« 日本語教師採用会議 | メイン | 日本料理店閉店 »

2007年04月19日

まぐろ丼を食べる

久間「防衛大臣」発言を糾弾し、発言の撤回と
辞任を求める。

久間氏は、伊藤長崎市長がなくなる前に
「共産党の候補者が当選することになる」と発言し、
伊藤市長の死亡を前提に補充立候補制度の見直しに言及した。
伊藤氏や国民がこぞって暴力団のテロリズムと闘っている真っ最中に
久間氏は、伊藤氏が亡くなることを前提に、対立候補の共産党が
当選してしまう、それは良くないので、補充立候補制度を見直すべきだ
と主張。不謹慎そのものである。テロとの戦いを主張し、イラクへ自衛隊を
派遣するとしている久間氏であるが、その日本でまさにテロリズム
に襲われ、伊藤氏が生死をかけて闘い、国民がテロリズムを糾弾し
批判しいている最中に、テロとの闘いには
関心がなく、伊藤氏が死んだら、対立候補の共産党が当選する
ような選挙制度ではいけないなどと言っていること自体、
この人物が本当の意味で「テロとの戦い」をする気持ちがないことを
証明している。
また現行選挙で候補者が亡くなった場合、選挙制度に則って
共産党候補者が当選しても何らおかしいことではない。
久間氏がテロとの戦いへの意欲がないばかりでなく、
民主主義のルールそのものさえ理解していない人物であり、
市長という役職を思想信条で差別する『人権侵害』人物である
ことを自ら告白している。
憲法14条では「すべて国民は法の下に平等であり、人種、信条、
性別、社会的身分又は門地により政治的、経済的関係において
差別されない」と規定されている。共産党であれ何党であれ
公職選挙法で認められている公党である政党が選挙で当選
することを問題視し、選挙制度を変えようとする思想こそ、
人間を特定の思想でみるファシズムである。
憲法99条は「天皇又は摂政および国務大臣、国会議員、
裁判官、その他公務員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負う」
と規定されている。久間氏は「国務大臣」としても国会議員と
しても「この憲法を尊重し擁護する義務を負って」
いるのである。
到底「大臣」に留まる人間ではない。憲法14条の「信条により
人間を差別してはならない」に違反し、憲法99条の憲法擁護
義務違反である。憲法を守れない「大臣」、テロとの戦いが出来ない
「大臣」は罷免すべきである。

=========================
晴天 蒸し暑い

午前中7時朝食。ブンボー。カニのすり身に甲羅が入っていて
がりっと言う。

午前8時半、ベトナム事務所へ。大塚さんと船上生活者の赤ちゃん
支援について相談。
オアシスの会で行っている船上生活者の医療支援。医師・看護師
などを乗せた医療船で船上生活者のコロニーを巡回している。
8ヶ月の赤ちゃん。両目が見えなくなっている。大塚さんが
眼科専門医に連れて行ったが、栄養不足が原因で目の機能が
育っていない、治療・視力回復は無理との診断だった。
生後8ヶ月にもなっているのに体重はたった5キロ。首も据わって
いないという。
家庭状況は、船上で生活し、父親はシクロの運転手。
母親と祖母は物乞い。母親は、生まれた赤ちゃんを抱っこして
物乞いをしている。生後3ヶ月位までは母乳を飲ませていたが、
その後は、赤ちゃんの食事をあまり与えていない。
収入がないことが主因。結局、栄養不足で目の機能が
育っていないのである。明らかに「人災」である。
本来盲人にならなくても良い赤ちゃんである。
仕方がないので、赤ちゃんに粉ミルクを与えることにする。
大塚さんたちオアシスの会が寄贈。
ボランティア貯金で支援しているフーハウ診療所所長に
オアシスの会を紹介した。オアシスの会は、フ-ハウ診療所を
船上生活者指定の診療所として、支援を開始している。
昨日、大塚さんはフーハウ診療所長に目の見えなくなった
8ヶ月の赤ちゃんとお母さんを連れて行く。今後、毎月15日と
30日にお母さんは赤ちゃんを連れてフーハウ診療所に行き、
所長さんの診断を受けることになった。
その際、半月分の粉ミルクを支給するという段取りをつけてとのこと。
もう少し早く母親が赤ちゃんを連れてくれば、目が見えなくならなくても
済んだのだが・・・・。残念である。大塚さんたちオアシスの会は
粉ミルクで栄養を与え、「離乳食」指導を母親に行うことにしている。
こうして赤ちゃんがこれ以上栄養不足から何らかの疾病にならないよう
支援を続けるという。このような支援こそ本当の「支援」である。
ベトナムでは粉ミルクは異常に高い。1ヶ月の粉ミルク代は公務員の
月給分程度になる。貧しい家庭は、粉ミルクを買うことが出来ない。
この母親は、多少知的に問題があるようで、赤ちゃんをしっかりと
育てることが出来ないでいる。貧困から来る障害。本当に悲しい
現実である。一昨日、フエの公園前で出会った肥満の5歳の男児。
片や肥満、片や栄養失調で目の機能を失う、ベトナム社会の
矛盾を端的に表しているようである。今後もこの赤ちゃんの支援を
続けていく必要がある。

昼、日本料理店で初めてお店に出す「まぐろ丼」を食べる。
4ドル。マグロとわさび、酢飯がうまくかみ合っている。
日本料理を食べた、という気持ちになる。

昼寝。

午後4時。ベトナム事務所へ。バオミンさん、税田さんと懇談。

午後5時半。日本料理店のメニュー用に写真を撮る。写真用に
サンプル料理を作る。子どもたち、日本人スタッフと一緒に
サンプル料理を食べる。

投稿者 koyama : 2007年04月19日 09:57

コメント