。
そして、新日本料理店を作った目的は、皆さんのための
日本料理店にするためである。皆さんのためと言う意味は
①運営をみなさんがするということ ②収益も全額、「子どもの家」
や「子どもの家」、関係するスタッフの生活費に充てたいという
意味である。

以上①②を具体化したい。

①新日本料理店は、全て子どもたちの皆さんが運営するように
した。今まで1年間、色々な日本人に教えてもらってきた。
また、皆さんも2000人近いお客さんを迎い入れて、様々な
経験を積んできた。既に今日時点で、みなさんの力で
日本料理店を運営する力を持つっている。5月21日からは
皆さん方6人がお互い協力して、日本料理店を運営して
行って欲しい。「日本料理店が自分たちのもの」と思い、大事に
節約し、お客さんに喜ばれ、たくさんのお客さんが来るような
素晴らしい日本料理店にして欲しい。

続いて人事については、「JASSベトナム」運営委員長の
バオミンさんが発表する。

新日本料理店の店長に「ホンニーさん」。副店長に「リー君」。
店長になったホンニーさん挨拶を。

ミンさんに促されてホンニーさんが、店長就任の挨拶をする。
「小山先生を初め皆さんが私のことを評価して店長に
推薦してくれて嬉しいです。1年間した仕事をしていない
私の活動を日本人やベトナム事務所の皆さんが評価し
信用してくれたことが嬉しいです。まだ経験も少ないので
ミスやうまく行かないことがあると思いますが、そんな
時が色々と教えてください。私はこの責任ある仕事を
頑張ってやるつもりです。宜しくお願いします。

●店長就任の挨拶をするホンニーさん(18歳)

6人の子どもたちの中では一番年下であるが、
統率力、全体を見る力、仕事を最後までやり遂げる能力、
頑張る力、どの点を取っても抜群の力をもっている。
高校には行っていないが、人間の力は「学歴」ではない。
生きた人間の持っている『総合的な能力』と経験である。
18歳で日本料理店1店を突然任された訳である。
普通の子どもなら「出来ません」と言って逃げてします。
ホンニーさんは今朝から「笑い顔」がない。多分、「子どもの家」
で私とミンさんとで店長就任を依頼し,受諾した後、悶々と
考えたことであろう。だれでも自信をもって店長など
出来るわけがない。私が感動しているのは、
そうして大きな不安と心の中で戦いながら、小さな体で
この大役に『挑戦しようとする』気構えである。
私はこの挑戦心が本当に素晴らしいことだと思う。
ホンニーさんの挑戦心は必ず大成するものと思う。
今後、しばらく、挫折と苦悩が続くと思うが、そうした
ことを恐れずに「前進する気力のある人間」が伸びて
行くのである。

続いて、副店長のリー君の挨拶。
「僕は副店長に指名され、皆さんの見本となるような人間になり、
またそうした仕事もしたいと思っている。宜しくお願いします」。

リー君も大役を引き受けた訳だが、その大役がどこまで大変なの
かが、どれだけ分かっているのかは、分からないが、こうした
機会に更に人間的に飛躍して行って欲しい。

子どもたち一人一人に意見を聞く。
フエンさん「二人に協力してやっていきたい」。
ターオ君「何も言うこことはない」。
グエットさん「恥ずかしくて意見がいえない」。
トゥオイさん「・・・・・・・・・・」。
グエットさん、トゥオイさんは、こうした場で自分の
意見を言う経験があまりないようで、みんなの前で
意見を言うこと自体が恥ずかしい行為と感じているようである。

続いて日本人スタッフのことば。

大塚さん

「今度は6人で仕事をする。旧日本料理店よりお店が大きい。
またお客さんもたくさん来ると思う。6人がチームワーク良く
仕事をして欲しい。一人でも休むと皆に迷惑がかかることを
理解して欲しい。フエン、ターオ、トゥオイさんの3人が協力
して料理をやって欲しい。今度は、幸い、2階にベトナム事務所
がある。困ったことがあったらミンさん、ハンさんなどに相談
して欲しい。今までのように冷蔵庫に長期間食べ物を保管し
捨ててしまうようなもったいないことはしないように。
 ここでしかりと仕事をして皆さんのために収益をあげるように。
6人の団結を強めて欲しい。一人一人が勝手な行動をしないで
協力して欲しい」。

仁枝さん
「5月21日から新日本料理店がスタートします。
新しい出発を皆さんも受け入れてくれて新しい日本料理店
作りに協力してくれた。新日本料理店を作ったJASSへの
感謝の気持ちを忘れないようにし協力して頑張って欲しい。
微力ですが、私も努力します」。

税田さん
「今まで皆さんに厳しく言ってきたことをありましたが、
これからは、日本人に言われるまでになく自分たちの
頭で考えて行動して欲しい。」

日本料理店会議が終わり、ベトナム事務所1階の日本料理店
の整理・清掃作業が始まる。

早速、店長、副店長は仲良く仕事を始めた。
日本料理店の仕事を通して、二人が一層親密になり
仲良くなることを期待している。


この1週間ほど「行方不明」だった、ターオ君が久々の出勤。
清掃作業を一生懸命やっている。ターオ君はやれば6人中
一番力があるのだが、何しろ「超気分屋」。今日から仕事に
復帰してくれて私も嬉しい。このまま、日本料理店開店まで
何も仕事をしないでいたら、新日本料理店開店以降、
5人の仲間の輪に入りにくくなる。


日本料理店は残り①ガス台の据付工事 ②日本料理店机・椅子
③生ビールのサーバー ④旧日本料理店からの冷蔵庫等引越し
⑤ピアノの「子どもの家」へ移転

これらは明日5月18日に全て行う計画になっているが・・・・・・。

投稿者 koyama : 2007年05月17日 11:26

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