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2007年05月07日

新日本料理店通路大掃除

終日小雨・曇り

湿度が高い。
今年はどうして真夏のはずの5月にこんなに雨が降るのだろうか?

午前7時朝食。フォー。

午前8時半、徒歩、ベトナム事務所へ。
ベトナム事務所では1階の新日本料理店の建築が少しずつ
進んでいるが、雨の日が続き、セメントなどが乾かず、
進捗が遅れている。

ベトナム事務所1階の新日本料理店横に通路がある。
今回、改めてこの通路も大家さんから借りることにした。
今日、引渡しがあった。何年も使っていなかったと見えて
ほこりだらけ、ごみだらけ。
皆で通路(幅2M奥行き10M)をきれいに掃除する。

●掃除をする子どもたち(ニーさん、グエットさん)

●進んで掃除をするリー君

●天井のすすを払う仁枝さん

半日かかって通路の掃除を終え、一休みする皆さん。
こうして子どもたちと日本人・ベトナム人スタッフが協力して
「いち」から日本料理店を作り上げていく「過程」もそれぞれの
人間にとって大事な人生の一場面である。子どもたちと
スタッフの絆が一層強まった。


リー君と弟のイン君の兄弟仲が悪い。
昨年から続いている問題である。今日は大塚さん、ミンさん
税田さん、私が仲立ちをして、兄弟で思ったことを言い合い、
仲直りするよう機会を作った。
1時間半ほど、話し合ったが、中々兄弟の溝は深く、
仲直りできない。リー君は口が達者。イン君はあまり
口が立たないが手が早い。けんかが強い。
リー君は口はたつがけんかは弱い。
大塚さん、ミンさん、税田さんが、「この世の中で
たった一人の兄と弟なのだから、兄弟仲良く生活
するように」と繰り返し説得する。
兄が3歳、弟は2歳で路上に投げ出され6年間、
路上生活をしていた二人である。一般常識の範囲で
お説教をしても中々理解してもらえないところがあるのも
致し方ないとも思った。二人の人生の中で作られた
それぞれの人間性は直ぐに消せるものでもない。
近々に新日本料理店が開店する。6人の子どもたち
が厨房、接客、警備などの仕事をする。6人で
協力して日本料理店を守り立てていかなければ
ならない。兄弟も一緒に仕事をするという経験を通して
新しい兄弟の絆を作って行って欲しい。

昼食。パン。牛乳。ヨーグルト。

1時間ほど昼寝。

読書「ダライ・ラマ」。中国軍の侵略が一層激しくなる。
居住地のラサも攻撃の対象となり、ついに「亡命」を決意。
チベットからインドへ壮絶な亡命逃避行をする。

関係者に当面の様々な問題についての事情説明の
メールを送る。

午後3時半。雨の中、徒歩でベトナム事務所。
3階刺繍みやげ物店。
既に引越しは終わり、刺繍作りが始まっていた。

テラスに増築した部屋の工事も進んでいる。
あと数日で完成の予定。回りは全てガラス。このガラス
と枠組みはベトナム事務所1階にあった「倉庫」を囲っていた
ものを再利用した。完成後は大きな棚を3つほど置き、
刺繍作品販売を行う。訪問者は1階横の通路を通り、階段で
3階まで上り、刺繍みやげ物店に隣接するこの部屋に展示してある
刺繍作品を買って頂くと言う寸法である。

投稿者 koyama : 2007年05月07日 11:48

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