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2007年04月12日

国民投票法案の特別委員会強行採決に抗議する

国民投票法案(憲法改悪手続法)の
衆院憲法調査特別委員会での強行採決に強く抗議します。
衆議院本会議での採決(予定)に強く反対します。

①世論調査では、国民投票法案を今国会で成立させることに
  に賛成する人はわずか1割です。
②国民投票法案は、事実上、憲法改正に連動しています。
  憲法改正の眼目は、憲法9条です。
安倍首相が「任期中の憲法改正」を主張していることと
  連動しているのは明らかです。
③現在の衆議院議員は、「郵政選挙」を唯一の争点にして
  行われた先の衆議院選挙で選ばれて議員たちです。
  国民の声を聞かないままに、事実上、憲法改正に連動する
  改正法案を審議する資格はありません。
④国民投票の「最低投票率」が明記されていません。
 どんなに低い投票率でも「有効投票の過半数」で憲法改正が
 成立するのでは、事実上、国民の極少数の賛成で憲法改正が
 行われる可能性があります。
⑤公務員の国民投票活動への参加を禁止しています。
  数百万人という国民の運動を認めないことは、主権者である
  国民の権利に抵触します。
⑥テレビCMを認めれば、大金をもっている「改憲派」が
 テレビCMを使って一方的に改憲運動を進めることが
 出来ます。

今日特別委員会で強行採決された国民投票法案は
様々な問題が指摘されていますが、明確な回答
説明がないまま、一方的に強行されました。
国民の生活と命までも規定する憲法改悪に連動する
国民投票法案をこんなずさんなやり方で強行に採決することは
許されるものではありません。
  
安倍内閣の進める「美しい国」の実態は、アジア太平洋戦争
を侵略と認めず、再び、日本の軍事大国・戦争をする「普通の国」
を作ることです。そのための人間作り(教育基本法改悪・・・)
国家体制作りを進めています。改憲国民投票法は、そのための
憲法改悪、9条改悪の布石です。


明日13日に予定されている衆議院本会議での採決に反対します。

国民投票法案を採決する国民的な「機」は熟していません。
国民的な論議を深めることが何よりも大事です。

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終日曇り。

午前5時起床。
昨日の日記を書く。

午前7時、朝食。ブンボー。美味しい。
午前8時、NHK衛星放送を見る。
中国、温家宝首相の衆参両院合同国会での演説を聞く。
1時間近い演説であった。
2000年近い日中の交流の歴史から語り始める。
漢字、仏教などが中国から日本に入り、日本に定着したと話し、
明治維新後には孫文など中国革命の戦士が次々に日本で
教育され育ったとの歴史を披露。
アジア太平洋戦争での日本の侵略を指摘しつつ、
この戦争は一部の日本の指導者が行った侵略戦争と位置づけ、
日本の一般市民と戦争指導者とを明確に区別。
そうではあってもとやんわりではあるが、事実上靖国神社への
首相等の参拝に釘をさした。
全体的な基調は、日本との和解と連携を求めていることが 
言葉の端々から読み取れる。
様々な問題はあるとしても、日中が和解し、協力・共同を
基調にした互恵関係を構築することは、良いことである。
小泉首相は意味のない溝を作り出した後始末を行っている。
緊張関係を持ちつつ協力・共同の互恵関係を作り上げることが
今後の日中関係には必要である。
アジア太平洋戦争での日本の侵略そのものを本質的には
否定している安倍首相が、今後、どのような態度に出るのかが
注目される。

午前9時、徒歩ベトナム事務所へ。短期ボランティア体験を
しているAさん、Bさんと懇談。

1時間ほど、ボランティア、NGO、ストリートチルドレン支援などの
話をする。

バオミンさんにお願いし、壊してしまった目がねの修理に行く。
無料で直してくれる。

昼食。コムディア(70円)。

1時間ほど昼寝。

午後2時から読書。鴎外「カズイスチカ」。

午後3時、「子どもの家」の卒業生のTHUYさんが
トンチンカンホテルの私の部屋へ「結婚の報告」に来る。
4月14日(土)午前9時に結婚式をするとのこと。
THUYさんは、「子どもの家」の第1期生である。
現在24歳。「子どもの家」に入り、途中で父親が出現。
ホーチミン市へ連れて行くが、父親は行方不明となり、
THUYさんは、大変な苦労をする。18歳頃、ホーチミン市
から「助けて欲しい」との手紙が私の所に届き、「子どもの家」に
再度呼び戻す。その後、「子どもの家」で成人し、
料理の勉強をしたいとのことでハノイの料理学校へ行かせる。
料理学校を卒業し、フエで料理の仕事をしたいとのことだったので、
知り合いのフォンザンホテルの社長にお願いし、フォンザンホテルの
厨房で仕事を始め、今日に至る。現在は、経験も積み、
かなりの給料をもらうようになった。旦那になる人は
オートバイの修理工で25歳。
日本でTHUYさんを応援している中野亜里先生から
預かった結婚祝い品と手紙を手渡す。
こうして10数年間かけて一人の人間の成長を見守り、
結婚をするまでに至ったことは、嬉しいことである。
海外支援・ボランティアの一番の喜びと言っても良いのでは
ないだろうか?
ただ、お金や物を上げるだけの支援ではなく、人間を育てる、
一人の人間でも「自分の力で仕事をして生きてゆく人間を育てる」
ことの重要さを改めて感じた。4月14日の結婚式には
バオミンさん、「子どもの家」スタッフと共に参加することにしている。

午後4時、ベトナム事務所へ。いつくかの問題をバオミンさんと
打ち合わせ。

午後5時半、久しぶりの日本料理店での夕食。
子どもたちや日本人スタッフと夕食を食べる。
警備員のリー君はこの数日顔を見せない。
家で寝ているとのこと。何かあったのか?
それとも「さぼり癖」が出たのか?


ベトナム事務所など関連のメールの受信が出来ない。
時々、1~2通受信するが、99%のメールは、
返送されてしまう。特に海外からのメールは
ほとんど返送され、ベトナム事務所では受信できない。
プロバイダーが意識的に操作していることが分かる。

投稿者 koyama : 2007年04月12日 13:48

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